昔、つきあいのあったベテランの60代カメラマンが面白いことを言っていた。いろんなロケクルーと仕事をしてきたが、ディレクターの人間性を見る上で一番分かりやすいのは、「車輌さん(つまりロケバスの運転手)」への態度なのだという。 かつては局付きの職員の車輌さんがいた時代もあったが、もちろん今はそういうことはなく、専門業者への発注である。ほとんどの場合、一度仕事すれば二度とそのドライバーと会うことはない。単に目的地まで運んでもらえばいいのであって、ロケクルーの中でその後の利害関係というのが最も無い人間だ。当たり前だが、運転手は態度が悪ければすぐにクレームをつけられ下ろされてしまうため、若造のディレクターに対しても基本的に低姿勢である。 それをいいことに、ずいぶんこうした運転手をぞんさいに扱うディレクターがいる。ロケスタッフの中では、最も実際の仕事に絡まないため、アゴで使うような態度になる。年配の人
最近、若者がこんな台詞を吐くようになった。これは何となく分かるようで、よくよく考えると全く意味不明の言葉である。これを私は「ふつうに言葉」と名付けたい。これは「イケてる」「キモい」「ウザい」など、分かりやすい若者言葉とは一線を画す難易度の高い言葉だと思う。 まず「ふつうに」の部分の意味がよく分からない。若い女の子2人組が可愛らしい服を見て「ふつうにカワイクない?」と語尾を尻上がりに言う時、「ふつうに」可愛いとはどういう可愛さなのか?あくまで普通の可愛さでしかないのか?それとも何か特別な可愛さなのか?どっちやねん!はっきりせよ!と、問い詰めたい衝動にかられるが、警察に通報される恐れもあるので、踏みとどまっている。 いよいよ私も30代半ばにさしかかり、10代の若者と言葉が通じなくなりつつあるのか。ショックを隠しきれない。私たちが10代の頃は「マジ?」を連発し、「ゲロゲロ」(とんねるずが流行させ
今に始まったことではないが、どうでもいい話にだけ全力投球のマスコミにうんざりしてる今日この頃だ。 たとえば日ハムの新庄が活躍しようがしまいが、「今日の新庄」みたいなコーナーでこまかく紹介するとか、ほんと鬱陶しい。TBSのニュース23に山本モナという女性キャスターがいて、民主党の細野豪志という議員と不倫してキスしたから降板だという。いくらなんでもちょっとそれは行き過ぎではないか。 そんなプライベートと仕事とは関係ないだろ。あまりに幼児的だ。小学校のクラスにも「こいつら付き合ってら~!や~い!」と赤い鼻をして大騒ぎするようなお調子者の馬鹿がいたと思うが、この間の写真誌やマスコミのはしゃぎっぷりはまさにこの小学生と同レベルである。降板まで追い込むことができて大満足だったのだろうか。 それから東京・東大和市が生まれつき気道がふさがりやすく痰の吸引が必要なことから、青木鈴花さん(6歳)の入園を拒否、
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