買い物をした際に紙のレシートの代わりに、スマートフォンで内容を確認できる「電子レシート」の実証実験が13日から、東京・町田市内のスーパーなどで始まりました。 実験には東芝の子会社が開発したシステムが使われ、さまざまな店での買い物の内容をまとめて表示できるため、店ごとに違う紙のレシートに比べると、家計が管理しやすいといったメリットがあるとしています。 一方、企業の側は消費者の買い物のデータを一括して分析できるようになるため、商品開発やサービスの改善などにつなげたいという狙いもあります。 ただ、買い物の記録という個人情報の提供に対しては、消費者の抵抗感もあります。このため、今回の実験では利用者が買い物のデータを送信しないことや、住所の郵便番号の一部を隠すなどの選択肢も用意されています。 実験に参加したスーパーを訪れた30代の主婦は「さまざま店舗で使えるようになればとても便利だと思う」と話す一方