京都市伏見区で昨年8月、夫婦2人が死亡した連続放火事件で、現住建造物等放火と重過失致死などの罪に問われた区内の無職少年(17)の裁判員裁判が9日、京都地裁で始まった。少年は「間違いないです」と起訴内容を認めた。 検察側は冒頭陳述で、少年は昨年8月1日早朝、自営業の北村正則さん(当時67)宅の車庫で新聞紙などにライターで火をつけて全焼させ、北村さんと妻の富美子(ふみこ)さん(同65)を焼死させたと指摘。同年5月14日~8月17日には近くの資材置き場や倉庫で放火を繰り返したとし、父親に叱られて家出中のストレス解消が動機だったと述べた。 また精神鑑定の結果、少年は精神疾患が認められたが、刑事責任能力に影響はないと主張した。 これに対し弁護側は、少年は事… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。