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ブックマーク / thinkit.co.jp (11)

  • スイッチの帯域を高めるEthernet Fabric

    スイッチ「Brocade VDX6720シリーズ」 第1回で説明した通り、米Brocade Communications Systems(以下、Brocade)は2010年11月、「Brocade VDX6720」というデータセンター・スイッチ製品群を販売開始した。この製品は、データセンターにおいて、高スループット化、高密度化、運用管理のシンプル化に向けた、各種の機能を搭載している。このうち、今回の第2回では、高スループット化を実現する機能について解説する。 高スループット化が必要な背景 サーバー仮想化によってサーバーの高密度化を検討する場合、そもそもサーバー仮想化の導入以前にトラフィックの密度が高まっている状態である。通常のIPパケットに加えて、ストレージ接続やクラスタ内インターコネクトなどのトラフィックも重なる。ここにサーバー仮想化を使用すると、仮想マシンのライブ・マイグレーションなど

  • DBサーバーの負荷分散

    MySQLアクセスを負荷分散する ユーザーからのアクセス数が非常に多いWebサイトにおいて、MySQLのSLAVEサーバーを複数台並べて負荷分散させるということがよく行われています。ただ、Webアクセスの負荷分散は一般的なテーマなのでいろいろなところで語られているのに対し、DBアクセスの負荷分散というテーマは一般的でないのかあまり語られていないように感じます。 DBアクセスを負荷分散するにあたって一番荒っぽい方法は、Webサーバー上のプログラムの中でどのSLAVEサーバーに接続するかをランダムで決める方法です。ランダムと言っても長時間アクセスしているとほぼ接続先が均等化されるので、一見この方法でも問題ないように見えます。しかしこの方法だと、接続しに行こうとしたSLAVEサーバーが高負荷もしくはサービス停止中であっても構わず接続しに行ってしまうという問題があります。 このような問題を解決する

  • tcpdumpを使いこなす!

    tcpdumpで使用できるコマンドオプション TCPDUMP(http://www.tcpdump.org/)、MicroOLAP TCPDUMP for Windows(http://www.microolap.com/products/network/tcpdump/)で共通で使用できるコマンドオプションは以下の通りです。 tcpdump [-adeflnNOpqRStvxX][-c count][-F file] [-i interface][-r file][-s snaplen][-T type][-w file] [expression] ここでは、これらのうち、tcpdumpでよく使用されるコマンドオプションについて記述します。 1つ目が-lです。-lオプションは、tcpdumpの出力結果をパイプ(|)を通じてほかのプログラムへ渡す際に必要となるオプションです。 2つ目が-n

  • [ThinkIT] 第1回:EVMの導入効果と概要 (1/3)

    今このページを読まれている方はEVMもしくはプロジェクトマネジメントに興味を持たれている方ではないだろうか。発注者側の方がEVMによる報告がどれほどの効果を持つのか調べるために記事を読んでいるかもしれないが、ほとんどの読者の方は受注/開発する側の立場ではないだろうか。 当連載では主に受注者側の視点で進めていくが、発注者側にもEVMの質・事例・課題についての解説は参考になると思う。 おそらく、これを読んでいる大多数の方は「PMBOK」についての知識はすでに持っていることと思う。しかしながら、そこで紹介されている手法について、質の理解・具体的な実践といった観点での理解度についてはどうだろうか。 日でEVMが注目を浴びはじめてから数年が経過しているが、実際に導入した事例はまだまだ少ない。当連載ではPMBOKで「進捗測定の最も典型的な手法」として紹介されているEVMについて、その質や期待す

  • [ThinkIT] 第9回:VMware ESX Serverの性能〜ベンチマークテスト (1/4)

    Dell PowerEdge 2850およびPowerEdge 6850サーバは、仮想化にお勧めできる強力なプラットフォーム。VMWare ESX Serverソフトウェアを搭載することで、多様なアプリケーションやオペレーティングシステムをサポートすることができます。 最適なPowerEdgeサーバを選択するには、運用する仮想化環境にいくつの仮想マシン(VM)が必要になるのか、容量はどれくらいか、どの程度の高性能・高可用性が求められるのかといった、多くの要因を検討する必要があります。 強力な仮想化機能をサポートするESX Serverソフトウェアは、1台の物理ハードウェア上で多数のVMを同時実行することができます。ESXは、同一サーバ上の各VMにそれぞれ専用のパーティション(スライス)を割り当てます。ESXは、これらのVMを動的に管理することができるので、処理量が増えてきたVMにはサーバ・

  • OS選定のポイントを整理する

    サーバOSを決めるタイミング 連載もつつがなく第2回を迎えることができた、と言いたいところだが、題に入る前にまず「第1回:そもそもサーバOSとは何か(http://www.thinkit.co.jp/article/80/1/)」の内容について補足を書いておく。 前回はサーバOSを「Windows系」「UNIX系」「Linux系」「BSD系」の4つの系統に分類したが、読者より「UNIX系、BSD系という分類は、Mac OSXやSolarisの分類が微妙にならないか」といった趣旨の指摘をいただいた。事実、筆者もこの点は執筆にあたり悩んだところでもあった。 結局執筆にあたっては、あくまで初心者向けの連載である以上、より明解な説明を目的とし、よく知られるWindows系OSに対してUNIX系OSを「The Open GroupからUNIX認定を受けたOS」と定義することとした。 これは、例え

