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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/keisai-dousureba (10)

  • アベノミクス・惨敗のマイナス成長へ - 経済を良くするって、どうすれば

    9/30に公表された8月の経済指標の結果は、経済運営の担当者にとって、血の気が引くような内容だったろう。同じ日、安倍首相は、「経済の好循環が生まれ始めている」と国会で答弁していたが、起ころうとしているのは、デフレへのスパイラルだ。一気の消費増税は、成長をなぎ倒し、惨敗にアベノミクスを引きずり込んだ。もはや、日経済は、マイナス成長への転落が避けがたい情勢となった。 ……… まず、8月の家計調査から見ていこう。二人以上世帯の季節調整済の実質指数は、前月比-0.3の93.4となり、反動減からの回復どころか、2か月連続しての低下である。2013年度平均の100.4からは7ポイントもの差がつき、昨年水準をいつになったら取り戻せるのか、見当もつかないほどだ。 その結果、家計調査の7,8月の平均は、増税と反動減で落ち込んだ4-6月期を更に-0.4下回るという、惨憺たる有り様である。財政当局は、低迷を「

    アベノミクス・惨敗のマイナス成長へ - 経済を良くするって、どうすれば
    NOV1975
    NOV1975 2014/10/06
    増税の必要性はあれどもタイミングがかみ合わなかったんだと思うけどね。ちょっと上向いたところでモグラ叩きとかね…
  • 家計消費は戦後最大級の落ち込み - 経済を良くするって、どうすれば

    いや、激烈な結果だったね。4-6月期のGDP速報の結果は、家計消費が-5.2%(年率-19.2%)にもなった。しかも、「除く帰属家賃」だと-6.2%に広がる。そのため、在庫が急増し、これが成長を支えることとなった。実質成長率は年率-6.8だが、もし、在庫増が1-3月期の駆け込みでの減少を復元する程度だったら、-8.8%まで行っていただろう。 消費の落ち込みは、1997年の前回の消費増税の時を上回り、比較可能な1994年以降で最大のもので、リーマン・ショックや東日大震災も超える。思い起こせば、基準は異なるが、オイルショックで狂乱物価があった1974年1-3月期が-5.7%であったから、これに匹敵する、40年ぶり、戦後最大級のショックである。これを人為的に起こしてしまったわけで、相当に深刻な事態だ。 他方、今日の日経の一面トップは「景気は緩やか回復続く」だが、民間調査機関の見通しは、7-9月

    家計消費は戦後最大級の落ち込み - 経済を良くするって、どうすれば
    NOV1975
    NOV1975 2014/08/15
    想定内でもバカ、想定外でもバカって言える結果になっちゃったから一旦白旗上げて仕切り直さないと歴史に暗黒卿として名を残しちゃうレベル。そろそろ手遅れか。
  • 「今回は違う」見出し - 経済を良くするって、どうすれば

    今日の日経は、おもしろい見出しを付けているね。今度の消費増税は「97年とは違う」か。これは、ラインハートとロゴスの「国家は破綻する」の原題「This Time Is Different 」のもじりなのかな。つまり、「今回は違うと言って、同じ失敗を繰り返す」という意味。記事の内容は、「今回は増税しても大丈夫」という内容なのだけど、真意は別にあるのかもね。いまさら、社説も変えらないだろうし。 日経では、昨日、滝田洋一さんが電子版に書いた「日版「財政の崖」、突破のヒントは米国に」が良かったね。滝田さんは筆者と見解は違うが、データを出してくるから議論が成り立つ。注目は、中島厚志さんの資料を引いた、米国の増税が消費に与えた要因分析だ。増税が所得を減らして、消費を抑制したことが明確に出ている。まあ、「所得が減れば、消費は減る」というのは、経済学の最も基的な理論の一つではある。 その点、日銀の黒田総

    「今回は違う」見出し - 経済を良くするって、どうすれば
    NOV1975
    NOV1975 2013/08/09
    偉い人にとっての経済学なんてのは内容が正しいかじゃなくて自分のやろうとしていることに説明を付けられるかどうかの話でしか無いからな。他国のデータは邪魔w
  • 金利上昇の前に起こるリスク - 経済を良くするって、どうすれば

