東京電力福島第一原子力発電所で、汚染水対策の要となっている、汚染水から放射性物質を取り除く設備で、3つある装置の1つが自動で停止し、東京電力が原因を調べています。 福島第一原発では、汚染水からほとんどの放射性物質を取り除くことができるとされる新たな処理設備「ALPS」が去年12月から3つある装置すべてで試験運転を始めていて、汚染水対策の要と位置づけられています。 ところが26日正午すぎ、運転中の2つの装置の1つで、汚染水を移動させるポンプを制御する装置の異常を知らせる警報が鳴り、ポンプが自動で停止しました。 東京電力は残る1つの装置で汚染水の処理を続けるとともに、トラブルの原因を調べています。 東京電力は来年3月までに福島第一原発のタンクの汚染水をすべて処理するため、ことし4月以降、ALPSを本格的に運転させたいとしていますが、先月も取り除いた放射性物質を保管する容器を運び出すクレーンが故