  • [ThinkIT] 第1回:データで見るエンタープライズサーバOS市場動向 (1/3)

    エンタープライズサーバOSと一口で言っても、さまざまな定義があるだろう。稿では、企業システムのアプリケーションサーバ、データベースサーバ、あるいは業務系アプリケーションが稼働するサーバコンピュータで稼働するオペレーティングシステムと定義する。そうは言っても、大企業の基幹系システムを支えるハイエンドサーバコンピュータから、ワークグループで稼働する小規模なアプリケーションサーバまで、サーバコンピュータの規模や種類は千差万別であり、一概に比較することは難しい。 そこで、サーバコンピュータを価格帯で見たOSの市場シェアのデータ(図1)を見てみよう。これは、ガートナージャパン株式会社が2003年に調査した日国内におけるエンタープライズサーバOSの市場シェアである。このデータを見ると、非常に興味深い現実がわかる。 まずは、サーバコンピュータの価格が5000万円を超えるハイエンドサーバを見てみよう。

  • ベイズの定理でプロジェクトの失敗を予測

    データを確率の枠組みでとらえる「ベイズの定理」 今回は「ベイズの定理」を概説し、この定理をプロジェクト管理にどのように利用するのか説明します。「ベイズの定理」は確率論や統計学において知られている定理であり、さまざまな事象に関するデータを確率論の枠組みで取り扱うことができるという点で有用な定理です。 確率論の枠組みでデータをとらえることができるという点は、確率や統計の知識のある方にとっては特に大きな利点であるように思えないと思いますが、これがまさにベイズの定理の特徴であるということを説明します。 なおベイズの定理はさまざまな応用があります。この定理を使った内容を総じて「ベイズ的」もしくは「ベイジアン」(Bayesian)と呼びます。今回は、ページ数の都合もあり、ベイズ的意志決定に焦点を当て、特にプロジェクト管理における課題を例として説明していきます。 統計を用いた意思決定 ベイズ的意思決定の

  • [Think IT] 第2回:携帯サイトの制作から公開まで (1/3)

    サイト規模に合わせて作り方を選ぶ 前回(http://www.thinkit.co.jp/article/143/1/)は、携帯サイトとPCサイトがどのように違うかを紹介しました。今回は、汎用的な携帯サイト作りを行うための制作の基から、実機テストまで含めた公開までの手順を解説します。 携帯サイトでは、キャリアによる仕様の違いがあるため、これをどの程度まで考慮するか、はじめに考えなくてはなりません。携帯サイトの作成法には、下記の5つの方法がありますが、ここでは「3キャリア対応の静的サイト+プログラム」について紹介します。 1.キャリア別に静的なサイト 2.3キャリア対応の静的サイト+プログラム 3.プログラムによる動的生成 4.CMSを使ったジェネレータ型 5.MobaSiF(http://sourceforge.jp/projects/moba)などのフレームワーク型 3キャリア対応の静

  • [Think IT] 第2回:PHPのSQLインジェクションを実体験 (1/3)

    セキュリティ最前線】 セキュリティホールをついて遊ぶ 第2回:PHPSQLインジェクションを実体験 著者:大垣 靖男 公開日:2008/1/18(金) PHPSQLインジェクションを実体験 記事では、セキュリティに対する課題を実体験していく。第2回となる今回は、いよいよ実際にテスト環境を構築し、攻撃を行う。標的となるのはWebシステムの開発で幅広く利用されている「PHP」だ。 PHP体にはWebブラウザからの入力のデコード処理をはじめとして、Webシステム開発に必要不可欠な機能が組み込まれている。2008年1月3日に最後のPHP 4.x系のリリースとなる「PHP 4.4.8」がリリースされ、これ以降PHP 4.x系の開発は行われなくなった。現在はPHP 5.x系のPHP 5.2.5のみがPHPプロジェクトにより正式にサポートされている状態だ。 データベースサーバへのアクセスもWe

  • [Think IT] サーバが重いってどういうこと? (1/3)

    サーバが重いってどういうこと? 著者:ウノウ  尾藤 正人   2007/10/4 2007年10月の連載ランキング1位(一覧を見る) サーバ管理者だけではなく誰でも一度は経験したことがある「サーバが重い」という現象。一言で「重い」というのは簡単ですが、重いというのは具体的にどういうことなのでしょうか。 ここでいう重い・軽いは単一のベクトルで判断できるような簡単な代物ではなく、様々な要素によって発生する現象です。処理が重いからといって闇雲にハードウェアを増強するのは賢いやり方とはいえません。例えば、メモリ不足が高負荷の原因なのに、CPUを高速なものに変えても効果はほとんどないでしょう。 このような無駄な投資を避けるためにも、負荷の原因を特定して素早く対応策を講じるのはサーバ管理者にとって重要なスキルになります。記事ではサーバ負荷の特定の仕方と対策の仕方について、簡単な概要を説明します。

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