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ブックマーク / www.nippon.com (10)

  • オホーツク世界と日本

    北海道のオホーツク海地域は18世紀後半から19世紀初めに日歴史に登場する。だが、それ以前にもアイヌやツングース系の人びとの豊かな歴史があった。 北海道のオホーツク海地域、すなわちオホーツク世界が日歴史に登場するのは、18世紀後半から19世紀初めにかけて、千島列島を南下して来たロシア人とそれを排除しようとした日人の間に衝突が頻繁に発生した以降のことである。しかしながら、北海道に居住していたアイヌ民族は13世紀ごろから北はサハリンに、東は千島列島からカムチャツカ半島に進出して北方の諸民族と交易や交流を展開していた。 アイヌ民族のサハリン進出――13世紀―― 図1  『元史』巻5、フビライ統治期の至元元年(1264年)11月、骨嵬を征討した記事(右から4~6行目)が記載されている。 1263年11月に、モンゴル帝国の第5代皇帝フビライはアムール川下流域を支配下に組み込むと、そこに居住し

    オホーツク世界と日本
  • 少女マンガのパイオニア・水野英子―82歳の「異端児」がどうしても伝えたいこと

    手塚治虫に見いだされ、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、藤子・F・不二雄らと共に、マンガ表現の地平を切り開いてきた水野英子さん。スケールの大きな物語と斬新な描写で人気を誇ったが、70年代以降、激変する業界の中で、働く“シングルマザー”として険しい道のりを歩んできた。その功績がいま再評価されている水野さんに、これまでの軌跡を聞いた。 水野 英子 MIZUNO Hideko 1939年生まれ。少女マンガ家の草分け的存在で、東京・豊島区のトキワ荘で若き日を過ごした日の代表的マンガ家たちの中の紅一点。55年デビュー。代表作に『星のたてごと』『白いトロイカ』など。1970年『ファイヤー!』で小学館漫画賞、2010年日漫画家協会賞・文部科学大臣賞。 手塚治虫の『漫画大学』に衝撃 水野さんが生まれたのは漁港の街、山口県下関だ。満州にいた父親は終戦後の混乱で行方不明になり、母親の実家で育った。その母も早く亡く

    少女マンガのパイオニア・水野英子―82歳の「異端児」がどうしても伝えたいこと
    Louis
    Louis 2022/12/07
  • ワイヤレスイヤホンの落下増加で「回収専用の掃除機ノズル」を開発…仕組みをJR東日本に聞いた

    Louis
    Louis 2022/07/07
    #ひるおび で紹介されてたJR東日本がパナソニックに開発を依頼したワイヤレスイヤホン回収専用の掃除機ノズルってこれか。2020年からあったんだ、今に至るまで池袋駅限定なのも興味深い。
  • 創業以来最大の赤字:朝日新聞社で今、何が起きているのか

    インターネットの普及で紙媒体の衰退が著しい。中でも新聞業界の苦境は深刻だ。業界の雄として長年君臨してきた朝日新聞社とて例外ではない。2020年度決算では創業以来最大となる大赤字を記録、早期退職者の応募には数多くの社員が応じるなど、かつてない激震が築地社を襲っている。一体、朝日新聞社の中で何が起きているのか。同社OBがその内幕を明かす。 デジタル化の波に乗り遅れた朝日 朝日新聞社に「エー・ダッシュ(A’)」という社内報がある。季刊で発行される60ページほどの冊子だ。新規事業の説明や職場の話題などが紹介されている。2021年の夏号は、新聞の電子版など同社が力を入れるデジタル事業の特集を組んでいるが、時代の波に翻弄(ほんろう)される大手プリントメディアの苦悩や窮状が紙背からじわりとにじみ出す内容になっている。 社内報の冒頭は、新社長が21年6月の株主総会に報告した20年度決算や個別の事業報告に

    創業以来最大の赤字:朝日新聞社で今、何が起きているのか
    Louis
    Louis 2022/02/21
    「報道内容が政権批判に徹し」と朝日批判してる人、ツイッター上でも散見されるけどまともに起訴された大臣クラスの不祥事が河井克行くらいの中で何言ってるの?って思う
  • 本好きが暮らす西荻窪で生き残った最後の書店-東京「今野書店」

    コロナの時代、は人に求められている。書店の社長は、そのことを実感したという。小さな総合書店に選書力を加味したハイブリッドで活路を見出した、52年の物語。 あたたかにきらめく空間 緊急事態宣言が解除されるという日の午後。向かったのは、JR中央線の荻窪駅と吉祥寺駅の間、西荻窪駅界隈の商店街だ。小さな居酒屋やレストラン、バーが軒を連ねる。商店街といっても地域のバスが走り、街路灯に昭和の風情が残る。商店街の入り口、ビルの1階に今野書店の緑の看板が見えた。 華やかなファッション誌の表紙がずらりと並び、ときめきを誘う。右手には賞にノミネートされた文芸作品を始め、話題のが積み上がる。新しい独特の匂いを漂わせている。 オレンジ色の照明、低い音で流れるジャズ、音が響かないカーペットの床。アクリルや白の展示棚はあたたかな空間に透明な輝きを加えている。 あちこちの棚の前で客がを読みふけり、レジ前にはソ

