ブックマーク / blog.tinect.jp (65)

  • 「言い方がキツイ人」は、いったい何を考えているのか。

    「悪い人ではないんだろうけど、言葉選びが下手だなぁ」 わたしはAさんに対して、ときおりこう思っていた。 Aさんの考え方自体がおかしいわけではないのだが、なんだか癪に障る言い方が多いのだ。 なぜこの人はこんなにも言葉選びが下手なんだろうと不思議だったが、最近その理由がわかった。 彼は言葉選びが下手なんじゃない。単純に、「自分の言い分は正しいのだから、それを理解できない相手が悪い」と考えていたのだ。 かつてのわたしのように。 「言葉を選んで伝える」という発想がないAさん あるとき、数人で出身地の話をしていたときのこと。 Bさんが、Aさんの出身地を勘違いをしていた。 「Aさんって、沖縄出身だったよね?」 「いや、ちがうけど」 「あれ、沖縄って言ってたと思ったんだけどな」 「いやいや、沖縄出身なんて一切言ってないし」 「あー、ごめん。言ってたと思ったんだけど、だれかと勘違いしたのかも」 「思い込み

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    Momome 2024/06/10
  • 「ゲーメスト」でハガキ職人を目指す過程で知った、人に読ませる文章を書くことのむずかしさ

    「雑誌の投稿コーナーに載る為に必死に文章を練習して、他人に読んでもらう文章を書くことの困難さに気付いた人」というのがどれくらいいるのか分かりませんが、私はその中の一人です。 この記事で書きたいことは、大体以下のような内容です。 ・昔、「ゲーメスト」という超面白いゲーム雑誌がありました ・読者投稿コーナーに掲載される為、いわゆるハガキ職人を目指して頑張っていました ・全然載らなかった為、兄に頼み込んで投稿内容を添削してもらいました ・その時の兄の言葉で、「文章というものは、書いた人が読む時と他人が読む時で全く違うものになる」ということに気づきました ・兄に添削してもらうようになってめでたく投稿コーナーへの掲載の夢が叶い、以来文章を書き続けています ・載らなくても載らなくても全く飽きずに投稿し続けた、という諦めの悪さも、一つの資質だったのかも知れません ・どんな文章であれ、「レビュー」「壁打

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    Momome 2024/05/29
  • 「説明能力の高さ」はどこに現れるか

    職業柄、昔から人の「説明」を聞くことがとても多かった。 会社の現状、技術的な見解、商品のスペック、あるいは人の経歴についての話もあった。 そして、説明がとても上手な人もいれば、下手な人もいることを知った。 例えば、こんな具合だ。 「では、御社の事業説明をお願いします」 「わかりました、こちらが会社案内です」 「では、始めてください。」 「はい、では1ページ目をご覧ください。弊社の主要な株主は……全国に展開しており……事業所は……」 ……5分経過 「では次は、弊社の主要な事業です。おもに3つあり……」 「(退屈だな……後ろのページでも見ているか)」 ……5分経過 「次に今回お問い合わせの商品についてです……こちらの……」 「(その話はもうサイトで見たからいいよ……話ながいな……内職でもするか)」 ……5分経過 「以上となりますが、なにかご質問はありますか?」 「………いえ。」 例えば上のよう

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    Momome 2024/02/19
  • 「これ好き!」を活かした英語の勉強法が、長男にブッ刺さった話。

    おはようございます、しんざきです。まだまだ寒いですね。 ここしばらく見ていた、長男の英語の勉強についての話をします。 しんざき家の長男は中学二年生。小さなころからの由緒正しい電車好きです。 文化祭見学で見た「鉄道研究部」の展示に魅せられ、「鉄研がある中学校に行きたい……!!」というのを原動力に受験勉強に励み、見事志望校に入学して、現在は夢の鉄研生活を送っています。 友人たちとちょくちょく鉄道小旅行にも行っているようで、中学生活をエンジョイ出来てなによりだと思います。 で、その長男なんですが、入学してしばらくは何事もなかったものの、中学に入って初めて格的に勉強し始めた英語がいまいち伸び悩んでいる模様。 ちょこちょこアドバイスをしながら様子を見ていたのですがなかなか上向かず、当人とも相談の上、家でも私が勉強に付き合うことになりました。 試験の結果を見ていると、特定の苦手な分野があるわけではな

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    Momome 2022/01/27
  • 『失敗の責任は私にあります』と言えない責任者たちの話。

