そうです。後鳥羽上皇は蹴鞠を大層お好みになられ、「此道このみちの長者ちょうじゃ」と称せられるほどの実力者でした。蹴鞠の基礎も築かれています。 蹴鞠は何人でプレーするものなのでしょうか? 正式には8人で行いますが、場所などの関係で6人で行うこともありますし、人数が少なければ4人で蹴ることもあります。人数が減るほどに動く範囲が増えますので、くたびれますね(笑)。蹴鞠をする人のことは、鞠足まりあしと称します。 蹴鞠を行う場所のことは鞠場まりば、鞠庭まりにわなどと称しますが、鞠場は建物の南側に作るのが良いとされ、1辺が7間けん(およそ12.7m)になります。そして、その内側には四方に木を植えます。これを懸かかり、あるいは、式木しきぼく(四季木)というのですが、松、桜、柳、楓かえでの木を植えるんですね。松は冬、桜は春、柳は夏、そして、楓は秋を表します。式木の間の距離は2丈3尺(およそ7m)くらいです