    本好きが暮らす西荻窪で生き残った最後の書店-東京「今野書店」
    Louis
    Louis 2020/06/29
  • 天下統一を夢見た織田信長

    群雄割拠の戦国時代から安定した社会へと変わる激動の歴史の中心にいた、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。著名な歴史作家である筆者が、三英傑の人生をたどりながら、当時の日社会の特徴を解説する。初回は、短期間で領土を拡大し、天下統一を成し遂げようとした織田信長を取り上げる。 戦国大名の登場 織田信長が生まれた天文3年(1534年)。この頃は、戦国時代のまっただ中であった。享徳3年(1454年)には、東国を支配する鎌倉府の長官・鎌倉公方の足利成氏が、補佐役の関東管領・上杉憲忠を殺害したことをきっかけに鎌倉府が機能しなくなり、東国では30年近くにわたって内乱が続き、そのまま戦国時代へと突入した。 一方、西国でも応仁元年(1467年)、将軍足利義政の跡継ぎや管領家(将軍の補佐役)の家督相続をめぐって守護大名たちが2つに分かれて京都で戦いを始めた。この応仁の乱は11年の長きにわたって続き、幕府の力は山城一

    天下統一を夢見た織田信長
    Louis
    Louis 2020/01/07
    これ、河合敦先生の頭の旧さのみならずこのメディアの傾向にも問題があるような
  • 一人親貧困率ワースト1、特異な日本型賃金-子どもの貧困の実相(下)

    「子どもの貧困」は一人親家庭の経済問題と言える。離婚自体が珍しくなくなっている中で、日の一人親貧困率が主要国ワースト1に陥っている背景には、世界的にも特異な賃金体系の存在がある。 パートの壁 「OL時代のキャリアに自信があり、子が親離れしたら正社員として再就職し、子どもも大学に行かせたい」と話すのは、東京都狛江市に住む38歳の太田真弓さん(仮名)。中にはこのような前向きなシングルマザーもいるが、働く母親の多くはパートから抜け出せず低賃金の固定化に苦しんでいる。 首都圏に住む40代の若狭綾香さん(仮名)は離婚後、自ら働かざるを得なくなって、家計の収入減にがくぜんとした。前夫の年収は多い時で600万円あったのに対し、パートで福祉関係の仕事をする現在の年収はおよそ250万円(児童手当や児童扶養手当などの社会手当を含む)。 大卒男子の正社員よりも「よほど仕事をしている」との自負があり、職場でも賃

    一人親貧困率ワースト1、特異な日本型賃金-子どもの貧困の実相(下)
    Louis
    Louis 2019/11/02
  • 足りない法廷通訳人:過重な負担でなり手減少

    語を理解しない外国人が法廷に立つ際に不可欠な法廷通訳人。国際化の進展に伴いニーズが高まっているが、なり手は逆に減っている。経験者を対象に行った調査をもとに、通訳人の現状と課題を明らかにする。 5年で200人も減少 2017年、訪日外国人は年間2800万人を超え、在住外国人も250万人を突破した。人が増えれば事件や紛争も起こる。その結果、被告人や証人など、外国人の訴訟関係者が法廷に立つ機会が増えている。 国際人権規約および刑事訴訟法により、日語を解さない被告人や証人には国費で通訳人が雇われる。会議や医療の通訳とは違い、法廷通訳人は法で定められた存在であり、通訳人不在では開廷できない。 しかし高まるニーズに対して、法廷通訳人の数が不足している。最高裁判所発行の冊子『ごぞんじですか法廷通訳』(18年1月)によると、16年に要通訳刑事事件で判決を受けた被告人は2624人(68カ国)と増加傾向

    足りない法廷通訳人:過重な負担でなり手減少
    Louis
    Louis 2018/05/23
    日本の司法の現場はなぜここまで杜撰なのだろう
  • 『BRUTUS』台湾特集表紙問題:台湾人が不満を感じた理由 | nippon.com

    7月15日に発売された日の雑誌、『BRUTUS(ブルータス)』台湾特集号の「表紙」が台湾メディア上で「炎上」と言っていいほど大きな話題になった。 この騒動の前提として、『BRUTUS』はすでに流行に敏感な台湾の人たちから格別な支持を受けていたことがある。台湾の書店やカフェ、クリエイターの手元には必ずと言っていいほど置いてあるこの雑誌は、若い世代の台湾カルチャー、つまり日や米国・欧州の文化を吸収しながら「台湾文化とは何か」を考えつつけん引してきた世代にとって、なくてはならない雑誌で、だからこそこれだけ注目が集まったと言えよう。 「街の表情」を巡り賛否両論表紙は台南の有名な美街である「国華街(グオホアジエ)」の路上写真。 これまでの日の雑誌の台湾特集では、あくまでも主役は「べ物」や「街の雑踏の中にいる人物」だったが、今回の主役は「街の表情」そのものである。 台湾で論争の発端となった意

    『BRUTUS』台湾特集表紙問題:台湾人が不満を感じた理由 | nippon.com
    Louis
    Louis 2017/08/27
    「日本人が台湾に感じる懐古趣味に注意」
  • 「いま小説にしかできないこと」作家・平野啓一郎

    世界屈指のブックフェアとして知られるパリの「サロン・デュ・リーブル」が3月16日から19日に開かれる。32回目の今年は、15年ぶりに日が招待国となり作家20人が招かれている。招待作家のひとり、小説家の平野啓一郎さんに話を聞いた。 平野 啓一郎 HIRANO Keiichirô 1975年、愛知県に生まれ、2歳から18歳まで福岡県で育つ。京都大学在学中の1998年に執筆した処女作の『日蝕』で翌年の芥川賞を受賞。以後コンスタントに小説を発表し続ける。近作に『決壊』(2008年)、『ドーン』(2009年)、『かたちだけの愛』(2010年)。現在マンガ雑誌「モーニング」(講談社)に『空白を満たしなさい』を連載中。2002年には、19世紀のパリを舞台にショパン、ドラクロワらの人間模様を描いた『葬送』を刊行。2005年に文化庁の文化大使としてパリに1年間滞在、2011年度フランス観光親善大使に任命さ

    「いま小説にしかできないこと」作家・平野啓一郎
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