    昔、あるメーカーで経営企画職を担当していた時のことだ。 営業部の部長から、 「ウチの商品が絶対に安心で安全という証明書って発行できませんかね・・・」 と相談を受けたことがある。 聞けば、大口顧客との取引が受注寸前で、最後にそのような証明書を出せれば契約してもいいと言われているようだ。 しかし仕様書や保証書ならともかく、絶対に安心安全な証明書などどうしろというのか。 安心安全に使えるガスボンベだって火の中に放り込んだら爆発するし、腹痛を治してくれる胃薬でも用法・用量を守らなければ命に関わる。 どういうものを書いてよいのかわからず、先方ともう少し要件を詰めて欲しいと押し返すと、 「絶対安心安全の証明が要件なんですよ・・・」 と埒が明かない。 やむを得ず、一度部長に同行し先方の会社を訪れ、どのような証明を求めているのかをヒアリングすることにした。 応対に出てくれたのは、若い現場主任だ。 熱気と熱

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    Momome 2021/04/02
  • 夜は眠れず、朝はもっと寝ていたい人に読んでほしい話。

    深夜、おれは眠りたくない。 もっとインターネットをさまよっていたい、テレビのよくわからない番組を見ていたい。 時計はどんどん進む。 いよいよ、それそろ寝なくては、という段階になって、おれは処方されている抗精神病薬と超短期型睡眠薬を飲む。 そして、おれは口唇にワセリンを塗って、いびきを防ぐためのマウスピースを噛んで眠りに入る。 素直に眠りに入られるとは限らない。それ以前に、酒を飲んでうとうとしていることがほとんどだからだ。 おれは精神病から睡眠薬を処方されているが、睡眠時無呼吸症候群という診断も受けている。 入院検査ではっきりしているものだ。 おれの睡眠にマウスピースは欠かせない。 スマートウォッチを身に着けて、入眠、浅い睡眠、深い睡眠、覚醒を確かめもしている(どれだけ当てになるのかしらないが)。 考えてみると、おれは双極性障害のためと、睡眠時無呼吸症候群のために、日々の睡眠をハックしている

    夜は眠れず、朝はもっと寝ていたい人に読んでほしい話。
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    Momome 2020/12/10
  • 天才プログラマーの「締切に対する考え方」に、感銘を受けた。

    わたしは、ビジネスノウハウが嫌いだ。大嫌いだ。 個人で効率化できる部分なんてかぎられているのに、「お前が努力すれば成果を出せる」的なのが気にわない。 それなら先に、ムダな会議を減らせって話だ。 ……というひねくれ者のわたしだが、とあるに出会って、自分でもちょっと戸惑うくらい感銘を受けてしまった。 どうやらわたしは今まで、”2流”のビジネス書しか知らなかったらしい。 Windows95の基礎をつくった天才プログラマーが語る、3つの仕事術 わたしが手に取ったのは、『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』というだ。 ふだんこういったはあまり読まないけど、kindle Unlimitedで読めるし、評価が高かったから、気まぐれでダウンロードしてみた。 著者は中島聡氏。 1960年北海道生まれ。早稲田大学高等学院、早稲田大学大学院理工学研究科修了。 高校時代からパソコン系雑誌『週刊アスキー』

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    Momome 2020/06/15
  • ある研究者から教えてもらった、努力を継続する方法論

    凡人が何かを成し遂げるには、努力を継続することが最も重要だ。石の上にも三年、雨垂れ石を穿つ、成果は保証されてはいないが、努力無しには何事も成し得ないのは明白だ。 だから、私は、「1ヶ月で結果がでる」や「すぐに効果がわかる」といった売り文句は話半分で聞くようにしている。確かに同じようにやって結果を出す人もいるのだろうが、1ヶ月で成果が出るようなやり方は、他の人も1ヶ月でやることが出来るのだ。 そう言ったやり方によって生み出されたものは、卓越性とは無縁である。 しかし、「努力を継続する」ということは、誰にとっても難しい。「努力」は、その人の知恵と、体力、時間を全て要求するものだからだ。 その代償の大きさから、「努力などしたくない」という人もいよう。それはそれで構わない。努力をしなくても人生は楽しく過ごせる。しかし、「何かを成し遂げたい」と思った人は、人生の何処かの時点で、必ず努力をせざるを得な

