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ブックマーク / call-of-history.com (5)

  • 圧巻の織田信長キャラ703名総覧『信長名鑑』(姫川榴弾 著)感想 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    世の中、右を向いても左を見ても織田信長で溢れている――戦国乱世を切り拓く合理主義的改革者だったり、恐怖で支配する残虐な殺戮者だったり、第六天魔王を称するこの世の者ならざる怪物だったり、タイムスリップしてきた女子高生ヒロインと恋に落ちるオレ様イケメンだったり、グラマラスでセクシーなツンデレ美少女だったり――そんな織田信長をモデルとしたキャラクターを、十六世紀の歴史的な肖像画からソーシャルゲームまで585作品703名、整理分類し一覧にしたのが書です。素晴らしい労作と言わざるを得ない。 大河ドラマ・時代劇等実写映像作品、キャラクターイラストが掲載されていない小説歴史研究書などは対象外なので、アニメ、ゲーム漫画ライトノベルなどサブカルチャーの中で”描かれた”織田信長がまとめられています。 年代別リストとあわせて「深掘り織田信長」として「創作物の信長キャラクター分析」「信長登場作品が多い理由

    圧巻の織田信長キャラ703名総覧『信長名鑑』(姫川榴弾 著)感想 | Call of History ー歴史の呼び声ー
  • イラク北部でダムの水が引き約3400年前のミタンニ帝国の宮殿遺跡が発見

    2019年6月27日発表のテュービンゲン大学プレスリリースによると、2018年秋、イラク北東部クルディスタン地域にある、ティグリス川東岸のモスル・ダム(1980年建設)の貯水池の水が引いたところ、青銅器時代の宮殿が発見された。考古学的に非常に重要な発見として海外でもCNN、BBC他各ニュースで報じられている。 動画:テュービンゲン大学/ Eサイエンスセンター制作 クルド人実業家の資金援助を受けてドイツ・テュービンゲン大学とクルディスタン考古学機構(Kurdistan Archaeology Organization (KAO))の合同チームが調査を行い、同宮殿(ケムネ宮殿”Kemune Palace”)が紀元前15世紀から14世紀にかけてメソポタミア北部とシリアの大部分を支配していたミタンニ(ミッタニ)帝国の時代にさかのぼることができることが判明した。 クルド人考古学者ハサン・アフメド・カ

    イラク北部でダムの水が引き約3400年前のミタンニ帝国の宮殿遺跡が発見
  • 良作の予感「エーゲ海を渡る花たち」少女二人の中世ヨーロッパ旅行漫画開幕!

    エーゲ海を渡る花たち | 妹を探すため、ふるさとのクルムへと戻りたいオリハと、その旅に同行したいリーザ……ふたりの旅が今始まる! 15世紀半ばのイタリア・フェラーラにて、世界を旅することを夢見る少女・リーザは、クルム(現クリミア)から来た少女・オリハと出会う。妹を探すため、ふるさとのクルムへと戻りたいオリハと、その旅に同行したいリーザ……ふたりの旅が今始まる! 公式ページ・ストーリーより 8月22日に第一話が公開されたばかりの新作ですが、とても面白かったです。主人公の一人リーザ・ロセッティが旅することを夢見る通称「跳ねる嬢(インペンナータ)」と呼ばれるおてんばな商家の娘、もう一人のクルム(クリミア)からイタリアへと紆余曲折を経てたどり着いた物静かで思慮深そうなスラブ系少女オリハが出会い、心打ち解けて旅立とうという第一話でした。舞台となる中世後期のイタリア都市フェラーラの観光案内やメシ、そし

    良作の予感「エーゲ海を渡る花たち」少女二人の中世ヨーロッパ旅行漫画開幕!
  • 「お前らジャンヌ・ダルクと一緒にいてムラムラしないの?」と聞いてみた結果

    「尊い・・・」ってなる、という記録が実際残されている。 記録を残しているのはゴベール・ティボーという準騎士で1429年三月二十二日、神学者のピエール・ド・ヴェルサイユの共としてジャンヌ・ダルクと面会したことがある人物である。彼はのちに兵士たちに率直に尋ねてみたのだそうだ。「お前らジャンヌ・ラ・ピュセルと一緒にいてムラムラしないの?」と。そしてそのやり取りを以下の通り書き残した。 「軍隊においては、彼女はいつも兵士たちと行動を共にしていた。ジャンヌと親しかった者の多くから直接聞いたことだが、彼女に対して彼らが肉欲を感じることは金輪際なかったという。それはどういうことかというと、彼らが彼女に欲情を抱くことはままあったにせよ、どうしてもそれ以上の挙に出ることはできなかったので、彼らは彼女を欲望の対象にすることは不可能だと信じこむようになっていた。仲間同士で、肉欲を満たし、快楽を刺激するような話を

    「お前らジャンヌ・ダルクと一緒にいてムラムラしないの?」と聞いてみた結果
  • 「アンネの日記」真贋論争~偽書説が科学的検証を経て否定されるまで

    「アンネの日記」が何者かの手によって都内図書館で多数破られているというニュースが次々と報じられている(2014年2月)。サイモン・ヴィーゼンタール・センターによる批判を皮切りに海外メディアでも報じられて、国際問題の様相すら呈しつつある。 この事件については当局の適正な捜査を見守るだけだが、これを切っ掛けにふと「アンネの日記」を色々と検索してみると、未だにアンネの日記偽書説がインターネットに広がっているようだ。え?今更?としか思えないのだが、結論から言うと「アンネの日記」は1981年にオランダ国立戦時資料研究所とオランダ国立法科学研究所による科学的調査の上でアンネ・フランクが書いたものと確定している。この件、日ではwikipediaに軽く触れられている程度で、インターネット上にはテキストが見当たらないので、これを詳説したオランダ国立戦時資料研究所編「アンネの日記 研究版」(絶版)をもとに改

    「アンネの日記」真贋論争~偽書説が科学的検証を経て否定されるまで
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