浅田真央(前列左から2番目)、高橋大輔(後列左から2番目)がともに2季ぶり5度目の優勝を果たした全日本選手権。浅田は3月の世界選手権で、2008年、2010年に続く3度目の優勝を狙う 「悔しい」 何度も同じ言葉が飛び交った。 年末の12月23日から25日まで行なわれたフィギュアスケートの全日本選手権は、それがキーワードであるかのような大会となった。 特に男子では顕著に表れた。 全日本選手権は、世界選手権あるいはオリンピックなどの日本代表選考がかかる戦いとして実施されている。その重圧と緊張は計り知れない。例えば、小塚崇彦はかつて、「魔物がすんでいる」と表現したこともある。それは毎年、かわらない。 そうした大会の男子で優勝したのは高橋大輔だった。ショートプログラムの驚異的な滑りとは対照的に、フリーではジャンプで3度転倒し、不本意な滑りに終わったが、ショートプログラムの貯金をいかしての優勝である
その強さに、心から敬服した。フィギュアスケートGPファイナル(カナダ・ケベック)に出場した日本男女3選手が13日、成田空港に帰国した。母匡子(きょうこ)さん(享年48)を肝硬変で亡くした浅田真央(21=中京大)が、全日本選手権(23日開幕、大阪・なみはやドーム)への出場を表明したことに、全員が「本当に強い」と口をそろえて、心情を思いやった。 復帰を望んでいた高橋大輔(25=関大大学院)は「彼女の強さをまた見させてもらった気がする。やっぱり、彼女がいないフィギュアスケートはなんか変なので。僕自身も見られてすごく幸せ」と心から喜んだ。鈴木明子(26=邦和スポーツランド)も「また全日本で彼女と一緒に滑れることが、すごくうれしい」と歓迎し、17歳の羽生結弦(東北高)は自分の経験から「親族が亡くなることは本当につらく、苦しいこと。その中でもすぐに全日本で戦っていける強さは、本当にすごいです」。 3人
[フィギュア]大輔、全日本出場表明の真央にエール「戻って幸せ」 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルに出場した日本勢が13日、開催地のカナダ・ケベックから帰国、成田空港で会見した。9日に母・匡子(きょうこ)さん(享年48歳)を亡くした浅田真央(21)=中京大=の全日本選手権(23日開幕、大阪)出場表明を受け、男子2位の高橋大輔(25)=関大大学院=らは「戻ってきてくれて幸せ」と歓迎。真央を勇気づけた。 みんなが真央の復活を待っていた。涙をふいて立ち上がろうとしている21歳に、仲間が温かい言葉を贈った。真央が不在の中、ファイナルで戦った日本勢は午後、ウエアの胸元に匡子さんをしのぶ喪章をつけて帰国した。女子で自己最高の2位に入った鈴木明子(26)=邦和スポーツランド=は、真央の全日本出場に「ものすごく強いなと思う。一緒に滑れることがうれしい」と喜んだ。 真央はカナダで母の容体が急変
Canada’s Patrick Chan repeated as the Grand Prix Final Champion in an exciting Men’s event at the ISU Grand Prix of Figure Skating Final on Saturday. Daisuke Takahashi of Japan rallied back from the short to take the silver, while newcomer Javier Fernandez of Spain confirmed his rise this season with the bronze medal. Chan was a little off on his quad toes, stumbling on the first one and putting d
2011年のグランプリ・ファイナル。男子シングルは前日の公式練習から、普段の試合とは少し違う空気が流れていたかもしれない。 ミハル・ブレジナ(チェコ)、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)、そして羽生結弦(東北高)と、初出場の3人が名うての4回転ジャンパー。彼らを中心としたジャンプ合戦でまず火花が散り、プログラムも振りやジャンプを抜かずにフルで滑リ通してしまう選手が続く。まるで試合前の6分練習が延々続くように、前日練習にしてはかなりヒートアップ。そしてまだシーズン前半の折り返し地点であるファイナルらしくもない、異様な熱気が渦を巻いていた。若手3人の「ここで名前を上げたい!」という闘争心に引きずられるように、全選手が練習から全力で戦っていたこの日――この時点での、日本選手ふたりのコメントが面白い。 「ここにいられるだけで光栄な試合、ファイナル。今日の僕は、この雰囲気に飲まれるような練習を
フィギュアスケートのGPファイナルは8日、カナダ・ケベックの本番会場で公式練習が行われ、男子は6選手が勢ぞろいした。 高橋大輔(25=関大大学院)は4回転トーループを鮮やかに決めたが、その後に臨んだ4回転フリップは1度も成功することができずに、開口一番「全然ダメですね」と苦笑い。時差ぼけがまだ直っていないようで「その中では結構できたし、明日(ショートプログラム)は集中してやっていきたい」と話した。 羽生結弦(17=東北高)は、前日は成功確率の高かった4回転ジャンプが思うように決まらなかった。ほかの上位選手とそろって滑ったこともあり、緊張が高まった様子。「勝ちたい気持ちはあるけど、自分の中では挑戦。今日のように雰囲気にのまれることのないようにしたい」と言い聞かせていた。
