「証券STPの進展」「ISO20022の活用拡大」に向けて、ITベンダーも、もっと、積極的に情報発信をすべき。と言う箴言を「保管振替機構のポストトレード・サービス部」の方々から頂き、確かにその通りだと痛感していました。 まずは、「証券STP」に関する筆者なりの考察をし、自社のWebページでかつ拙いものではありますが、少しでも情報発信できればと思っています。 尚、本文中、意見にわたる部分は、筆者の私見であることを予めお断りしておきます。 又、STPは、金融業務全般にわたって適用できる概念ですので(保険業務におけるSTPなども存在します)、ここでは、証券業務に特化した「証券STP」を論点としたいと思います。 「証券取引のT+1化」の必要性が声高く叫ばれ、その実現手段として、「証券STP」の実現検討が活発に行われた1990年代後半から、既に十年以上の歳月が経過しました。 その間、「T+1化」の必