ウェブ人間論 梅田 望夫 / 平野 啓一郎 梅田望夫と平野啓一郎の対談集である「ウェブ人間論」を読了した。基本的な感想は、この書籍の元になった新潮に対談が掲載されたときに「新潮6月号の梅田望夫×平野啓一郎の対談を読んで」にもすでに書いたし、ここやここでは平野啓一郎本人が登場するというハプニングがあったことも記憶に新しいところだ。その後に平野はほんとうに公式ブログを開設したりもした。これら一連のできごとは、とても楽しいものだった。 だけど、いやだからこそ、この件を引っ張る形でこれ以上書評を続けると知人友人ばかり持ち上げる内輪やらせブロガー的なダークサイドに堕ちてしまう気がするので、この機会に大きく踏み外してみようと思う。 ぼくが今の今まで注意深く避けてきた、グーグルの技術論について、この機会にとうとう語ってしまおうと思う。 ■「過去7年におけるグーグル成功の最大の要素は『運』だった」(Se
「YouTubeは本物のWeb 2.0と言えるのか?」 クリエイティブ・コモンズのLawrence Lessig(スタンフォード大学ロースクール教授)、「Web 2.0」の名付け親であるTim O'Reilly、ネオテニーの伊藤穣一、そして「IT Doesn't Matter」のNicholas G. Carrといった影響力を持つ各氏がいま、このテーマをめぐってさまざまな考えを表明している。 この議論の発端となったのは、Lessigが米国時間10月20日に自らのブログに挙げた「The Ethics of Web 2.0: YouTube vs. Flickr, Revver, Eyespot, blip.tv, and even Google」というエッセイ(日本語翻訳版はこちら)。この なかで同氏は、YouTubeと上記の他のサービスを比較しながら、「YouTubeには(同サイトに投稿さ
Icon, Others そしてこれらをベースに自動的に画像要素を分類しました。 分類エンジンは SVMLight + RBF Kernel を使用。 SVM (サポートベクターマシン) は機械学習の手法の一つです。 あらかじめ与えられた正解例・誤り例から、何が正誤の判断の決め手になる要素なのかを自動的に学習し、その学習結果を用いて新たな事例に対して正誤の判断を与えます。 学習に使う特徴量(正誤判断の決め手となる要素の候補)として、ピクセル数・色数・DCT等の画像に基づくものと、周辺文字列・リンク有無等のテキストに基づくものを使用しています。 画像に基づく特徴量の一つとして、その画像に文字が含まれるか否かが重要です。 文字があれば見出しとして使われている画像の確率が高くなるわけですし。 ただし、OCRを用いても文字を認識するのは難しいので、「文字認識」ではなく画像パターンを用
本日から、CNET BLOGで連載させて頂く山下達雄と申します。 昨年9月からヤフーで働き始め、自然言語処理技術をバシバシとYahoo! JAPANへ適用し、賢く使いやすいサービスを提供すべく邁進しております。 よろしくお願いします。 さて、ヤフーでは、定期的に大学や研究機関など社外から様々な分野の専門家に講師として来ていただき、社内セミナー「先端科学セミナー」を開催しています。 テーマは弊社の本業であるWebに関連するものがメインです。ソーシャルネットワーキングサービス、ブログ検索、メディア検索、デジタル著作権、匿名認証システムといったテーマで著名な先生方にご講演頂いています。 公開情報から一例を挙げると、株式会社はてなのCTOである伊藤直也さんによるWeb技術の最新動向についてのセミナーを昨年の11月に開催しています。 本ブログでは、主にこの先端科学セミナーの内容をご紹介して、み
検索関連の広告ビジネスはすでに頭打ちか。 GoogleとYahooの最高財務責任者(CFO)の最近のコメントからすると、ここ数年目を見張る成長を続けてきた両社の検索関連広告の売上は、少なくともその手前のあたりまで達している。しかし、それはすでに周知の事実だ。 CNBC によると、GoogleのCFOであるGeorge Reyesは米国時間2月28日に、投資家向けカンファレンスの中で、同社の全体的な成長が鈍化しており、また今後の成長の余地はほとんど「有機的」なもの(=企業買収などに依存しない売上拡大)に限られていると語ったという。この発言で、同社の株価は13%以上値下がりしたが、その後わずかに反発した。 また1月中旬には、YahooのCFO、Sue Deckerが第4四半期の決算発表の際に、同社は競合他社と成長を競っているわけではなく、「新たな売上の機会をつくり出す」ことを目指していると述べ
ビーイング・メタ・デジタル(2):メディアからメタメディアへ 公開日時: 2006/02/04 07:24 著者: 渡辺聡 メタ層への価値移転はメディアの領域でも落ちている。分かりやすいケースを順に整理していきたい。 ・Blog Blogは一次情報というよりは、解釈メディアとして働くことの方が多く目に付く。ジャーナリズムの民主化という切り口では、一次情報の供給可能性について語られ、いわゆるジャーナリズムよりもビジネスの現場情報では既に一次情報として機能していることも少なくないが、やはり役割としては解釈機能の方が目立つ。 やや余談になるが、メディアとしての中立性をBlogが担保することも不可能ではないが、個人的にはあまり必須の方向性とは考えていない。今のところ、中立性と信頼性については、既存のメディアの方が一日以上の長がある。信頼性については、個々人に帰するよりもコミュニティの判
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