DNSの仕組みを簡単に述べると、クライアントからのDNS名前解決要求を受けて、該当するレコードに関する登録情報を検索し、その結果をクライアントへと返すというサービスである。例えばwww.example.jpのIPアドレスを検索したいとすると、DNSのクライアントは、(一般的には組織内部に設置されている、ローカルの)DNSサーバにwww.example.jpのIPアドレスを問い合わせる検索コマンドを発行する。するとそのDNSサーバは、example.jpのDNSサーバにwwwという名前の情報を取得するように問い合わせる。だがexample.jpのDNSサーバのIPアドレスはどうやって知るのかというと、それはjpドメインのDNSサーバに問い合わせて取得することになっている。では、jpドメインのDNSサーバのIPアドレスはどうするのかというと、「ルートDNSサーバ」と呼ばれる、特別なDNSサーバ