    今週の日経で一番の記事は、小栗太さんの「実体なきザ・セイホ」(電子版4/12)だった。その内容は、生保の外債投資は要因になっておらず、異次元緩和後の円安はヘッジファンドの投機であるとするものだ。これは、4/10の「生保マネー、円安後押し 異次元緩和で外債シフトへ」という紙の記事と矛盾するようだったので、一層、印象深かった。こういう深堀りこそ、編集委員の仕事ですな。 紙の記事も、よく読めば、生保そのものが買っているのではなく、それを見越したヘッジファンドの「先回り」の動きだと分かるのだが、いずれにせよ、筆者は、金融緩和による円キャリーが始まり、円安を呼んでいるのだろうと思っていたから、「為替差益狙いの投機」とする小栗さんの指摘は新鮮だった。要するに、利益確定売りによって、円高へと巻き戻るおそれが十分にあるということだ。 さて、アベノミクスの成果は円安と株高である。円安が戻れば、当然、輸出

    金利上昇の前に起こるリスク - 経済を良くするって、どうすれば
    NOV1975
    NOV1975 2013/04/14
    「アベノミクスの成果は円安と株高である」え、それでいいの?
  • 日本経済の緊縮システム - 経済を良くするって、どうすれば

    2013年度予算を一言で評せば、「緊縮システムは頑として続ける」ということだろう。政権が交代しようと、日の財政当局のやることに変わりはない。「緊縮システム」とは、前年度の補正後の予算額より、圧倒的に少ない当初予算を組んで、秋の補正などで何もしなければ、強力な財政デフレが作用するように仕込むことである。 あわよくば財政を節約できるという仕込みは、財政当局には嬉しいかもしれないが、経済にとっては、たまったものではない。成長は、投資増と所得・消費増が相互に作用して、徐々に高まっていくものである。これを財政が邪魔をしてしまうと、いつまで経っても、成長が高まらなくなる。「緊縮システム」をやめない限り、日のデフレ脱出は難しいだろう。 ……… 補正後の2012年度予算は100.5兆円であり、2013年度予算は92.6兆円だから、何もしなければ約8兆円、GDP比で1.5%ものデフレ圧力がかかる。インフ

    日本経済の緊縮システム - 経済を良くするって、どうすれば
    NOV1975
    NOV1975 2013/02/03
    そうなんだけどねえ。なんでそうならないのかねえ。
  • 財政の崖と痛い経験 - 経済を良くするって、どうすれば

    財政の崖が回避されて、NY株は急騰したが、しょせん、崖が危惧される前に戻っただけである。しかも、崖とは関係なく、社会保障税が上がっていることは見逃せない。所得を2%カットするわけで、米国の2%前後とされる潜在成長率からすれば、1年分の所得増を抜くようなものだから、決して小さくない。 日は、昨年4月に年少扶養控除を廃止したが、その後、勤労者世帯の消費は失速した。また、この数年、毎年10月の年金保険料の2%アップのあと、11月から1月の消費が振るわないように思える。こういう痛い経験はムダにしたくないものだ。まあ、世間では、痛い経験だったと思われていないだろうが。 筆者は普通の経済学の信奉者なので、日のエリートと違い、所得を抜けば消費は減るものと見てしまう。特に、需要減少に伴う金利低下が望めない状況では、消費減を補う投資増が期待できないから、デフレ促進の効果は一層強力だろう。最近はIMFもそ

    財政の崖と痛い経験 - 経済を良くするって、どうすれば
    NOV1975
    NOV1975 2013/01/04
    崖の本番は2月だと思うんだけど、世間は新年ムードで浮かれてるよね。
  • 解散に思う経済運営の論点 - 経済を良くするって、どうすれば

    でポピュリズムが始まったのは、小泉政権から。しかし、安倍政権以降、使うものだったポピュリズムに支配されるようになる。原因は、拙劣な財政運営のためにデフレが続いたためであり、「官」に支えさせることで政治基盤を作るのではなく、「官」を叩くことで政治基盤を作ろうとするようになる。それは新自由主義の名を借りた自己破壊的な過程であった。 解散と12月16日投票が決まったようだが、何を訴えて選挙は戦われるのであろうか。更に「官」を叩くこと、すなわち、歳出を減らす競争が行われるのか、あるいは、特定の業界に向けて、補正予算のバラマキをささやくのか。いずれにせよ、日経済が必要とする消費を中心とする安定的な需要管理を阻害するようなものになりそうである。経済運営において、「選択と集中」は歪みをもたらすことになりがちだ。 おそらく、新政権による経済運営は、国会冒頭の補正予算で大バラマキをする一方、次年度

