「政府の、政府による、政府のための」働き方改革 政府が主導している「働き方改革」。いまや、このキーワードをメディアで見聞きしない日はない。 筆者も、業務プロセス改善/オフィスコミュケーション改善士の立場で企業や自治体から相談を受け、連日このテーマと向き合っているのだが、全国の職場を見てきた結果、働き方改革の邪魔する犯人たちの姿がようやく見えてきた。 その犯人の一人は……、ずばり「政府」である。 率直に言って、「働き方改革」という言葉時代が、もはや「政府の、政府による、政府のための」自己満ワードでしかない。無責任に言い放つだけだ。 むしろ、「本当に働き方を良くしたい」という健全な問題意識と健全な成長欲求のある国民の足を引っ張っている。 その最たる例が「サマータイム」の緊急導入案だ。 サマータイムでIT業界は阿鼻叫喚 いま、サマータイム導入案が世の中の物議を醸している。夏の間だけ時間を早める施