フランス北西部ブルターニュ地方のカルナックにある巨石群「カルナック列石」(2015年7月29日撮影、資料写真)。(c)Fred TANNEAU / AFP 【6月9日 AFP】フランス北西部ブルターニュ(Brittany)地方のカルナック(Carnac)で、7000年前のものとみられる「メンヒル」と呼ばれる石の遺構39個が工具店建設のために破壊されたとして、地元考古学者が怒りの声を上げている。 破壊されたのは高さ50センチ~1メートルの石で、観光名所となっている巨石群保護区の近くに位置していた。この土地では、昨年8月にカルナック市長室から建設許可を得た工具店チェーンのミスター・ブリコラージュ(Mr. Bricolage)が店舗の建設を進めている。 オリビエ・ルピック(Olivier Lepick)市長はAFPに対し、「法律に従った」と主張。着工前にこれらの石を調査したところ、「考古学的価値