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ブックマーク / techon.nikkeibp.co.jp (13)

  • えっ、もうできちゃったのかSOFC、となると燃料電池車の運命やいかに - 日経Automotive Technology - Tech-On!

    図1◎JX日鉱日石エネルギーが家庭用の燃料電池「エネファーム」。残念ながら、写真は2011年2月現在の姿 「10月だとお。当に今年ですか」。耳を疑う発表だった。JX日鉱日石エネルギーが家庭用の燃料電池「エネファーム」にSOFC(固体酸化物型燃料電池)を使ったタイプを追加する。発表では触れていなかったが、セルは京セラ製だ。それが2011年10月の予定だという。SOFCの開発がここまで進んでいるとは…。恐るべし京セラ。 燃料電池にはPEFC(固体高分子型燃料電池)とSOFCの2種類がある。PEFCは電解質がプラスチック製、SOFCはセラミックス製だ。技術の水準はSOFCの方がPEFCよりずっと高い。PEFCがやっと市場に出始めた段階だから、SOFCの時代が来るのはしばらく先だと思い込んでいた。こんなに早くできてはPEFCの立場がない。 SOFCは効率がPEFCより高い。10月に発売するSOF

    Mash
    Mash 2011/03/02
  • トヨタ「iQ」をベンチマークにする、小さなクルマの実現技術 - 日経Automotive Technology - Tech-On!

    東京モーターショーでは様々なコンセプトカーが展示されました。個人的に注目しているのが「小さなクルマ」への取り組みです。ダイハツ工業の次世代軽自動車「e:S(イース)」、トヨタ自動車の電気自動車「FT-EVII」の2車種は、小さいボディサイズにもかかわらず、トヨタが実用化した「iQ」と同等か、それ以上の室内空間を実現したといいます。 ダイハツのe:Sは、iQよりも全長が長いので、iQよりも室内長が大きいのは当然ともいえます。ただし、iQのシート構成が3+1と大人3人と子供1人(もしくは荷物)を想定しているのに対し、e:Sはこれまでの軽自動車と同じ大人4人乗車に設計している違いがあります。e:Sは、現行ムーヴで導入したプラットフォームをベースにしており、ムーヴと比べるとホイールベースは315mm、全長は295mm短くなっています。これで大人4人乗車を実現するのですから、容易ではありません。

  • 今年もまもなくアレがやってきます - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    9月も中旬になると,朝晩,すっかり涼しく感じられるようになってきました。と同時に,技術者の方々の中には下がり始めた気温とは裏腹に,日に日にヒートアップしている方もいらっしゃるかと思います――と,ここまでは,タイトル及び文は昨年に引き続き全く同じものを使いました。そうです,今年も10月6〜10日に最新IT/エレクトロニクス総合展示会「CEATEC JAPAN 2009」が開催されます。まさに今,その準備に追われている方も多いのではないでしょうか。 CEATECは今から9年前の2000年,「エレクトロニクスショー」と「COM JAPAN」という二つの展示会が統合され,産声を上げました。ですので今年,開催10周年を迎えることになります。日経エレクトロニクスでは,エレクトロニクスショー時代から毎年,展示会の詳細報告記事をまとめてまいりました。そしてCEATEC時代の幕開けとともに,インターネット

    Mash
    Mash 2009/09/15
    CEATECの告知
  • EVにも弱め界磁、“2つの顔”をもつモータを実現 - 日経Automotive Technology - Tech-On!

    「よ、弱め界磁ですか?」。懐かしい言葉が飛び出したので、椅子からちょっとだけ落ちた。最先端の電気自動車(EV)の話をしている最中に、そんなシブイ言葉に出会うとは…。 「弱め界磁」は、昔の電車でおなじみの用語である。“鉄道少年”だった小学生のころ、まず抵抗制御、次に直並列制御、それでも足りなければ弱め界磁…、その辺を聞きかじっていた。飯田橋の左コーナーを曲がり、お堀端の直線に向かって加速する中央快速線の中で「行けえー、弱め界磁だー」などと叫んでいたものだ。はい、イヤなガキです。 その弱め界磁がEVの分野に現れた。マツダが発表した「プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド」向けに安川電機が供給したモータ、インバータの話である。 モータはコイルの巻き数を増やせば低回転向きに、減らせば高回転向きにと、性格を変えられる。それなら切り替えて、“二重人格”にしてしまおうと言うものだ。低回転向けから高回

  • 高速道路無料化でETCはどうなる? - 日経Automotive Technology - Tech-On!

