Rustはいま最も勢いのある言語の1つ。特に、そのパフォーマンスの高さ、安全性、並行性から、C/C++に代わる言語として、システムプログラミングや低レイヤの開発では高く評価されています。Googleのソフトウェアエンジニアとして、さまざまなGoogleサービスのRust実装を担当してきた著者が、Rustへの深い理解と豊富な経験から得られた実用的なノウハウを共有。所有、借用、生存期間、トレイトといったRust特有の概念を具体例を示して詳しく説明するとともに、Cargoによる依存ライブラリ管理やClippyなどのエコシステムの活用方法を詳述しています。Rustの入門書を読了した読者に、「Rustらしい」プログラミング方法を伝授する一冊です。 まえがき 1章 型 項目1:データ構造を表現するために型システムを用いよう 項目2:型システムを用いて共通の挙動を表現しよう 項目3:OptionとRes