2004年1月、一般のブログ普及に先駆けて、公式ホームページ「La Valse de Miri」でブログ日記「名づけえぬものに触れて」の執筆を開始した芥川賞作家の柳美里氏。 現在もフォトログ「柳美里の今日のできごと」を日に何度も更新し、ブログ連載「柳美里 演劇カムバックサイト『青春五月党2007』」を執筆するなど、文芸作家の中で最もネットを駆使する柳氏を切り口に、インターネットが文学などのエンターテインメントにもたらした効用と変化について、短期集中で連載する。 まずは、柳氏にとって初のネット発書籍となる『名づけえぬものに触れて』(日経BP社)を糸口に、彼女とネットの関わりが作品や文学全体に与えた影響を語ってもらった。 (聞き手は、「日経エンタテインメント!」別冊編集長 小川仁志) 小川:まず、柳さんが、インターネットを始めたきっかけを教えてください。 柳:もともと機械は大嫌いだったんですが
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