カプセルホテル活況はいま最近、“突然失礼します”というカプセルホテル事業者からのメールが増えた。「一度、弊社施設を見ていただきたい」という取材のオファーであるが、よくよく話を聞くと「開業したものの客足が伸びず悩んでいる」「予約数の減少に歯止めがかからない」というのだ。取材と共に改善点などアドバイスを請えればとの申し出であるが、一時の勢いがなくなっているというカプセルホテル事業者の声は増えている。 そもそも筆者とカプセルホテルの関わりは2014年にさかのぼる。365日異なるホテルへチェックインし続けるという自腹ミッションを遂行した。いま思えばちょうどホテルが高騰し始めた時期で、一般ホテルに宿泊するのは予算オーバーという中、安価なカプセルホテルを利用する機会が増えた。結局2014年の1年間で東京の全カプセルホテルへチェックインすることになる。 カプセルホテルは終電に乗り遅れたサラリーマンの緊急