    解散に思う経済運営の論点 - 経済を良くするって、どうすれば
    NOV1975
    NOV1975 2012/11/16
    単なる迎合主義的選挙公約も悪ければそれをかけらも守らない現実も悪い。メジャー政党がきちんと痛みの分かち合いを主張できないと日本はじわじわ死ぬ
  • 壮大なる愚行 - 経済を良くするって、どうすれば

    【未定稿】 はじめに 皆さんは、財政赤字を心配にするし、省庁の縦割りも批判しますよね。それで、国、地方、社会保障の三つを連結した政府部門の財政収支って見たことがありますか。これはSNAと呼ばれるGDPの統計表で集計されているもので、見ようと思えば、簡単に見られます。自分の手で、全体を眺めてみようとは思いませんかね。 困ったことに、日の財政当局は、政府部門の全体を見回した経済運営をしていません。整合性がない運営のために、日経済は大変な苦難に見舞われています。彼らは、自分の領分である国の財政にしか関心がないため、それを問題とすら思っていません。来は、そうならないように調整するのが政治家の役割かも知れませんが、そうした能力を持った人は、今では枯渇しています。 こうなってしまった責任の一端は、皆さんが全体について関心を持たず、各省がバラバラに出してくる情報に流されるがままの現状に満足している

    壮大なる愚行 - 経済を良くするって、どうすれば
    NOV1975
    NOV1975 2012/08/15
    終わりよければすべてよし的思考が現状を招いた気がしなくもない。
  • 企業悪玉論を超えて - 経済を良くするって、どうすれば

    悲劇は悪意のみによって起こるにあらずだ。最近、消費増税を批判し、法人減税に反対するものだから、「共産党みたいよ」と、からかわれたりするのだが、そうではないんだな。別に大企業が悪いというわけではない。投資せずに、内部留保を積み増すには、理由があるということなんだよ。 今週のJMMで北野一さんは、持論の「企業が高収益の投資に絞るからデフレになる」という説を述べられているが、この謎を解くのは、それほど難しいことではないように思う。北野さんは、米国の「物価上昇率-2.2%」が日の物価上昇率になっているとして、日米の物価の連動を指摘しているのだが、もし、日が無茶苦茶な財政出動をしたとしたら、この連動を政策的に断ち切ることは可能だろう。(MF効果も除けると思う) 逆に言えば、1997年のハシモトデフレで自分でデフレに突っ込み、ゼロ金利となって金融政策という手段を失ってしまった日が、財政政策の自由

    企業悪玉論を超えて - 経済を良くするって、どうすれば
    NOV1975
    NOV1975 2012/05/23
    なるほど。
  • グッドルーザーたるべし - 経済を良くするって、どうすれば

    は、ミッドウェー海戦で決定的な敗北を喫したにもかかわらず、負けを認めず、戦力をすりつぶして無条件降伏に至った。他方、同じ枢軸国側だったフィンランドは、組織的な抵抗力を失う前に、厳しい条件を甘受しつつもソ連と和睦を結び、辛うじて独立を守った。勝負に敗れることはある。大事なのは「良き敗者」たるべきことだ。 筆者は、原発容認派だったし、温暖化ガスの削減が優先する課題だと思っていた。安全神話こそ信じてなかったが、日なら、事故が起こっても、スリーマイル島並みに、格納容器にとどまると楽観していた。福島第一の現実を目にした今、その誤りは認めざるを得ない。あとは、どう終戦に漕ぎ着けるかである。 戦争では、徹底抗戦を訴える勢力が必ず現れる。そもそも、戦争を始めたのだから、そうした勢力が強い政治力を持っているのは当然だろう。こうした人たちに、どうやって、現実を認めさせるのかは、重い課題になる。「今回

    NOV1975
    NOV1975 2012/05/05
    「原発護持派の主張を弱め、孤立させることになる。負けを認めさせるには…」どっちかというと護持派だけど、実際に足りないことで主張が強まるんじゃないかと思うんだけど。戦術としてどうか。
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