この本の「#77 関数へのenter/exitをフックする」で、GCCのコンパイルオプション-finstrument-functionsを使い、関数が呼び出された時、関数から復帰するときにフックを入れる方法が紹介されています。フック関数のシグニチャは以下です。 void __cyg_profile_func_enter(void* func_addr, void* call_site); void __cyg_profile_func_exit(void* func_addr, void* call_site); このフック処理に渡されるアドレスから関数名を出して、関数の実行を追う簡易な関数トレーサを作成します。アドレスから関数に変換する方法で一番簡単そうなのは、同じ本の「#62 dlopenで実行時に動的リンクする」でglibcのGNU拡張として紹介されているdladdr関数です。 #i