「貴様は24時間働けるのか?」 かつて、この問いに「NO」と答えるとリゲイソの瓶で喉笛をかき切られる時代があった。 だが時代は変わり、現在そんなことを言おうものなら労基に「刃物の使い方がなってないね」と体を背後から三六文字に切り裂かれるようになった。 このように「労働」の歴史は全ページ血塗られているため全く読めないのだが、暴力と殺戮しかなかったことだけはよくわかる。 一刻も早くこの呪われた歴史に幕を下ろすべきなのに、未だに社会は労働と決別するのではなく「働き方を変えれば良いのでは?」などと、頑なにDV野郎との再構築を勧める離婚調停員のように、労働と上手くつきあえ、協力はする的なことを言ってくるのだ。 そんなわけで「働き方改革」と称し、労働時間の短縮、さらに勤務形態の多様化を進め「誰でも無理なく働ける社会」を作ろうとしているのが現在だが、あと何枚紅に染まったページをめくれば「誰も働かなくて良