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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (82)

  • 1億年前のカニの化石を発見、細部までありのまま、琥珀の中に

    琥珀に閉じ込められているのは、知られている限り最も早く海を離れたカニだ。カニが海から淡水や陸に移動した過程の解明につながる可能性がある。(PHOTOGRAPH BY LIDA XING) 1億年前のカニの化石が見つかった。ミャンマー産の琥珀(こはく)に閉じ込められていたもので、関節のある脚、爪、複眼、えらまで確認できる保存状態は「驚異的」だと、10月20日付けで学術誌「Science Advances」に論文を発表した米エール大学の古生物学者ハビエル・ルケ氏は言う。 おかげでルケ氏らは、現存するカニのグループ「真短尾群(Eubrachyura)」に属する新種だと突き止め、「クレタプサラ・アタナタ(Cretapsara athanata)」と命名した。クレタプサラは海にすまない非海生のカニとしては最古の可能性があり、カニが海を離れた進化の過程を知る手掛かりになると研究チームは考えている。「琥

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    NLW 2021/10/27
  • 寄生虫がハイエナを「操作」、ライオンに襲われやすくなると判明

    「トキソプラズマに感染した個体とそうでない個体で、ライオンに近づく距離に大きな違いがあることを目の当たりにして愕然としました」と、米ミシガン州立大学の行動生態学者で、論文の共著者であるケイ・ホールキャンプ氏は語る。 トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)は単細胞の寄生性原虫で、ネコ科動物を終宿主とするが、ヒトを含む哺乳類や鳥類を中間宿主とし、世界人口の少なくとも3分の1が感染していると言われている。この寄生虫はネズミなどの宿主を操り、イエネコなどのネコ科動物の近くで大胆な行動を取らせてネコに寄生することが知られる。しかし、野生の大型哺乳類に同じような効果を及ぼすことが研究者によって確認されたのは、今回が初めてだ。(参照記事:「トキソプラズマが人の脳を操る仕組み」) 加えて、トキソプラズマのように致命的な疾患は引き起こさない原虫が、野生動物の行動にこれまで考えられていたよりも大

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    NLW 2021/07/13
  • 人間の足が続々漂着「セイリッシュ海の謎」、科学で解明

    カナダ西海岸のセイリッシュ海。バンクーバー島と北米大陸に挟まれた内海だ。(PHOTOGRAPHER JOHN ZADA, ALAMY STOCK PHOTO) 2007年8月20日、カナダ、ブリティッシュコロンビア州ジェデディア島の浜辺で、男物のジョギングシューズが片方だけ落ちているのを、12歳の少女が見つけた。の中には下が、そしてその中には、人間の足が入っていた。 それから6日後、近くのガブリオラ島で海辺のハイキングを楽しんでいたカップルが、黒と白のスニーカーを発見した。その中にも、やはり腐敗した足が入っていた。ジェデディア島で発見されたと同じサイズだったが、2つが同一人物のものでないことは明らかだった。発見された足は、どちらも右足だったのだ。 通報を受けた警察は、あぜんとした。「ほぼ同時期に2人の人間の足が発見されるなんて、怪しすぎます。1個見つかるだけでも100万分の1の確率に

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    NLW 2021/04/25
  • カムチャツカの海に異変、ウニやヒトデ大量死

    ロシア、カムチャツカ半島に漂着したゴマフアザラシの死体。他にもウニやヒトデなど、海底にすむ多くの生物の死体が山となった。(PHOTOGRAPH BY ALEXANDR PIRAGIS / SPUTNIK VIA AP) 9月14日は珍しく晴れた日だった。水温は12℃と気温より高く、ロシア極東のカムチャツカ半島にとってはサーフィン日和だった。 しかし、地元でサーフィンスクールを営むエカテリーナ・ドゥイバ氏は、たった30分でハラクティルスキー・ビーチから戻って来た。視界はぼやけ、のどが痛む。目を開けることができなくなった仲間もいた。 彼らは初め、日光か激しい風のせいだろうと思っていた。だが翌日以降になって吐き気や下痢、発熱に襲われたことから、原因は海水そのものにあったことに気が付いた。結局16人が病院に行き、何人かが角膜を痛めていると診断された。 一方で、海の生物たちにも異変が起きていた。ウニ