    衆議院選挙の結果、民主党に政権が移ることが決まりました。民主党は、「高速道路の原則無料化」を公約に掲げているほか、新聞報道では「2010年度予算を白紙撤回して見直す」ことを表明しています。国の事業展開を前提に事業計画を練っていた、ETC車載器や次世代ETC車載器(ITS車載器)の事業者にとっては、困った話といえます。 国土交通省は、現状のETC車載器を進化させた次世代ETC車載器を開発中で、2010年度に全国主要都市で使えるようにする計画を立てています。2009年春には東京・台場地区で、次世代車載器を搭載したクルマによる大規模実証実験も行いました(関連記事)。製造メーカーは、実用化に向けて大きな期待を寄せていたことでしょう。 民主党の公約である、高速道路料金の無料化が実施されると、まずETC車載器が不要になります。当然、2010年度の量販が計画されていた次世代ETC車載器についても、大

  • 「普通の技術者を優秀にする」ホンダの不思議 - 日経ものづくり - Tech-On!

    「大体,ホンダに入社した学生はC級ばかりで,たまにB級がいる程度。A級の学生はみんなもっと有名な企業に行ったんだ」。あるホンダOBの方が取材でこう語った。このOBの方がホンダに入社したのは,今から30年以上前のことだ。 定年まで勤めた会社のことだから,少しは謙遜(けんそん)も入っているだろう。しかし,記者としては事実を突き止めたい。無礼を断った上で,私はホンダのある子会社で社長を務める方に,このOBの方から聞いた内容を話して「これは当ですか」と聞いた。すると,この社長は何のためらいもなく「事実である」と認めた。 それから30年以上,ホンダは成長を続け,今や日を代表するメーカーになった。昔とは違い(?),A級の学生がたくさん志望するようになっている。だが,不思議ではないだろうか。当に「C級やB級」=「普通の技術者」ばかりの会社だったとしたら,ホンダはどうして売上高12兆円を叩き出すまで

  • EVの電池コストを下げるには - 日経Automotive Technology - Tech-On!

    「EV(電気自動車)用電池のコストを、ここ数年で半分にするには、技術だけでは限界があります。仕組みの導入が必要です」━━。そう話すのは、東芝でLiイオン2次電池の開発に携わる二次電池システム技師長の多啓三氏。Liイオン2次電池の技術に大きな期待が高まっている中で「技術でLiイオンを低コスト化するには理論上の上限があることを認識し、新しい仕組みの導入を急ぐべき」と指摘します。 EVに占めるLiイオン2次電池のコストは半分と言われています。2009年7月には、三菱自動車が「i-MiEV」、富士重工業が「プラグインステラ」を法人向けに発売しました。価格は、i-MiEVが459万9000円、プラグインステラが472万5000円です。ベースとなる軽自動車の価格は、i-MiEVの場合で106万500円(i、グレードS)。プラグインステラの場合で88万8300円(ステラ、グレードL)ですから、どちらの

  • 伝説なきレジェンド、好調GMに笑い飛ばされた頃 - 日経Automotive Technology - Tech-On!

    「Legend has no legend」。デトロイトまで来てオヤジギャグを聞かされるとは思わなかった。1986年だったから、23年も前のことだ。米ゼネラル・モーターズ(GM)で「キャデラック」の開発を担当するチーフエンジニアのWarren D. Hirschfield氏に、ホンダが対米輸出を始めた「レジェンド」をどう見るか聞いた時の答えである。レジェンドなど敵と思ってもいなかったのだろう。 GMの高級ブランドである「キャデラック」には伝説も伝統もある。創業は明治時代だし、今の大統領専用車もキャデラックだ。セルモーター、全シンクロの変速機、ダブルウィッシュボーンの前輪懸架、パワーステアリング、空調…、全部キャデラックから始まった。FF(前輪駆動)の高級車という分野自体、事実上キャデラックが作った。“ドイツ車至上”の日にいると分かりにくいが、米国では磐石のブランドである。 正直、レジェン

