1830年代、麻酔が発見されるまでの手術現場は、地獄のありさまだった。 痛みのためにショック死する者や自殺する者も多かった。 だが、麻酔のおかげで医療技術は飛躍的な進歩を遂げ、数多くの命を救うことになった。 まさに世紀の大発見、にもかかわらず麻酔の第一発見者、 アメリカの歯科医、ホレス・ウェルズを知る人はほとんどいない。 1844年のある日、ウェルズは奇妙なイベントにふと足を止めた。 それは、笑気ガス吸入の実演会。 当時、笑気ガスとも呼ばれていた亜酸化窒素。 これを吸うと、急に暴れだしたり、踊りだしたりすることが知られており、その滑稽なふるまいを楽しんでいた。 亜酸化窒素を吸ったある男は何度も椅子に足をぶつけて出血。 しかし、男はそのことに全く気づいていなかった。 ウェルズ「(もしかして・・・これを使えば痛みなく虫歯を抜けるんじゃないか・・・)」 ウェルズは自ら実験台になり亜酸化窒素を吸入
![麻酔の第一発見者の悲劇:ビーバップハイヒール【2019/10/31】 | 何ゴト?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/561e98fb677c910c47a6a9c8cf157c9bc572c444/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.nanigoto.net%2F%3Fu%3Dthumbnail_t.jpg)