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よいシステムは、よい手順書に行き着く(1) 株式会社テクノファ 代表取締役 平林良人 「よいシステムとは何か」を考えていくと最後に突き当たるのは「よい手順書(マニュアル)とは何か」になる。システムとは「相互に関連し、又は相互に作用する総体」であるから、複雑な業務をいかにして手順化(マニュアル化)しておくかに行きつくのである。 マニュアルには何を書くのか、誰を対象に書くべきか、どのくらいの細かさで書くのか、いつ読むのか、いつ読ませるのか。これらは当然組織によって異なる。しかし、何か一般原則があるのではないか。 0 序 手順書についてよく聞く現状の問題点は次のようなものである。 1.現実のシステムが整備されていないのに、あるべき理想の姿を文書にしている。 2.いままでのシステムがあるのに、それを無視して手順書が作られている。 3.文書を作成した人が実態をよく知らないスタッフなので、
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