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    Momome 2019/09/13
  • 「決意する」は無意味。習慣を根付かせるのは「動くと、勝手やれる」ような動線とインフラの整備

    ちょっとしたことなんですが、「そういえばそうかもなー」と思ったので書いてみます。 先日、会社同僚の親御さんとお話していて、「子どもを寝付かせる手間と時間」について話題に挙がりました。 その人が感じている問題点として、「子どもの就寝がちゃんとした習慣にならない」というものがあるそうでして。 8歳と5歳のお子さんがいるらしいんですが、 「夜になればなるほどテンションが上がる」 「お風呂から上がると遊びだす」 「遊びを中断させようとするとギャン泣きする」 「で、幾ら言っても全然寝ない」といったお話を聞いたんです。 睡眠時間、大事ですよね。子どもの睡眠時間確保についても、親としては色々と考えるところでして、私はどちらかというと「勉強時間なんぞより睡眠時間の方が遥かに大事」と考える方なので、子どもの寝せ方、就寝サイクルについては昔からあれこれ工夫していました。 しんざき家は、夕飯後、寝るまでの時間と

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    Momome 2019/02/01
  • 習慣を設計できると、人生のクオリティが極めて向上する件。

    人生を楽しむために、重要なことをひとつあげよ、と言われたら、何を挙げるだろうか。 もちろん正解はない。 人それぞれ、様々なことを挙げると思う。 が、私が個人的に強く感じているのは、実は「習慣化」である。 こういう話をすると 「また、石の上にも三年とか、継続は力なりとか、そんな話ですか、うんざりですよ」 という方もいるかも知れない。 だが、私が習慣化を重視しているのは、そんな理由からではない。 私は続けることが尊いとか、我慢が美徳だとかは、微塵も思わない。 ではなぜ、私が習慣化を重視しているのか。 それは、自発的な習慣化が「自信」を生み出すからである。 はっきり言えば、「習慣化」は非常に難しい。 「三日坊主」という言葉が示すように、人はやろうと思ったことを早ければ1週間、長くても1年、良き意図ではじめた、日記や運動、読書といった習慣も、途中で面倒になったり、忙しくなったりして、放棄してしまう

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    Momome 2018/11/20
  • ゾーニングされたエロマンガより、街の萌え絵のほうが、よほど怖い。 | Books&Apps

    つい先日、ブロガーのしんざきさんが子どもの感性と性的コンテンツについて、以下のような文章をbooks&appsに寄稿してらっしゃいました。 趣旨は、以下のセンテンスでおおよそ掴めていただけるでしょう。 子どもの感性は、「性的なコンテンツ」一つで悪影響を受ける程脆弱なんだろうか ですが、子どもの感性というものは大人が通常考えている以上に柔軟で、色んなものを取り込んで自分なりの感覚というものを醸成していくんだろうなあ、という認識が私の中にはあります。 だから、自分がどんなに言葉を尽くしても、それが子どもに及ぼせる影響というのはほんの一部分だろうな、と思っています。 それは同時に、変なコンテンツ、変な情報があったとしても、それもやっぱり、子どもにはごく限定された影響しか及ぼせないだろう、ということでもあります。子どもの防御力は、そんなに低くない。 だから私は、子どもが触れるコンテンツについて、あ

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    Momome 2018/11/02
  • インタビューの極意は、最初の一言で「これは本気で答えないといけない」と思わせるような聞き方をすること。 | Books&Apps

    ホーム > インタビューの極意は、最初の一言で「これは気で答えないといけない」と思わせるような聞き方をすること。 むかーしむかし、とある出版社でライターのような仕事をさせて頂いていたことがありました。 パソコン通信時代のツテで誘って頂いた仕事でして、当時私はまだ学生だったのですが、随分色んなものを書かせてもらいました。 殆どの仕事は単なる「雑誌記事の穴埋め」であって、載るかどうかも分からない時事ネタの記事を書いたこともあれば、何の根拠もない性格診断記事を書いたことも、yes/noで選択肢を辿っていくと「あなたにお勧めの〇〇」にたどり着く記事を書いたこともありました。 当時読んでくださっていた方、ごめんなさい。アレ適当です。 なにせ時間に融通が効く立場だったので、相当無茶なスケジュールを突っ込まれることもありまして、その結果随分色んな面白体験をさせてもらいました。 午前2時頃に電話でたたき

