携帯電話が普及し始めてからというもの、放出される電磁波が人体に何らかの悪影響を与えているのではないかという議論が幾度となく繰り返されてきた。公共交通機関内の優先席付近での携帯電話使用がペースメーカーに悪影響を及ぼすとして口論になった事件も記憶に新しいところだ。しかし、2015年総務省は当時使用されたいた25種類のペースメーカーについて調査したところ、携帯から発せられる電磁波の影響は無視できるレベルであるとの見解を明らかにしている。 日々進化している携帯電話であるが、電磁波の影響については一体どっちなんだとユーザーは翻弄されっぱなしの状態が長く続いているのが現状である。我が国でもスマート・フォンの普及率が9割になろうとしている今、二転三転する電磁波論争に終止符が打たれるかもしれない恐ろしい実験結果が米国「The Wall Street Journal」紙にて発表されたのだ。 ■電磁波は脳腫瘍