ウェブサイトはユーザーが後日アクセスしてきたときに識別できるようCookieを利用しており、閲覧履歴に基づいて広告が表示されます。しかし、FirefoxなどにはCookieをブロックして追跡させないようにする保護機能が搭載されていることから、Cookieの代わりとして用いられるようになってきているのが「フィンガープリント」です。この「フィンガープリント」はCookieを防いでいた手法が通用せず、タチが悪い存在だと開発者のbitestring氏が指摘しています。 Web fingerprinting is worse than I thought - Bitestring's Blog https://www.bitestring.com/posts/2023-03-19-web-fingerprinting-is-worse-than-I-thought.html bitestring氏は
ChatGPT-プライバシーの悪夢か、それとも役立つツールか? AI「ChatGPT」はプライバシーに配慮した作りになっていない--今、EUはこの人気ツールを止めるか? Published on: 2023-04-21 ChatGPTは、これまで発売された消費者向けアプリケーションの中で最も急速に成長しています。人々は、このツールが日常生活、あるいは仕事に役立つと信じて、このツールに群がっています。 リリースから数ヶ月で数億人のユーザーが登録しましたが、その中でChatGPTのプライバシーポリシーを読んだことがある人はほとんどいないでしょう。 しかし、AIを使うためにプライバシーの権利を放棄する価値はあるのでしょうか? 学生たちはChatGPTを使ってAIにエッセイを書かせ、Buzzfeedのような報道機関はChatGPTを使って記事を書くと発表し、彼らの株価は急上昇した。 Googleが
作成日 2022-12-30 更新日 2022-12-30 author @bokken_ tag Web, Privacy, Security, Cookie はじめに 3rd Party Cookie をブロックする制限を緩和するための仕様である CHIPS が策定されている。¶ 近年、ユーザの Privacy の向上を目的として 3rd Party Cookie をブロックする流れがある。cross site でユーザトラッキングを提供する多くのツールは 3rd Party Cookie を使っているため、3rd Party Cookie をブロックすることで解決しようとするものだ。すでにいくつかのブラウザではこういった動きが見られる(Firefox, Safari)。¶ しかし、一部のサイトでは 3rd Party Cookie が有効に使われているケースもある。こういったケースで
ヤフーは2月15日、スマートフォンを利用している際に表示されてさまざまな許可を求めるポップアップ通知についてわかりやすく解説するコンテンツ「許可しちゃって、だいじょうぶ? とつぜん通知解決ガイド」を公開した。 許可しちゃって、だいじょうぶ? とつぜん通知解決ガイド 同社は独自の調査を行った結果、個人情報の利用について「不安を感じてはいるがあまり理解できていない」という実態があったという。その状況を改善すべく、スマートフォン使用時に表示される「位置情報の利用」「Cookieの利用」「トラッキングの許可」の3つの通知に着目し、以下のような内容を解説するコンテンツを公開するはこびとなった。 この通知は何を聞いているのか 「許可する」とどうなるのか 「許可しない」とどうなるのか 気をつけておきたいことは何か Yahoo! JAPANではどう使われているのか これらの通知についてQ&A形式でわかりや
(語り手)JILIS副理事長 高木 浩光 (聞き手)JILIS出版部 編集長 小泉 真由子 (撮影)宇壽山 貴久子 この1年、過去の海外文献を調査していたという高木浩光さん。これまでの研究の一部は情報法制レポート創刊号の特集として掲載されましたが、高木さんに言わせると「あれはまだ序の口」とのこと。本日お伺いする内容は近々高木さん自身が論文にされる予定とのことですが、まだ時間がかかりそうということで、急ぎ、インタビューとしてお話しいただくことになりました。なお、このインタビューは大変長くなっております。ぜひ、最後までお付き合いいただければと思いますが、時間のない方は、目次を参照していただき、気になるトピックからお読みください。 —— 今日は、高木さんがどうしても今すぐみなさんに伝えたいことがあるとのことで、インタビューでお話を聞くことになりました。 高木: はい、よろしくお願いします。話はと
インターネット上の広告は、その効果を最大化するためにユーザーの行動を追跡して適切なターゲットを選別しています。このユーザー追跡はCookieなどを用いて行われていますが、新たにGPUを用いてユーザーを識別できる技術が発表されました。 DRAWNAPART: A Device Identification Technique based on Remote GPU Fingerprinting https://arxiv.org/abs/2201.09956 Researchers use GPU fingerprinting to track users online https://www.bleepingcomputer.com/news/security/researchers-use-gpu-fingerprinting-to-track-users-online/ ユーザーの行動
Googleが開発するモバイル向けOSのAndroidはAppleのiOSを上回る市場シェアを誇っている一方、iOSより最大20倍も多くのユーザーデータを収集することが指摘されています。SamsungやXiaomi、Huaweiなどが開発したカスタムAndroid OSを調査した新たな研究では、カスタムAndroidの多くが重要なデータをメーカーやサードパーティー企業に送信していることが判明しました。 Android_privacy_report.pdf (PDFファイル)https://www.scss.tcd.ie/Doug.Leith/Android_privacy_report.pdf Android phones engage in ‘significant’ data collection and sharing https://www.irishtimes.com/busin
iOSのバージョンが新しくなるたびに、ユーザーデータの保護を強化しようという開発者の努力が見えます。しかし、プライバシーの基本原則は変わりません。どの情報をどのアプリと共有するかを決めるのは、iPhoneを使うあなた自身なのです。この記事では、iOS 15でのアプリの権限をまとめました。アプリが要求するどの権限を許可し、どれを拒否するか、決めるときの参考にどうぞ。 iOS 15のアプリの権限はどこで設定するのか iOS 15には、権限を管理する方法が複数あります。それぞれ見ていきましょう。 アプリの初回起動時に権限を設定する どのアプリも、初めて立ち上げたときに、特定の情報へのアクセス権を要求してきます。アプリと共有するデータを一番選択しやすいのが、このタイミングです。誤って [いいえ]ではなく[はい]を押してしまっても、後で変更できます。 特定のアプリの権限をまとめて設定する 特定のアプ
最新のテクノロジーを備えたスマホのカメラは、景色を撮ったり、自撮りをする以外にも、隠しカメラを検出できることが明らかになった。 これを可能にするのは、最新のスマホに搭載されているToF(Time of Flight)センサーだ。ToFセンサーは、レーザーを物体に照射し、反射して戻ってきた反射光を分析することで撮影した画像の深度を計測し、カメラの設定を最適化している。アップルはiPhone12とiPhone13のProモデルにこのセンサーを搭載しており、サムスンはGalaxy S20+に搭載した。 シンガポール国立大学と韓国の延世大学の研究チームは先日、スマホのToFセンサーを用いて隠しカメラを発見するテクノロジーについての論文を発表した。レーザーがカメラのレンズに当たると、通常とは異なる反射が発生するが、研究者らはこの特性を利用し、隠しカメラを約90%の確率で検出する LAPD(Laser
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く