11月のグランプリ(GP)シリーズNHK杯で優勝、高橋大輔(関大大学院)は2005~06年トリノ五輪シーズンから、ケガをした08~09年シーズンを除き、通算6回目のGPファイナル(9日から、カナダ)進出を決めました。25歳はフィギュア界ではベテランですが、「自分ではベテランという感じはしない。去年より、(気持ちも体も)すげえ若いです。若い選手にはまだまだ負けません」と話しています。昨季の自分は「ご隠居さん」
今シーズン、NHK杯で優勝した高橋大輔とロシア杯で優勝した浅田真央。現王者、現女王ではないが、そのポテンシャルはまだまだ世界一のレベル。ファイナルでの頂点を期待したい 今季のGPシリーズは、6戦目のロシア杯まで目が離せない展開となった。 男子でこの大会にGPファイナル進出がかかっていたのは、ジェレミー・アボット、ハビエル・フェルナンデス、羽生結弦の3人。そのほかにすでに進出の決まっていたミハル・ブレジナ、たとえ優勝してもファイナル進出は無理だったアルトゥール・ガチンスキー(ロシア)など、他にも表彰台にのる可能性の選手はいた。 この戦いで、優勝を射止めたのは16歳の羽生結弦だった。 中国杯で4位だった彼にとって、ファイナル進出のチャンスは優勝以外ない。そんな追い詰められた状況で、みごとにロシア杯のタイトルをもぎ取った。 初めて上がるシニアGP大会の表彰台でいきなり真ん中に立つとは、やはり並の
フィギュアスケートのグランプリ・ファイナルは7日、カナダ・ケベックの本番会場で公式練習を行った。 本番リンクで初滑りした高橋大輔(25=関大大学院)はまずまずの手応えを得ていた。「結構好きな氷。感触はかなり良かった」とうなずいた。 この日は片手こそついたものの、4回転トーループで1度、着氷した。公式練習初日に決めたのは久々で「自分でもびっくり。でも、僕のトーループはすぐに消えるので、何とも言えないですけど」と笑った。 今季はショートプログラム(SP)から4回転ジャンプを跳ぶ選手が増えて、例年にないハイレベルな争い。「ほかのジャンプができてからの話ですが、お互いにパーフェクトな演技をしたときに、4回転がないと優勝できない。今回はSPで跳ぼうと思っている」と、SPで4回転に挑戦することを示唆した。
[フィギュア]大輔、現役続行は口が滑っちゃった…スケートカナダ 高橋はインタビューに身ぶり手ぶりを交えて答えた フィギュアスケートのGPシリーズ第2戦・スケートカナダは28日、当地で開幕する。昨年のバンクーバー五輪で銅、トリノ世界選手権で金メダルを獲得した日本男子のエース・高橋大輔(25)=関大大学院=が大会を前にスポーツ報知のインタビューに応じ、燃え尽き症候群に陥ったことや、昨季限りでの引退も考えながら現役続行を決断した思いなどを明かした。 世界王者として臨んだ昨季、高橋は主要大会のタイトルを逃した。 「バンクーバー五輪で銅メダルが取れて、トリノ世界選手権でまさかの金メダルが取れて、やりきった感があった。たくさんの方にも褒めていただいて、甘えたままシーズンに入ってしまった」 気持ちが浮つき、スケートに集中できない自分がいた。 「試合に行ってもモチベーションが上がらなかったり、練習にもあん
フィギュアスケートの2011〜12年シーズンが、21日開幕のグランプリ(GP)シリーズ初戦、スケートアメリカで本格的に幕を開ける。06年トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんが「五輪シーズンに、急に現れても活躍はできない。今季のメンバーが14年ソチ五輪を争うことになる」と話すように、次の五輪を占う上でも重要なシーズンだと言っていい。 ■高橋、基礎から徹底見直し 注目は、日本男子として初めて10年バンクーバー五輪でメダル(銅)を獲得し、続く世界選手権で金メダルを取った高橋大輔(関大大学院)の復活だ。昨季はGPシリーズ2戦で2勝しながら、GPファイナルは4位。「何かしっくりこなかった」と話し、全日本選手権は3位、連覇を狙った世界選手権でも5位とふるわなかった。しかし今季は、本人が「ソチまでやると決めたから、逆算してどう戦っていくか」を考えてのシーズン。オフにスケーティング技術を中心に基礎から徹底
10月2日に行われた日本人選手たちの記者会見。浅田真央(前列右)は3年ぶりのGPファイナル進出を狙う。浅田にとっての初戦となるNHK杯は11月11日からスタート 10月21日から行なわれるスケートアメリカで、フィギュアスケートのグランプリシリーズが幕を開ける。いよいよ新しいシーズンの始まりである。 五輪中間年にあたる今シーズン、選手たちは2014年のソチ五輪を意識しつつ、思い思いのテーマを描いて、取り組んでいくことになる。 今年4月の世界選手権で銀メダルを獲得した小塚崇彦は、ショートプログラムに「インナーアージ」、フリーに「ファンタジア・フォー・ナウシカ」で臨む。 オリンピックの年だった2009-2010年のシーズンから、音を表現することにこだわりを見せていた小塚は、こう語る。 「音じゃなく、もっと細かい音符を感じていけたらと思っています。具体的には、自分の中で感じることを表に出すことがな
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