大阪都構想が争点となる堺市長選(9月15日告示、29日投開票)で、元堺市議の西林克敏氏(43)を擁立する大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長が29日、堺市西区で開かれた初のタウンミーティングに出席。都構想のメリットを強調し「強い大阪を作る新しい仕組みに堺も入ってほしい」と理解を求めた。 一騎打ちになる見通しの竹山修身堺市長(63)は、反都構想を鮮明に打ち出して100回以上のミニ集会を重ねており、出遅れている維新側も巻き返しを狙う。来月8日までに市内の全7区でタウンミーティングを開催予定で、橋下氏もすべて参加するという。 橋下氏はこの日、「竹山市長は『堺をなくすな』といっているが、市役所をなくすだけで堺の名前や地域はなくさない」と繰り返し強調した。会場には約550人の市民が詰めかけた。