学校法人信学会(本部・長野市)は、同会が経営する佐久市猿久保の佐久幼稚園(園児数310人)で、園の運営にタブレット型多機能端末のiPad(アイパッド)、携帯音楽プレーヤーのiPod(アイポッド)タッチなどを試験的に導入している。アイパッドは授業に、アイポッド・タッチは園児の出欠情報を教員が共有するのに使用。来年3月まで続け、経営する他の幼稚園15園、保育園4園への導入も検討する。 佐久幼稚園では、希望した年長園児21人を対象に10月29日から今月17日まで毎週月曜日、授業でアイパッドを使用。3日は、欠席者を除く20人がゲームの神経衰弱をした後、画面に表示される平仮名の書き順をなぞる練習をした。斉藤敦園長(53)は「1人の教員が1クラスの園児全員に同時に書き順を教えることは難しいが、アイパッドならできる」と話した。 とめはねの練習は紙に書くことが有効なため、園児たちは紙でも練習した。iP