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    Momome 2018/09/29
  • 私が仕事をしてきた中で「最も合理的」と感じたリーダーの話。 | Books&Apps

    もうずいぶん前のことになる。 あるIT業の業務改善プロジェクトに、私はいちメンバーとして参加した。 その会社のプロジェクトメンバーは全部で8名。期間は約9ヶ月だった。 経営陣肝いりの、それなりに大きいプロジェクトである。 そのため、プロジェクトマネジャーは、掛け値なしに優秀であった。 指示は的確で、果敢に新しいことにチャレンジするが、無用なリスクは取らず、守りが堅い。 メンバーとの関係も付かず離れずとバランスが良く、理想的な人物だった。 だが経験的に、プロジェクトメンバー全員が優秀であることはほぼない。 政治的な理由からか、教育効果を期待してなのか、リストラ予備軍だからなのか、それとも単なる人手不足なのか。 理由は様々だろうが、プロジェクトメンバーの中に、必ず2,3名はボンクラが含まれているのである。 そして、プロジェクトは一定の期間内に成果を出す、という厳しい制約があるため、無能の扱いを

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    Momome 2018/09/21
  • 説得力のある文章に必要な条件とは何か。 | Books&Apps

    コンサルタントをしていた、ということもあり、15年以上にわたり、私にはずっと「文章のレビュー」を引き受ける仕事がついて回っている。 もちろん今も、1日に数程度は誰かの書いた文章に赤入れをしている。 手間がかかり、非常に時間もかかる仕事だ。 とはいえ、実はこれはなかなかおもしろい仕事だ。 というのも、文章は話し言葉以上に「書き手の頭の中」が非常によく分かるので、ある種、人間観察のような側面があるのだ。 人間そのものに興味がある私にとっては、趣味と実益を兼ねたおいしい仕事と言えよう。 さて、そうして何百、何千という文章をレビューするうちに、ある日私は一つの疑問を持った。 それは「文章の説得力」についてである。 同じことを訴えているはずなのに、ある人の文章にはとても説得力がある一方で、別の人の文章はとても胡散臭い。 文章の説得力は、一体何が決めているのだろうか? 「説得力はエビデンスとロジック

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    Momome 2018/07/25
  • 勉強しつづけるのはしんどい。だから年配者は頑固なのだ。

    先週読んだ記事で1つ面白いものがあった。Social Psychological and Personality Scienceという雑誌に投稿されたある研究によると、何らかの宗教に所属している人は、無信仰の人と比較して5年以上長命の傾向にあるのだという。 宗教は長生きの秘訣?(西川伸一) – 個人 – Yahoo!ニュース こんな個人的信条の話から始めたのは、最近オハイオ州立大学から発表された「信仰を持つ人は長生きする」という論文を紹介したいからだ。 タイトルを見て、「宗教の勧め」と誤解されないよう、あえて私の心情から始めた。 この論文のメッセージは、信仰を持つことが必ずしも精神的な効果だけでなく、長寿という身体的影響を及ぼすことだ。 論文はSocial Psychological and Personality Scienceという雑誌にオンライン掲載され、ちょっと刺激的なタイトルが付

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    Momome 2018/07/16
  • インターネットにも黄金町や西成のような場所が作られるようになるのかもしれない

    先日、人気ブロガーであるHagexさんこと岡顕一郎さんという方が凶刃に倒れた。 Hagexさんを知らない人も多いだろうから簡単に説明しておくと、彼はブログ愛好家の間では結構有名な方で、ブログでは主にネットで炎上した事件を、背景分析も含めて面白おかしく書かれる方だった。 基的には彼が取り上げる炎上案件は、背後に悪どいビジネスが隠れているものだったり、「仕事をやめてブログ一っていく」というような若者がよくみる悪い夢を醒めさせるようなものが多く、ネット愛好家の間では割と良心的なコンテンツを作られる方として人気のあった方であった。 今回、Hagexさんを殺害してしまった方は、はてなブックマークという相手にコメントをつけるサービス上で相手の事を低能、低能と揶揄する発言を繰り返し行っていた方で、その行動があまりにも際立っていた事から、低能先生と呼ばれ、サービス利用者からあまり好ましく思われて

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    Momome 2018/07/04
  • スーパー労働者にしか給与や地位を約束しない社会はどこかおかしい

