日本スケート連盟は20日に開いた理事会で、来季の強化選手を決めた。最高ランクの特別強化選手は、フィギュアが浅田真央(中京大)ら7人。スピードは8人で、世界距離別選手権の男子五百メートルで2位になった加藤条治(日本電産サンキョー)を特別強化選手Aとした。 スピードの特別強化選手は、加藤とそれ以外の選手に実績の差があることから、A、Bのランク別にした。自転車に挑戦中の田畑真紀(ダイチ)は強化選手を外れた。フィギュアの特別強化選手は、25日に開幕する世界選手権(モスクワ)の男女代表各3人と羽生結弦(ゆづる)=宮城・東北高。鈴木明子(邦和スポーツランド)、村主章枝(陽進堂)は特別強化選手から外れた。 また、スピード、フィギュア、ショートトラックの3部門の強化を統括する「強化本部」の設立も決まった。委員長に橋本聖子会長が就き、14年ソチ五輪に向けた横断的な強化態勢を構築する。【芳賀竜也】