Published 2022/02/12 10:00 (JST) Updated 2022/06/13 10:05 (JST) 新型コロナウイルス感染症の症状がどんなものかは多く報道されているが、回復後の後遺症の実態は意外と知られていない。記者(33歳、女性)は、感染から1年たった今も後遺症に苦しんでいる。体の痛みで座っていられずにのたうちまわり、ひどい倦怠感で日常生活がままならない時もあった。仕事も長期の休職を余儀なくされた。治療である程度は改善したものの、今も本調子にはほど遠く、再び悪化するかもしれない恐怖と闘う日々だ。 若年層は感染しても重症化しにくいからと、油断しないでほしい。コロナ感染自体はたいしたことがなくても、その後に重い後遺症に苦しむ人は多くいる。記者の体験から、その深刻さを知ってもらいたい。(共同通信=秋田紗矢子) ▽感染判明、でもずっと軽症 コロナ感染が判明したのは昨年
こんにちは。一之江駅前ひまわり医院院長の伊藤大介です。 新型コロナウイルスは2019年に発生して以来、さまざまな変異株が生まれました。その中でデルタ株に続き、オミクロン株が世界中で流行しています。日本にも市中感染が起こっているオミクロン株の特徴について、感染力や症状・重症化を中心に解説していきます。 オミクロン株とは?オミクロン株とは、2021年11月24日に南アフリカから報告された新型コロナウイルス変異株の1種です。WHO(世界保健機関)はこのB.1.1.529系統の変異株を11月26日に「懸念される変異株 (Variant of Concern; VOC)」と位置づけ、ギリシャ文字順に「オミクロン」と名付けました。 VOCとは、伝播性の上昇、病毒性の上昇、公衆衛生対応・診断・治療・ワクチンの効果の悪化、のいずれかが明らかになった、公衆衛生上問題となる変異株のこと。2022年2月現在で、
新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」について、イギリス政府は一日に20万人が感染しているとの推計を明らかにしました。 イギリス ジャヴィッド保健相 「こんなに拡大が速い変異株は初めてです」 イギリスのジャヴィッド保健相は13日、一日に20万人がオミクロン株に感染しているとの推計を明らかにしました。ロンドン市内では感染例のおよそ4割がオミクロン株ですが、あと2日で大半を占めるとの見通しを示しています。イギリスでは、オミクロン株に感染した患者が死亡したことが初めて確認されています。 一方、アメリカでは感謝祭の連休後、感染者が増えていて、西部カリフォルニア州では屋内の公共スペースでマスク着用が再び義務化されることになり、東部ニューヨーク州でも一部の屋内施設でマスク着用の再義務化が始まっています。
南アフリカなどで見つかった新型コロナウイルスの変異株について、世界保健機関(WHO)は11月26日、警戒レベルが最も高い「懸念される変異株」に指定し、ギリシャ文字のアルファベットからオミクロン(ο)株と名付けたと発表した。 WHOは変異株について、ギリシャ文字のアルファベット順で命名してきたが、ニュー(ν)とクサイ(ξ)の二つの文字が飛ばされた形になった。WHOは理由を明らかにしていないが、ほかの言葉との混同や差別を避けるためだったとの見方が出ている。 WHOによると、オミクロン株は11月24日、南アフリカで初めて確認された。専門的な命名法(PANGO系統)では「B.1.1.529」とされ、いくつかの変異があり、ほかの変異株と比べても再感染のリスクが高まっているとしている。 変異株は当初、最初に見つかった国や地域の名前で呼ばれていたが、偏見や差別が生まれる懸念があることから、WHOは202
27日から宮城など8道県が緊急事態宣言の対象に追加されるなど、新型コロナウイルスの感染拡大の収束が見通せない中、目立つのが職場での集団感染だ。感染力が強いデルタ株が流行の主体となり、100人規模での職場集団感染も相次いでいる。それぞれの事案からは想定外の場面で感染が広がるといった従来の対策の盲点も浮かぶ。職場集団感染は業務停止リスクもはらむだけに、感染対策の抜本的な見直しと強化が急務だ。 集団感染が特に目立つのが百貨店だ。阪急阪神百貨店では阪急梅田本店(大阪市)と阪神梅田本店(同)でそれぞれ140人を超える従業員の感染が発生。伊勢丹新宿店でも200人を超える感染者が出た。 共通するのが地下の食品売り場の従業員で感染が広がった点だ。三越伊勢丹ホールディングスの担当者は「地下は換気が難しく、従業員用の更衣室など密集する場面がある」と売り場の特徴を指摘する。 これまでも従業員同士の接触機会には対
現金を介して新型コロナに感染する可能性は低い 紙幣や硬貨を介して新型コロナウイルスに感染する可能性は低いことが、ルール大学ボーフム(ドイツ)分子・医科ウイルス学分野のDaniel Todt氏らによる研究で明らかにされた。研究の詳細は、「iScience」8月号に掲載された。 新型コロナウイルスの主な感染経路は飛沫やエアロゾル(空気中に漂うウイルスを含んだ微粒子)だとされているが、ウイルスに汚染された物の表面を介した感染リスクも否定できない。 さまざまな人が頻繁に触るお金は、そうした媒介物の一つとして疑われてきた。 そこでTodt氏らは、まず、紙幣、硬貨、クレジットカードと同じ材質のポリ塩化ビニル(PVC)製のプレート、および対照として用いたステンレス鋼の表面を滅菌。 その後、これらを新型コロナウイルス、または無害なウシコロナウイルスを含む溶液で汚染し、ウイルスの安定性を調べた。 また、試験
