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ブックマーク / politas.jp (14)

  • 絶望してるけど投票には行く(能町みね子)|ポリタス 参院選2019――私たちの理由

    おそらくバブル体験組のあたりから、今の20代くらいの年代まで、世代内で政治に興味がある人が多数派だったことはないのではないかと思う。社会に対する怒りやら使命感のようなものを内に秘めつつも、周囲の目を気にしたり、あるいは環境が整っていなかったり、自分の生活で手いっぱいだったり、自分の考えに絶対の自信が持てなかったりして、思いをあらわにすることができない人はたくさんいるだろう。私も、社会や政治に全く関心がないというわけではなかったし、時に不条理なニュースを見て義憤のようなものに駆られることはあったけれど、積極的に現場に関わっていこうと思ったことは一度もなかった。20代の前半は投票にすら行っていない。 怒りだとか、使命感だとか、そういったものの発露を冷笑する空気が世間にはずっと流れている 怒りだとか、使命感だとか、そういったものの発露を冷笑する空気が世間にはずっと流れている。私自身もそれにどっぷ

    絶望してるけど投票には行く(能町みね子)|ポリタス 参院選2019――私たちの理由
    MIZ
    MIZ 2019/07/20
    “反逆こそクールなどと思っているわけではなく、権力に従順であることこそ愚、と思っている”
  • どん引きしている人へ――最低限の選挙マニュアル(舩橋淳)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか

    なぜ候補者はあんなに騒がしくがなり立てるんだろう? なぜ対立候補をあんなに腐すんだろう? なぜあんな表面的な言葉ばかりを並べるんだろう? そんな思いでテレビやネット上の選挙報道から距離を置いている人も多いのではないでしょうか。 候補者同士のせめぎ合いの情報収集を日々やっている人でないかぎり、ぱっと見で選挙報道や演説を眼にすると、この不自然なまでの「がなり立て」にどん引きしてしまう人も少なくないのでしょう。 そんな人が選挙をどう考えたらいいのか、簡潔に書きたいと思います。 1)まず世界的状況から 先日、イギリスではEUからの離脱が国民投票で過半数の賛成により、決定しました。 その最大の要因の一つは、EUの域外から流入し、税を納めることなくイギリスの生活保護などの福祉や教育のサービスを受ける移民・難民の問題でした。 イスラエルでは、パレスチナへの強行な爆撃を続ける右派のネタニヤフ首相が政権を握

    どん引きしている人へ――最低限の選挙マニュアル(舩橋淳)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか
    MIZ
    MIZ 2016/07/10
    “「うさんくさい」と感じるセンサーを十分に発揮してすること”
  • 憲法24条を「女だけの問題」にしてはいけない(深澤真紀)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか

    自民党や日会議が、憲法改正のとば口のひとつとして憲法24条に目をつけたのは、敵ながらうまいところをついていると思う。 まず24条は、9条に比べて話題になりにくいのだ。 たとえばYahoo!ニュースで「憲法24条」を検索すると、ニュースの数は28。一方の「憲法9条」は389で、14倍近い差がある(ともに2016年6月30日現在)。そもそも9条の内容を知らない人はいないだろうが、24条の内容を知っている人は多くないだろう。 家族と婚姻の基原則である24条改正の、どこが問題か では家族と婚姻の基原則である24条改正の、どこが問題か。現行憲法を見てみよう。 第24条 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基として、相互の協力により、維持されなければならない。 2 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、

    憲法24条を「女だけの問題」にしてはいけない(深澤真紀)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか
    MIZ
    MIZ 2016/07/08
  • まだ絶望していないあなたへ(森達也)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか

    子供のころから、ネガティブ思考においては誰にも負けない自信がある。 例えば夏休み初日の朝は目が覚めると同時に、「今日から夏休みが始まるのではなく最後の日なのだ」と思うようにしていた。つまり冷たい水を自分に浴びせるのだ。運動会のときには、短距離走で転んでビリになる自分を想像しながら走る順番を待っていた。大学受験の際にも、志望校はすべて落ちる状況をイメージしていた。できるだけ具体的に。そしてそのときの自分の心情を想像した。もしも「合格するかも」などの気持ちが湧いてきたら、あわてて必死に打ち消した。そんなことはありえない。すべては裏目に出る。好転することなど万に一つもない。絶対に思うようには進まない。 なぜなら最悪の事態をイメージしておけば、実際に最悪の事態になったときのショックが小さい。そしてもしも最悪の事態を回避することができたのなら、その喜びと安堵は、期待していない分だけとても大きくなる。

