そもそも個人事業主は事業用の銀行口座を開設すべき?銀行口座を開設できるのは、法人や個人、人格のない社団等、身分を証明できる方に限られます。マネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金供与を防止する観点から、人格のない社団が口座を開設する際には特に厳しい書類審査があります。 個人事業主の場合、事業を行っていたとしても身分は「個人」になりますので、個人名での口座開設となります。現在では、ほとんどの方が個人名の銀行口座を持っていますので、新たに事業用の銀行口座を開設する必要はないと思うかもしれません。 個人事業の場合、事業所得を計算するにあたって問題となるのが入金や支出を「事業用」と「事業外」に区分しなければならないという点です。事業外の入出金まで事業所得に含めてしまうと正しい所得を計算することができないからです。 そこで事業用の専用口座を作って事業にかかるものだけを集めれば、事業外の入出金が混在す