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    NLW 2020/10/28
  • 琥珀の中に史上最小の恐竜化石、異例ずくめ

    発見された新種の恐竜「オクルデンタビス・カウングラアエ(Oculudentavis khaungraae)」の頭骨。9900万年前、現在のミャンマーに生息していた。幅3.8センチ未満の琥珀のかけらに閉じ込められていた。(PHOTOGRAPH BY XING LIDA) 史上最も小さい恐竜の頭骨が発見された。ミャンマー産の琥珀の中に閉じ込められていたもので、大きさは現在生息する最小の鳥と同じくらい、生息時期は9900万年前と見られる。 3月11日付けで学術誌「Nature」に発表された論文によると、後頭部から口先までの長さはわずか1.5センチで、幅は親指の爪ほど。世界最小の鳥、マメハチドリとほぼ同じサイズで、体重は10セント硬貨(約2グラム)より軽かったと示唆される。 今回の恐竜は「オクルデンタビス・カウングラアエ(Oculudentavis khaungraae)」と名付けられた。研究によ

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    NLW 2020/03/14
  • ハエを10億匹放してハエを根絶、すごい害虫駆除法

    2016年、米国のフロリダキーズ諸島でラセンウジバエが大発生し、絶滅危惧種のキージカが被害を受けた。寄生されたシカは痛みに苦しみ、死に至ることもある。シカたちを救ったのは、米国とパナマ政府による不妊虫放飼プログラムだった。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 中米、パナマ運河のすぐ東に、緑の屋根の建物がある。一見、どこにでもある工場のようだが、ここはパナマ政府と米国政府が共同で運営するハエ養殖施設だ。 この施設では、1週間に数百万匹、1年間に10億匹以上のハエを育て、放している。施設内はほのかに腐肉のにおいがする。ハエの幼虫(ウジ)には、牛乳と卵と物繊維とウシの血液を配合した餌が与えられている。 ここで育てられているのはおなじみのイエバエではなく、生きたウシの体に穴を開けて組織をい荒らすラセンウジバエである。ラセン

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    NLW 2019/12/16
  • 凍結ミイラ「アイスマン」壮絶な最期の旅路を解明

    1991年、エッツィ(アイスマン)のミイラ化した遺体を調べる登山家のラインホルト・メスナー氏(右)と仲間。(PHOTOGRAPH BY PAUL HANNY, GAMMA-RAPHO/GETTY) アルプスの氷河で見つかり、「エッツィ」の愛称で知られる有名な男性のミイラ「アイスマン」。負傷し、おそらく追われていたアイスマンは、アルプスの高山で、背中を矢で射られて死亡した。(参考記事:「アイスマンをめぐる5つの意外な事実」) それから約5300年、考古学者たちは今も、彼の死の謎を解明しようと取り組んでいる。このほどアイスマンの発見現場から採取されたコケの分析が行われ、最後の登山の詳細が明らかになった。論文は2019年10月30日付けで学術誌「PLOS ONE」に発表された。 これまでにわかっていること エッツィは1991年、エッツタール・アルプスを歩いていたハイカーが、イタリアとオーストリア

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    NLW 2019/11/03
  • 監修者が解説、特別展ミイラはここがすごい

    歴史を振り返ってみると、「ミイラ」は不遇な扱いを受けてきた存在である。 まず、「ミイラ」という言葉自体が幾つかの誤解を経て生みだされている。ミイラの英語である「mummy(マミー)」は、アラビア語で瀝青を意味する「mumiyah(ムンミヤ)」などを語源とするが、これは瀝青(れきせい:天然アスファルトなどの炭化水素化合物)が身近にないヨーロッパ人が「古代エジプト人の乾燥した遺体」の表面に固着した黒色物質を瀝青と思い込んだためである。 また、戦国時代の日では、この乾燥した遺体を「木乃伊」と書いて「モミー」と読んでいたが、同時期に輸入されていた「没薬(もつやく:植物の樹脂)」、ラテン語で「myrrh(ミルラ)」、と混同され、「ミイラ」と呼ばれるようになった。その後、日では、「人間または動物の死体が永く原型に近い形を保存しているもの」(広辞苑)を「ミイラ」と総称しているのである。 永久死体とい

