心理学やカウンセリング、精神医学、哲学などに関連した“キーワード・専門用語”のブログです。“心理学用語事典・学術用語事典”を作成します。2017年4月の時点で“1500記事以上”の用語を解説しています。 ハイパーリアリズム(hyper-realism) 1960年代以降のアメリカ合衆国で、ポップ・アートの流行の後に登場した『リアリズム以上のリアリズム』を追求する写実的・具象的な芸術思潮を『ハイパーリアリズム(hyper-realism)』と呼んでいる。 ハイパーリアリズムは人体の解剖学的構造を精確に描こうとしたフィリップ・パールスタインの『ニューリアリズム』の影響も受けている。リアルの実物・写真に近づけるような『精度の高い現実描写』や『主観的なテーマ性(物語性)の否定』にその特徴がある。芸術作品としてカメラ撮影した写真も、フォトアートとしてハイパーリアリズムの一部と解釈される。 物理的現実