舞台となったのは岩手県南部の奥州市と金ケ崎町です。 人口は合わせて13万人。田園風景が広がる静かな街で、去年11月、ある事が明らかになりました。 水道の供給事業を行っている「事務組合」が、奥州市と金ケ崎町に求める水道料金を、来年度から大幅に引き上げることになったのです。 奥州市は1.4倍(2億5800万円から3億6000万円)、金ケ崎町は2.3倍(1580万円から3600万円)です。 負担が増すことになった両自治体は「一般家庭の水道料金をすぐに引き上げることはない」としていますが、他の行政サービスを削るなどして財源を捻出しなければならなくなりました。