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    NLW 2019/11/02
  • 世界で最も人口密度の高い島、写真26点

    イスロテ島(正式名称サンタ・クルス・デル・イスロテ)は、南米コロンビアの沿岸の町カルタヘナから船で2時間の距離にある島だ。写真家のチャーリー・コルデロ氏は、この小さな、ひどく混み合った島のことを知ると、たちまち夢中になった。 厳しい環境条件の下で工夫して生活している人々にいつも引きつけられるというコルデロ氏にとって、イスロテ島は大変魅力的だった。この島では、十分な水、料、電気が手に入らないにもかかわらず、野球場一つ分(約1ヘクタール)ほどの土地に45家族、97戸がどうにか暮らしている。これは米国ニューヨーク、マンハッタンの人口密度の約4倍だ。(参考記事:「香港にひそむ貧困、1畳間に暮らす人たち 写真22点」)

    世界で最も人口密度の高い島、写真26点
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    NLW 2019/07/11
  • ギャラリー:かわいい?コワい?だから魅力的なコウモリ写真集 16点

    テントでキャンプ 熱帯に生息するコウモリの中には、ホンジュラスのシロヘラコウモリのように、植物の葉でテントを作るものもいる。この小さなコウモリは葉脈をかじって葉を垂れ下がらせ、その中に隠れる。(PHOTOGRAPH BY KONRAD WOTHE, MINDEN PICTURES) 翼を広げて 洞窟を出て狩りに出かけるメキシコオヒキコウモリの群れの1匹をアップで捉えた。3月から10月までの毎晩、米国テキサス州オースティンの中心部にある橋の下から150万匹のメキシコオヒキコウモリが飛び立つ。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE WITH COLE SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) モノクローム 1915年、洞窟の中でフラッシュ撮影された数百匹の小さなコウモリ。洞窟に住むコウモリは多い。 (PHOTOGRAPH BY GEORGE

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    NLW 2018/12/30
  • 宣教師事件の孤立部族、唯一の「友好的な接触」 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    人類学者のマドゥマラ・チャトパディヤエ氏は、6年にわたってアンダマン諸島の部族を調査した。(Photograph Courtesy of Madhumala Chattopadhyay) ベンガル湾に浮かぶインドの離島、北センチネル島で11月、米国人宣教師が死亡した。この事件をきっかけに、立ち入りが禁止されているこの島に再び関心が集まり、島の人々の将来を心配する声が高まっている。彼らは狩猟採集を生業とし、長らく外部からの接触を拒んできた。(参考記事:「森の部族に身を捧げた男、二度と帰ってこなかった」) 20世紀後半を通じて、北センチネル島を含むアンダマン・ニコバル諸島を管轄するインド政府は、センチネルの人々との接触を試みてきた。しかし、その試みの多くは、海岸から一斉に放たれる矢や槍に出迎えられた(1970年代には、ナショナル ジオグラフィックのドキュメンタリー番組のディレクターが、撮影中に

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    NLW 2018/12/13
  • 廃れゆくテント生活、様変わりするイラクの遊牧民 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    お茶を入れる26歳のシリン・ホダダディと息子。運転手を雇って車で移動していたが、これ以上進めないと言われ、道路脇で一夜を明かした。PHOTOGRAPH BY NEWSHA TAVAKOLIAN イランには100万人以上の遊牧民が暮らす。独自の生活様式をもつ彼らは、外界と接触することなく、長年、近代化を拒んできた。古い伝統と家父長制も、変化を阻んできた要因だ。だが、干ばつや砂嵐、都市開発の拡大、モバイル通信や高等教育の普及などにより、その人口は減りつつある。 遊牧民が減少する背景には、定住生活を望む女性たちの存在がある。遊牧民の女性の生活はきつい。9人の子をもつ61歳のザハラ・アミリは、明け方に起き、遠くの井戸へ歩いて水をくみに行く。戻ったらパンを焼き、朝を作る。家畜の世話をする夫を手伝うこともあれば、羊の乳搾り、チーズやヨーグルト作りといった仕事もある。顔も手も日に焼けて真っ黒だ。家事の