    まだ絶望していないあなたへ(森達也)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか
    MIZ
    MIZ 2016/07/05
    “対外的に強硬な政策は、危機意識を抱いた国民から熱狂的に支持されて、支持率を維持するために指導者はさらに強硬な政策を進め、やがて国は大きな過ちを犯す”
  • 参院選でどこに投票したらいいか迷う人へ(小熊英二)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか

    参院選で、どこに投票したらいいか迷う人へ。 いまの日は政党が多すぎて、どこに投票したらいいか迷うと思う。政党が二つで、政策の違いがはっきりしていればわかりやすいのだが、そうなっていない。 それでも今回の選挙は、比較的わかりやすくなった。政党が乱立しても、有権者が迷って投票率が下がるばかりで、いいことがないと政治家の方もわかったからだ。 今回は、「与党連合」と「野党連合」の二大陣営に分かれた。「与党連合」は自民党と公明党で、いま政権を担当している。「野党連合」は民進党と共産党が中心で、いま政権を批判している。ほかにも小さな政党がいろいろあり、それぞれがんばっているのだが、政党に詳しくない人は、とりあえず「二大陣営がある」とだけ覚えておけば間に合うと思う。 それでは、与党連合と野党連合は、どこが違うのか。 これは私の意見だが、経済や社会保障については、大きな違いは出しにくい。たしかに、各政党

    参院選でどこに投票したらいいか迷う人へ(小熊英二)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか
    MIZ
    MIZ 2016/07/04
  • 「絶望しない国」で生きる、ということ(森達也)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ

    昨年10月、カンボジアのトゥール・スレン(S21)とキリングフィールドを訪ねた。どちらもポル・ポト政権が行った自国民の虐殺を記録する公立の施設であり、外国から訪れた多くの観光客が、凄惨な歴史の展示を茫然と見つめていた。 Photo by Damien @ Flickr (CC BY 2.0) Photo by Julia Rubinic (CC BY 2.0) こうした負の遺産は世界中にある。例えばホロコースト。その残虐さと悲惨さを記憶して展示する施設はポーランドのアウシュビッツだけではなく、ドイツ国内にも無数に設立されていて、やはり世界中から多くの人が訪れる。 Photo by Jean-Pierre Dalbéra (CC BY 2.0) ならばナチスの過ちを目にした世界中の人々は、ドイツ国民は何と冷血で残虐なのかと思うだろうか。S21やキリングフィールドを訪ねた人たちは、カンボジアは

    「絶望しない国」で生きる、ということ(森達也)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ
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    MIZ 2015/10/01
    “知り合いのドイツ人はその理由について、僕に「我々は自分たちに絶望したからです」と説明した。集団化したときの自分たちの判断を信用していないのだとも”
  • あなたは原発の寿命を知っていますか?(小嶋裕一)|ポリタス 原発“新設”の是非

    For the English version, please click here. You can find the description of the infographic in English below the Japanese on this page. このインフォグラフィックの使い方 1)上の画像の再生ボタンを押してください。 2)あなたの生まれ年を入力してください。 ※入力した情報はインフォグラフィックの再生のみに利用します。 3)ロード完了後、左下の再生ボタンを押すとインフォグラフィックの再生がスタートします。インフォグラフィックでは、あなたの年齢と比較しながら日の原発の歴史と今後の予定を見ることができます。 ※再生中は音が鳴りますのでご注意ください。再生ボタンの右にあるスピーカーボタンを押すと音をミュート(消すことが)できます。 4)左下の再生・一時停止ボタンな

    あなたは原発の寿命を知っていますか?(小嶋裕一)|ポリタス 原発“新設”の是非
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    MIZ 2015/05/23
  • 「無音」の統一地方選、早急に政治と民主主義を理解するための「道具立て」の導入を(西田亮介)|ポリタス 「統一地方選2015」私たちの選択

