新菱冷熱工業は、数値流体解析による気流シミュレーション「CFD」の結果をHoloLensによって可視化するシステムをソフトウェアクレイドルと共同開発したと発表した。実際の室内空間に、気流シミュレーション結果を重ねて確認できる。 新菱冷熱工業が20年以上かけて実用化に取り組んできたCFD技術は、現在では顧客向けの設計提案をはじめ、既存の施設における温熱環境などの課題抽出や改善案の検討などさまざまな場面で活用されている。しかし、CFDの結果を、顧客らに向けて、わかりやすく、かつ提案したいイメージ通りに伝えるためには、複雑な結果を見やすくまとめる必要不可欠で、報告書の作成やプレゼンテーションにおいて非常に多くの労力と工夫が必要だった。 これらの課題を解決するため、より効率的に提案・課題抽出が可能な手法として、AR/VR/MRなどの可視化技術に着目。その中で、実際の空間に仮想空間を融合できるMR技
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