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    NLW 2018/10/05
  • 動画公開はアマゾンの未接触部族を救えるか

    ブラジルの国立先住民保護財団(FUNAI)は2018年7月以降、アマゾンの「孤立部族」の動画を2公開した。いずれも、外界から遮断された保護区に住む先住民を監視・保護するため活動の中で撮影したものだ。 最初の1には、深い森の中で体格のいい男性が木を切り倒す様子が映る。これは、この男性を保護する役割を担うFUNAIのチームが、ごく近距離からこっそりと撮影したものだ。男性はブラジル西部のロンドニア州にある広さ70平方キロほどのタナル先住民地区で、過去22年間、1人で暮らしてきた。この保護区が作られたのは、伐採業者や牧場主から男性を守るためだ。彼以外の部族のメンバーは、80年代から90年代にかけて、そうした業者によって全員殺されたと見られている。唯一の生き残りであるこの男性については、その名前も、男性がかつて属していた部族の名前もわかっていない。

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    NLW 2018/09/06
  • 股間にヤスデを擦りつけるキツネザル、薬代わり? | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    最新の研究によれば、アカビタイキツネザルは寄生虫を退治するためにヤスデを利用している可能性がある。(PHOTOGRAPH BY LOUISE PECKRE) ふつうなら、ヤスデを口の中に入れるのはよくない。ヤスデをめちゃくちゃにして生殖器に塗りつけるのも、やはりお勧めできない。ヤスデは様々な毒を分泌して、捕者を遠ざけることで知られているからだ。 ところが動物行動学者のルイーズ・ペッカー氏は、マダガスカルのキリンディ森林保護区で、アカビタイキツネザルのメスがヤスデを手に取るのを目にした。2016年11月のことだ。キツネザルは、毒を持つヤスデを噛んでは自分の尾と生殖器周辺の毛に擦り込むという行動を幾度となく繰り返した。しまいには、ヤスデをのみ込んでしまった。(参考記事:「ワオキツネザル、弱さを嗅ぎつけ相手に付け入る」) その後、キツネザルはヤスデをもう2匹見つけ、まったく同じことを繰り返した

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    NLW 2018/08/09
  • 世界はアマゾンを救えるか、はびこる闇と負の連鎖

    クリス・フェリシアーノ・アーノルド氏の新著『The Third Bank of the River』は、アマゾンの雨林には写真に映らない問題があると指摘する。(PHOTOGRAPH BY REDMOND DURRELL, ALAMY STOCK PHOTO) 地球の熱帯雨林の半分以上がすでに失われている。その影響が最も深刻なのがアマゾンだ。クリス・フェリシアーノ・アーノルド氏の新著『The Third Bank of The River(川の三つめの岸)』は、この問題の舞台裏へと読者をいざない、隠された腐敗、薬物取引、違法伐採などの社会的・政治的な問題を明らかにしていく。著者のアーノルド氏に話を聞いた。(参考記事:「【動画】アマゾンで新種続々、2日に1種の割合」) ――アマゾンと聞くと、多くの人が魅力的な野生動物と先住民に出会える世界を想像しますが、『The Third Bank of T

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    NLW 2018/07/25
  • 第118回 野菜農園で出会った「デカイ」ツノゼミ

    ぼくが住むモンテベルデのバイオロジカルステーションから500メートルぐらい下ったところに野菜農園がある。ぼくは月に2~3回、そこへ新鮮なプチトマトや葉もの野菜を買いに行く。 野菜を買うついでに、昆虫探しもすることにしている。野菜農園の周りには、バイオロジカルステーションでは見かけない植物が生えていて、違った昆虫たちの顔を見ることができるからだ。 そんな植物のひとつに、農園の周りの一角を覆うように生えている蔓(つる)性のウリ科のものがある。このウリ科の植物を観察すると、いろんなカメムシの仲間が葉や茎から汁を吸っていたり、花にハリナシミツバチが来ていたり、チョウやハチ、ジョウカイボンなどが葉の上にとまっていたり、葉に潜るハエの幼虫がいたりと、たくさんの昆虫たちを目にする。この植物、虫たちに大人気!

