2つぐらい前の号の『AERA』(1308号)の表紙が満島ひかりだったので購入。 巻頭にあった短いインタビューにしびれる。 満島「お芝居をする仕事って,よくないと思っているんです。自分本人として生きない時間がある。作られた関係性の中にいる。家族やご先祖様に対して申し訳ないという気持ちを持ってるんです」 満島「こういう女優になりたいというのはだんだんなくなって。いまは,たくましい女性になりたい」 はっきりいって満島ひかりの感覚はぜんぜん共感できない。 けど,その感じにしびれる。 自分のなかをくぐった新しい言葉を吐いてる感じ,しびれる。 『おひさま』の育子も『それでも,生きてゆく』の双葉も, 満島ひかりのなかをくぐった人物像だったように思うし, これまでのぼくたちが知らない人物像だったようにも思う。 それこそ,新しい言葉を吐いていた。 そういう演技は「うまさ」でもって評価されるものではないのかも