地域医療センターの治療テントで従事する看護師=米フロリダ州メルボルン/Paul Hennessy/SOPA Images/LightRocket via Getty Images (CNN) 米疾病対策センター(CDC)のロシェル・ワレンスキー所長は5日、新型コロナウイルスのワクチンについて、接種を完了した人でも新型コロナウイルスにブレークスルー感染(接種後の感染)をした場合にはウイルスを人に感染させることがあるとの見解を示した。 ワレンスキー所長は「我々のワクチンは素晴らしくうまくいっている」と強調した上で、世界で猛威を振るっているデルタ変異ウイルスに対するワクチン効果については「引き続きデルタによく効いている。重症化や死亡に関しては防止できる。だが、もはや感染を防ぐことはできなくなった」と指摘した。 ワレンスキー所長によると、CDCが先週、マスク着用に関するガイドラインを変更し、接種を
ペルーで最初に見つかった「ラムダ型」と呼ばれる変異ウイルスが南米を中心に徐々に拡大しています。 ラムダ型変異ウイルスについて現時点でどんなことが分かっているのでしょうか。 ラムダ型変異ウイルスの検出状況は?それぞれの変異ウイルスの検出状況(2021年7月31日現在の情報に基づき筆者作成) ラムダ型変異ウイルス(C.37)は2020年8月にペルーで最初に見つかりました。 その後、南米を中心に拡大し、7月31日時点で31カ国で見つかっています。 中でもペルー、チリ、エクアドル、アルゼンチンなどの南米の多くの国で見つかっており、特にペルーでは新規感染者の9割以上がラムダ型によるものと言われています。 世界的な拡大を受けて、WHOは2021年6月14日にこの変異ウイルスを「ラムダ」と名付け「注目すべき変異ウイルス(VOIs; Variant of Interest)」に指定しました。 7月31日現
ウシオ電機と東芝ライテック(神奈川県横須賀市)は、新型コロナウイルスの抑制効果があるとされている222nm紫外線(中心波長が222nmの紫外線)の照射装置を2021年1月に国内で発売する。222nm紫外線は人体に無害とされており、有人環境でも照射できるのが特徴。オフィスや学校など不特定多数の人が集まる場所への導入を見込む。 ウシオ電機の222nm紫外線技術「Care222」を活用する。ウシオ電機は光源モジュールの開発・製造、東芝ライテックは光源モジュールを搭載した照射装置の開発・製造を担う。両社は20年8月にCare222を活用した製品開発で業務提携契約を結んでいた。 両社が1製品ずつ発売する。ウシオ電機の製品は取り付け治具で固定する方式の「Care222 iシリーズ ベーシックタイプ」、東芝ライテックの製品は天井に埋め込む方式の「UVee(ユービー) ユニバーサルダウンライトタイプ」であ
2020年10月現在も全国で新型コロナの流行が続いています。 どのような症状があれば新型コロナを疑い病院を受診すれば良いのでしょうか。 新型コロナの典型的な症状、経過、重症化のリスク、後遺症などについて現時点での知見をまとめました。 新型コロナの潜伏期間潜伏期間とは感染する機会から何らかの症状を発症するまでの期間を指します。 新型コロナの潜伏期間には1〜14日と幅がありますが、多くの人がおよそ4〜5日で発症します。 無症状の感染者はどれくらいいるのか新型コロナには一定の割合で感染しても無症状の人がいます。 どれくらいの人が感染しても無症状のままなのかまだ十分には分かっていませんが、これまでの報告からはおよそ3〜8割の人が感染しても無症状であったと報告されています。 例えばダイアモンド・プリンセス号で新型コロナに感染した544人のうち、55%は無症状であり、39%が軽症、5%が重症、1%の方
今や新型コロナウイルス感染症の感染者は3200万人に達しており、このうち99万人(3.1%)の方が亡くなられています。 つまり9割以上の方は新型コロナウイルス感染症から回復していることになります。 一般的に、感染症に罹患し回復した人は一定の期間は感染しなくなることが多く、例えば麻しん(はしか)には一度罹ると生涯感染しないことが多いとされます。 一方、性感染症である梅毒のように、一度感染しても何度でも感染する感染症もあります。 新型コロナについては感染者に免疫ができるのか、できるとしたらどれくらい持続するのかに関心が寄せられていましたが、先月から続々と新型コロナの再感染例が報告されています。 また、ブラジルのマナウスでは6月に人口の50%以上が抗体陽性に達したものの、その後抗体陽性率が減少しているという報告も出ています。 新型コロナの終息は集団免疫の達成と考えられていましたが、これらの報告は
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く