北条司の不朽の名作漫画『シティーハンター』がフランスで実写化された。現地では観客動員168万人を超える大ヒットに。11月29日、吹替版が本邦公開される。監督・主演のフィリップ・ラショーは1980年生まれの39歳。小学生の時、『NICKY LARSON』のタイトルで90年代に放送されていた『シティーハンター』のアニメを観て、大ファンになったという。 フィリップ・ラショー 「当時、『聖闘士星矢』や『ドラゴンボール』など日本のアニメを浴びるように観ていました。『シティーハンター』はアクション、刑事もの、ラブストーリーの要素が詰まっていて、とにかく面白かった。いわばコメディ版のジェームズ・ボンドでした。映画業界に入り、子どもの頃のヒーローを実写化するのが夢になっていたけれど、フランス映画はアクションが得意ではないし、何より権利がとれるはずがないと思って、諦めていたんです。でも、様々な人の協力があっ