    政治選択の契機にすらならない「無音選挙」 2015年4月12日、統一地方選挙前半の選挙の投票日を迎えた。選挙戦が現職優勢で大きな変化がないことを「無風」というが、今回の統一地方選は、無風どころか、いうならば「無音」である。 メディアが報じているのが「統一地方選挙が実施されること」ばかりであるのには、いくつかの理由が考えられる。たとえば知事選は、北海道、神奈川県、福井県、三重県、奈良県、鳥取県、島根県、徳島県、福岡県、大分県の計10の自治体で実施されるが、このなかで自公と民主の対決になっているのは、北海道と大分県の2つに限定されている。それ以外は、自公も、民主も、同じ候補者を支援する「相乗り」だ。 地方選挙はもちろん地方のあり方を決めるものだが、日の地方政治は国政ときっぱり切り離せるものではない。そしてその連続性がある以上、統一地方選での有権者の選択は、国政への賛否のバロメータとなり得る。

    「無音」の統一地方選、早急に政治と民主主義を理解するための「道具立て」の導入を(西田亮介)|ポリタス 「統一地方選2015」私たちの選択
    MIZ
    MIZ 2015/04/12
    “計10の自治体で実施されるが、このなかで自公と民主の対決になっているのは、北海道と大分県の2つに限定されている。それ以外は、自公も、民主も、同じ候補者を支援する「相乗り」だ”
  • 【総選挙2014】テレビ局弾圧と独裁へのホップ・ステップ・ジャンプ――日本の民主主義が壊れて行く(古賀茂明)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    以下の記事は、「古賀茂明と日再生を考えるメールマガジン」からの転載(若干の修正有り)です。 安倍氏に代わって出された問題文書 11月18日の安倍総理による解散表明後、解散前日の20日付けで発出されたある文書。私がそのコピーを見たのは、それから1週間近くも経った11月26日のことだった。 この文書の発出者は、自民党副幹事長の萩生田光一氏と報道局長の福井照氏だ。萩生田氏は、総裁特別補佐も務める安倍総理の側近の一人だ。しかも、安倍氏は、自分自身の直接の関与を否定しつつ、その内容は問題ないとして、要請そのものを肯定した。従って、この文書は、安倍氏に代わって発出されたものだという位置づけがはっきりとしてしまった。 全ての番組に宛てた手紙でバラエティにまで圧力 この文書のあて先は、在京テレビキー局の編成局長と報道局長だ。報道局長は、各テレビ局のニュース番組などを担当する責任者だから政党とは関係が深い

    【総選挙2014】テレビ局弾圧と独裁へのホップ・ステップ・ジャンプ――日本の民主主義が壊れて行く(古賀茂明)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
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    MIZ 2014/12/14
  • 【総選挙2014】バカがばれるのを覚悟で選挙の話をする(雨宮まみ)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    Photo by Nguyen Hung Vu(CC BY 2.0) 選挙の話をするのは怖い。選挙の話をするとバカがバレる。いかに日頃、政治について考えてないかバレてしまう。 バカがバレるのが恥ずかしいと思うなら勉強するしかないのだが、勉強して「自分はこういう政策を(候補者を、政党を)支持したいな」と思ったとして、それをSNS上でうっかり口にしようものなら、ガチの火の粉がふりかかってくる。 うちの両親は、投票に行ってもどこに/誰に投票したかは教えてくれない。夫婦でも話さないと決めていると言っていた。そこで意見のズレが判明すると、取り返しのつかないケンカになりかねないからだそうだ。 私が選挙に行こうと思うようになったのは、恥ずかしながら当に遅い。2011年以降である。 悲惨な出来事のあと、誰もが「生きていること」をただ、生きているだけでいいのだと認め、生きる希望を持つことの大切さを説いてい

    【総選挙2014】バカがばれるのを覚悟で選挙の話をする(雨宮まみ)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    MIZ
    MIZ 2014/12/12
    “「女性が輝く日本へ」と言われても、男性社会の中で「女性」という異邦人として扱われ続ける限り、女には、「女として」輝くことしか許されない” / あの妙な違和感はそれか。ダサピンク問題にも通じそうな。
  • 【総選挙2014】首相が「どの論点を避けているか」にも目を向けてみる(山崎雅弘)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    Photo by Chatham House(CC BY 2.0) 2014年の衆議院議員選挙は、決定権を握る首相が(形式上は唐突に)「解散総選挙」を選択した真意が判然としないこともあり、メディアの側も選挙報道の軸となる「争点」を明確に絞り込めていないように見えます。 私は、既に「争点」として論じられている個別の問題よりも、むしろ「現政権が最終的にこの『国』をどんな形へと作り替えることを目指しているか」を重視して、一有権者としての「総合的評価」を行うつもりでいます。その分析評価においては、第二次安倍政権が経済政策や安全保障政策などの諸問題の決定過程において国民に見せた姿勢や説明内容に加えて、同政権の発足から二年間における日国内の社会的様相の変化と、同政権が記者会見等で質問されても論点化するのを避けて「一切触れようとしない」問題は何なのかという点にも目を向けて、判断の材料としています。 1

