発売日 2013/05/29 判型 四六変型判 ISBN 978-4-336-04841-7 Cコード 0097 定価 2,640円 (本体価格2,400円) 人生とは神々を楽しませるための見世物にすぎない――幻影の土地に生まれた真の幻想作家ビオイ=カサーレス、本邦初の短篇集。愛の幻想、もう一つの生、夢の誘い、そして影と分身をめぐる物語。 ――ぼくはずっとパウリーナを愛していた。二人の魂は結びついていた、そのはずだった……代表作となる表題作をはじめ、バッカス祭の夜、愛をめぐって喜劇と悲劇が交錯する「愛のからくり」、無数の時空を渡り歩き無数の自己同一性を生きる男の物語「大空の陰謀」など、ボルヘスをして「完璧な小説」と言わしめた『モレルの発明』のビオイ=カサーレスが愛と世界のからくりを解く十の短篇。本邦初のベスト・コレクション。 《明晰でしかもとらえがたい曖昧さをたたえた文体、意想外の展開
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