キューバ・マヤベケ県にある「ハバナクラブ」の蒸留所(2018年3月15日撮影)。(c)AFP PHOTO / YAMIL LAGE 【4月30日 AFP】これは所有権、遺産、革命、そしてラム酒をめぐる壮大な闘いだ。 ここ数十年、ラム酒の製造販売を手掛けるバカルディ(Bacardi)とペルノ・リカール(Pernod Ricard)は、どちらの商品が真の「キューバン・ラム」なのかを争っている。双方とも、キューバとの強いつながりを主張し、最も有名なブランドである「ハバナクラブ(Havana Club)」の専有権利を求めているのだ。 この法廷闘争には、商標権と米国の法律だけでなく、ノスタルジーと喪失への深い感慨が関わっている。 バカルディは、自社が1994年に創業者一族のアレチャバラ(Arechabala)家から買収したオリジナルレシピに基づいて造る「ハバナクラブ」こそが本物であるというマーケティ
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