    Mash
    Mash 2009/06/06
    「23年も前のことだ」
  • ▼続報---驚異の電気2重層キャパシタは本物か? - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    図1 見せていただいた"W"の試作品。ブレードサーバのように,EDLCセルを搭載したモジュール(コの字の取っ手がついたやつ)を挿入して使うとのことです。左端はメインコントローラ・モジュール。33万Fで1kWhとのこと。 3カ月ほど前のブログ欄で,とある企業が超大容量の電気2重層キャパシタ(EDLC)を開発したとして,販売代理店の権利販売で出資を募っているという話を書きました(そのブログ)。会社名や製品名を秘してあったのですが,バレバレだったようでブログの公開翌日にはさっそく先方から“どういうつもりか!”と抗議の電話が…。取材した内容を書いたと説明したのですが,いたくご立腹で,最後には「また改めて連絡させてもらう」と語気荒く電話を切られました。でも,それっきりです。出資者には,“弁護士を立てて抗議している”と説明しているらしいのですが,今のところそのような事実はありません。 さて,当該ブロ

  • マイコントラブル・シューティング - マイコン - Tech-On!

    マイコンを搭載した機器のバグは,携帯電話機や家電製品,自動車などで頻発し,もはや珍しくありません。開発にトラブルはつきものですが,開発現場や市場で見つかるトラブルの原因を探ると,基的な失敗が多いようです。ここでは,どのようなトラブルが実際に起こっているのかを,開発現場の第一線の技術者が語ります。同時にトラブルを解決するためには原理原則や基的な技術が重要になることを示します。 【マイコントラブル12】ハードとソフトを統括できずデバッグが際限なく続く 総合電機メーカのC社では,情報家電機器に搭載するSoC(system on a chip)向けソフトウエア開発工数が大幅に超過してしまいました。ソフトウエア開発リーダーのA君は,てんてこまいです。開発工数が超過した主な理由は次の2つでした。(記事を読む) 【マイコントラブル11】DVDレコーダーなのに動画像を処理できず 大手電気メーカーA社の

  • 最高の開発環境,自由な時間,さて何をします? - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    今年4月。緑が芽吹き始めた筑波大学(茨城県つくば市)のキャンパスで,あまり類を見ない興味深い取り組みが始まりました。 理工系の大学3〜4年生に,企業の技術者が仕事で使う環境と同等,あるいは,それを上回る開発環境を与えたら,何が起きるか。しかも,24時間365日,いつでも使えるようにしたら……。 こうした構想の下,新しい教育プログラムを始めたのは,同大学の情報学群。恐らく読者の大半が学生時代に苦労して単位を取得したであろう,理工系学生の必須科目「実験」を衣替えした講義で,対象は「組み込み技術」です。 名称は「組み込み技術キャンパスOJT」。その名の通り,この実験を選んだ学生は,組み込み技術関連の開発環境を与えられ,1年を通じて企業内さながらに開発目標に向かいOJTで手を動かすことになります。 実験のコースは二つ。グラフィックスLSIの開発と,組み込み機器向けのコンテンツ制作です。二つのコース

  • 日本メーカーが作らない,あの次世代家電 - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    いきなり私事で恐縮ですが,昨年夏,自宅に「ロボット」を招きました。ロボットといっても2足歩行するタイプでなく,床を這い回る円盤型の「お掃除ロボット」です。米メーカー製で価格は数万円。当に機能するかどうか分からない段階でのこの値段はずいぶん高価に思えたのですが,ある家電量販店のポイント・カードにたまったポイントを急いで消化する必要性に迫られ,「エイヤ!」と衝動買いしてしまいました。 衝動買いはたいてい後悔するものですが,今回は違いました。想像以上にうまく機能し,床を掃除する必要性が劇的に減ったのです。実際,ボタン一つ押すだけで,部屋はもちろん,台所や洗面台の複雑な間取りをくまなく動いて掃除してくれます。ロボット自身が部屋や廊下の形を自律的に学習し,どこをどれだけ動いたかを把握しているようです。そして,多少の障害物は乗り越えて進み,掃除が終わると自分で充電器に戻ります。掃除の後,ホコリはほと

  • テクノロジー・イノベーション 40年の歴史 -- Tech-On!

    日経エレクトロニクスの創刊1000号を記念して発刊した特別編集版の記事を全文掲載する。これまでのテクノロジー・イノベーションの歴史を,分野ごとに担当記者が振り返ったものである。エレクトロニクス産業は,様々な限界説を何度となく打破しながら成長を続けてきた。その歴史のなかには,将来を切り開くヒントが必ず隠されているはずである。 半導体技術

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