    【総選挙2014】首相が「どの論点を避けているか」にも目を向けてみる(山崎雅弘)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    MIZ
    MIZ 2014/12/09
    “戦後の日本は、ハードウエアとしての軍隊を否定することで、戦争への回帰の道は断たれたと錯覚して安心しましたが、「国家神道」を別のソフトウエアで上書きすることは怠りました”
  • 【総選挙2014】総選挙と同時に行われる最高裁判所裁判官国民審査とは(ポリタス編集部)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    この記事はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンスの下に提供されています。 © iStock.com 最高裁判所裁判官国民審査公報は⇒こちら (各裁判官の略歴や最高裁判所において関与した主要な裁判でどのような意見を述べたのかが掲載されています) 12月14日(日)に投票が行われる今回の第47回衆議院選挙は、既に期日前投票が開始されています。一方、今回の衆議院選挙と同時に実施される「最高裁判所裁判官国民審査」の期日前投票は、投票日の7日前——今回の衆議院選挙であれば12月7日(日)になるまでできません。日6日(土)までは期日前投票や不在者投票ができるのは衆議院選挙だけなので、国民審査も期日前に一緒に済ませたい方は注意が必要です。 どんな審査なの? 日最高の司法機関である最高裁判所の裁判官にふさわしい人物かどうか、国民が直接審査します。審査が行われるのは、最高裁判所裁判官に任

    【総選挙2014】総選挙と同時に行われる最高裁判所裁判官国民審査とは(ポリタス編集部)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    MIZ
    MIZ 2014/12/08
  • 【総選挙2014】一羽の鳥について(あらゆる選挙に寄せて)(いとうせいこう)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    この記事はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンスの下に提供されています。 この記事についてのいとうせいこうさんからのメッセージはこちら。 印刷用PDFはこちら。 撮影:初沢亜利 自分一人が投票したところで何も変わらない、と多くの人は思う。選挙を前にして自分が無力であると感じる。その感覚に傷ついて無関心になる人もいる。 だが、「自分一人が投票したところで何も変わらないと思う一人」が投票すると社会が変わる。 私は何度かそういう選挙を見てきた。 デモも同様である。 「私一人が出かけようが出かけまいが何も変わらないと思う」人が実際に出かけると、それが膨れ上がる列になる。 その時、世界は何かしら変わる(ただし根的に私は、変わろうが変わるまいが思ったことを主張しに出かければよいだけだと考えるのではあるが。そもそも世界を変えたい場合、有効性ばかりを先に考えることは無意味だ。なぜなら変わ

    【総選挙2014】一羽の鳥について(あらゆる選挙に寄せて)(いとうせいこう)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    MIZ
    MIZ 2014/12/03
  • 投票するよりも重要なこと(赤木智弘)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える

    これまで僕は「選挙の棄権は民主主義の放棄にほかならない。最低限投票をしなければ、政治に文句をいう権利はない」と考え、すべての選挙で必ず投票をしてきた。 しかし今回ばかりは、この考え方を捨てて、投票を棄権しようかと考えている。当に心の底から投票に行く気にならない。 今回の選挙は汚い言葉で申し訳ないが「カレー味のうんこと、うんこ味のカレーべるならどっち」レベルの候補者ばかりである。もちろん、注目されていない候補の中には、もう少しまともな人もいるのかもしれないが、少なくとも現時点で有力とされている4人の候補者については、このように判断するしか無い。 なんでこんなにうんざりしているのかの原因は明確だ。あのうざったい反原発だ。 震災以降、真っ当な放射能に対する知識を付けず、イデオロギー闘争のために被災地を利用し尽くしている、あの反原発だ。 「反原発は都知事選の重大な争点」だって? 馬鹿を言うな

    投票するよりも重要なこと(赤木智弘)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える
    MIZ
    MIZ 2014/01/26
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