    「そこそこ簡単で、それなりの給与と地位が約束される仕事」が消えた世の中では、見えにくい「弱者」が増えている。 -books&apps 彼らは単純な反復作業はできる。マニュアルがあれば、それ通りに仕事をすることもできる。 でも、すこしイレギュラーがあると、途端に仕事が止まる。 「それぐらい考えてやれよ」といっても、彼らには想像の枠外である。 まして、非定型業務、たとえば作戦を考えたり、タスクを分解してスケジューリングをして関係者の調整を図ったり、前例のない事をやったりすることは、到底無理である。 つまり、 「考えてやれ」 「タスクを設定して管理せよ」 「自分で調べならがらやれ」 「改善しながらすすめてくれ」 こういう指示は彼らには、「難しすぎる」のである。 先日、安達裕哉さんがこのようなブログ記事を投稿されているのを見つけた。 真面目に定型業務をこなせる人々が、産業構造の変化によって重宝され

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    Momome 2018/07/03
  • 貴重なノウハウの宝庫である「失敗談」を語ってくれる人に、わざわざマウントしに行く、残念な人たち。

    最初にまとめると、この記事で言いたいことは下の三点になります。 ・世の中に成功談は多いが、当に参考にすべき失敗談は極めて観測しにくい ・成功談よりも失敗談の方が、再現性、リスク把握、リスク回避などの観点から、ノウハウとして貴重である ・我々は失敗談をもっと評価するべきであり、失敗談を語ってくれる人を大切にするべきではないか 以上です。よろしくお願いします。 さて、最初に言いたいことは全部まとめてしまったので、あとはざっくばらんにいきましょう、 世の中には、いわゆる「成功談」とか「成功体験の記録」「成功者へのインタビュー」といったものが山ほど転がっています。 石を投げれば成功体験にぶつかる、と言ってもいいくらい、Webではたくさんの成功談を観測出来ます。 何故かというと、「人は基的に自分の成功談を語りたがる」上に、「人は基的に成功談を喜んで聞く」からです。 需要と供給が共にあるのですか

    貴重なノウハウの宝庫である「失敗談」を語ってくれる人に、わざわざマウントしに行く、残念な人たち。
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    Momome 2018/06/28
  • 徹底的にリスクを避け、人と違うことをしないなら、それはありふれた人生になるに決まっている。

    もう10年以上前のことなのでお話しても時効だろう、ある会社の社長からヘッドハンティングの声を掛けられたことがある。 冷凍うどんなどで知られた、恐らく多くの人にとっておなじみの会社だ。 詳しく聞いてみると、個人資産から出資しているある会社の経営状況が思わしくないので、ターンアラウンドマネージャーとしてその会社に行って欲しいという話だった。 当然、「御社のCFOやエースを派遣した方が確実では・・・」と率直な疑問を返す。 大きな会社なので、まさか社内に人材がいないはずもない。というよりも、そういった人たちを差し置いて当時まだ30代前半だった私に経営を任せたいなど、明らかに何かがおかしい。 かわいがられているのは感じていたが、引き抜きは青天の霹靂でむしろヤバイ裏があるに決まっているとさえ思ったので、その場で強く固辞した。 しかしそれでも粘られ、説得された。詳しくは後述するが、無碍に断りきれない理由

    徹底的にリスクを避け、人と違うことをしないなら、それはありふれた人生になるに決まっている。
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    Momome 2018/06/27
  • いくら正しくても、失礼だと敵視され、殺されてしまう。

    どの会社にも、どんなコミュニティにも一定数、「失礼な人たち」がいる。 「失礼」は抽象的な表現であり、相対的なものなので、当然、ある人が失礼と感じることが、他の人にはそうではないことがたくさんある。 だが、「失礼」は確かに存在している。 「論語」によれば、失礼というのは、慎みと敬意がない、ということである。 例えば、インターネットではよく見かけるが、相手に「バカ」「無能」と言ってしまうのは、失礼にあたる。 同じように、誰かが間違ったことをした時に、皆の目の前で「間違っている」と批判することも、失礼な行為だ。 ◆ 以前、こんなことがあった。 その企業は小さなシステム開発会社で、ワンマン経営をしている社長がいた。 そして、その社長は思い込みの強いタイプで、会議でよく間違ったことを言った。 例えばこんな具合だ。 「ソフトの品質が悪いのは、仕事への思い入れが足りないからだ!」 現実的には、ソフトの品

    いくら正しくても、失礼だと敵視され、殺されてしまう。
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    Momome 2018/03/22