バラク・オバマ元米大統領は4月21日(現地時間)、米スタンフォード大学サイバーポリシーセンターとオバマ財団が共催したデジタル情報時代における民主主義に関するイベントで基調講演を行った。SNS企業が広告収入のために選択したプラットフォームの設計が、米国の二極化に影響したと批判した。 人種や性差別などはSNSが作ったわけではなく、昔からあるものではあるが、SNSによって受け取る情報量が膨大になり、「私たちの脳はこれほど多くの情報をこれほどの速度で取り込むことには慣れていない」。一方、プラットフォーム企業はより多くの広告を売るために、(ユーザーから)より多くのデータを得たいと考え、それを目標にプラットフォームを設計してきた。その結果、SNSは「人類の最悪の衝動を過剰に供給」することになり、「真実と虚偽、協力と対立の間の競争において、これらのプラットフォームの設計そのものが私たちを間違った方向に傾
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