上に挙げたリンクは2007年7月の記事である。ここでは、少子化や統合失調症の軽症化など入院継続するまでもない患者さんが増加し、近い将来、精神病院の入院患者数が減少していくあろうと言った見通しを紹介している。結びの言葉は、 このように考えていくと、精神病院は斜陽産業もいいところなのがわかる。 であった。その後、どうなったかと言うと、概ね記載通りだが、もう少し別な要因も加わり、斜陽さは一段と進行しているように思われる。 令和元年の全国の精神科病院の病床稼働率は89%くらいである。おそらく新型コロナなどの影響のため、現在は更に下がっているのではないかと思う。 新型コロナが流行するとなぜ稼働率が下がるかだが、もう数年寿命があったであろう高齢者が新型コロナ感染で亡くなってしまうことが1つ。感染で直接亡くならないでも、病後、体力が低下し、些細な感染症や怪我による手術後の経過が悪く亡くなるケースが以前よ
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