ソフトバンクの次期監督に小久保裕紀2軍監督(52)が就任することが16日、分かった。2年契約が満了した藤本博史監督(59)は今季限りで退任する。3年連続でリーグ優勝を逃し、クライマックスシリーズ(CS)でもファーストステージでロッテに敗退。来季以降の巻き返しを目指し、1999年のダイエー初優勝からチームの「顔」として常勝軍団を築き上げた「ミスター・ホークス」に再建を託す方針を固めた。 3年続けてオリックスの後塵(こうじん)を拝し、CS突破から日本一へと下克上の道も断たれた。オフには近藤、オスナ、有原ら総額75億円とも言われる超大型補強を断行。交流戦明けは首位争いを繰り広げたが、7月に球団54年ぶりとなる12連敗を喫し、オリックスの独走を許した。3連覇を果たしたオリックスに15・5ゲームの大差をつけられ、レギュラーシーズンは3位。球団は監督の交代を決断した。 新監督に就任する小久保2軍監督は