チャーハン症候群(チャーハンしょうこうぐん、英語: fried rice syndrom)とは、セレウス菌感染症による食中毒の症状をSNSなどで指す用語[1][2]。医学用語ではない。 料理を調理後に室温で長時間放置してセレウス菌が増殖したことが原因となる食中毒を指す表現である[1]。パスタやチャーハンが原因となる事例が多いため、「チャーハン症候群」と呼ばれる[3]。なお、セレウス菌はパスタやチャーハンでのみ繁殖するわけではなく、チーズ、肉、スープ、離乳食、果物、野菜などでも繁殖する[4]。 セレウス菌による食中毒はチャーハン、ピラフ、パスタ料理、焼きそばなどが代表的な原因食品として挙げられている[2]。セレウス菌は、調理後に室温で長時間放置することで増殖するが、食品にセレウス菌が増殖しても見た目やにおいの変化がない[1][2]。さらには、セレウス菌は再加熱しても死滅しない[1][2]。こ