東北大学は3月19日、LINEなどの無料通信アプリの長時間使用が、睡眠時間や学習時間の不足より大きく学力低下に影響を与えると発見したとする調査資料を発表した。「スマホ/携帯の使用時間はどんなに長くても1時間以内に抑えるべき」と啓発している。 「スマホ/携帯電話を長時間使用するといくら勉強していても成績が下がる」という既存の調査結果に基づき、さらに踏み込んだ調査を実施。同じ「平日に30分未満しか勉強しない」生徒群の中でも、LINEやカカオトークなどの通信アプリを使わない(スマホや携帯電話を持っていない)クラスタの学力検査(数学)の平均点は61点だったのに対し、3時間以上使うクラスタの平均点は50点以下だったという。 平日1日当たりの通信アプリの使用時間は、勉強時間や睡眠時間の短さによる学力低下への影響力よりも強かった。通信アプリの使用で勉強や睡眠の時間が減った結果として成績が下がるのではなく
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