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    NLW 2018/07/18
  • コウモリを錯覚させて逃げるガ、進化の謎を解明

    シダの葉の上で巨大な翅を広げるアメリカ産の大型ヤママユガ、アメリカオオミズアオ(Actias luna)。米ノースカロライナ州で撮影。(PHOTOGRAPH BY AL PETTEWAY AND AMY WHITE, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) アフリカ原産のヤママユガ、アフリカオナガミズアオ(Argema mimosae)が巨大な緑色の「翼」を広げると、卓球のラケットほどの大きさになる。見た目が美しいだけでなく、腹をすかせたコウモリにとって、このガは大きな翅の間にジューシーで栄養たっぷりの体をもつ貴重なご馳走だ。 アフリカオナガミズアオの後翅からは、独特な形の一対の長い尾(尾状突起)が垂れ下がっている。いかにも捕まえやすそうに見えるかもしれないが、すぐれた反響定位(エコーロケーション)の能力をもつコウモリがこのガをねらうと、たいてい捕まえ損なってしまう。い

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    NLW 2018/07/10
  • ギャラリー:アマゾン先住民、ダム建設で消える暮らし 写真19点

    ブラジルのシングー川で木登りをして遊ぶ少年たち。2015年末にダム湖に水が入り、町の大部分が冠水、川に近い貧困地域も多くが失われた。(PHOTOGRAPH BY AARON VINCENT ELKAIM, THE ALEXIA FOUNDATION) 2016年。ベロモンテ・ダム建設の公聴会で、政府とノルテ・エネルヒアへ陳情にやってきた先住民の人々。(PHOTOGRAPH BY AARON VINCENT ELKAIM, THE ALEXIA FOUNDATION) ブラジル、パラ州のタパジョス川で、器を洗った後にペットのインコと遊ぶムンドゥルク族の少女。(PHOTOGRAPH BY AARON VINCENT ELKAIM, THE ALEXIA FOUNDATION) 2014年。ムンドゥルクの族長。タパジョス川に計画されていたダム建設に対する抗議運動にて。川沿いにあるムンドゥルク族

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    NLW 2018/07/03
  • 食肉にハンセン病リスク、ブラジルのアルマジロ

    ココノオビアルマジロ。ブラジル西部のパラー州に生息するココノオビアルマジロの62%で、ハンセン病の原因菌である「らい菌」が確認された。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK) アルマジロは鶏肉のような味がするそうで、ブラジルではさほど珍しい肉ではない。しかしこのほど、アルマジロをべる習慣に警鐘を鳴らす研究結果が出た。アルマジロの肉はハンセン病を引き起こす可能性があるという。(参考記事:「動物大図鑑 アルマジロ」) 「顧みられない熱帯病(neglected tropical disease)」の研究を扱う学術誌「PLOS Neglected Tropical Diseases」に6月28日付けで掲載された論文によると、ブラジル西部のパラー州で採取されたココノオビアルマジロ (Dasypus novemcinct

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    NLW 2018/07/03
  • 史上最大規模、子ども140人の集団生贄を発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    生贄になった子ども(左)とリャマの子(右)。西暦1450年頃、ペルーの北部沿岸地域で140人以上の子どもと200頭以上のリャマが生贄として捧げられた。(PHOTOGRAPH BY GABRIEL PRIETO) ペルーの北部沿岸地域で、南北アメリカ大陸で(おそらく人類史上でも)最大規模の子どもの集団生贄(いけにえ)の儀式が行われていた証拠が発見された。 今から550年ほど前、拡大を続けていたチムー王国の首都に近い、太平洋を見下ろす吹きさらしの絶壁で、140人以上の子どもと200頭以上のリャマの子を生贄として捧げる儀式が行われたようだ。 チムー文明は、先コロンブス期にペルーで栄えた、いまだ謎に包まれている文明。ペルー国立トルヒーヨ大学のガブリエル・プリエト氏と米テュレーン大学のジョン・ヴェラーノ氏は、ナショナル ジオグラフィック協会の支援を受け、多分野にわたる国際チームを率いて科学調査を続け

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    NLW 2018/05/02