「4回もリコールを繰り返すとお客さんの信用をなくす。しっかり時間をかけてテストできなかったのか。もっといいクルマを作ってよ」――。東京都内のホンダ系ディーラーの社長は、さすがにあきれた口ぶりで嘆く。 ホンダは、7月10日、コンパクトカー「フィット」と小型SUV「ヴェゼル」のハイブリッド車(HV)について、意図しない急発進などを起こすとしてリコール(回収・無償修理)を発表。さらに11日には、自動パーキングブレーキ動作が使用条件によって危険な場合があるとして、改修するサービスキャンペーン(リコール制度の対象ではない無償修理)も発表した。不具合の原因は、いずれもエンジン制御プログラムの不具合だ。 リコールの対象は、これまで販売されたすべてにあたる17万5356台。ホンダによると、前者の急発進では11件の物損事故、後者の自動パーキングでは1件の人身事故があったという。 3回のリコール後も20件以上
![ホンダ、「フィット」で相次ぐリコールの代償](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ccc05046c6d89850e1ccafd7818e2e3bd9330b9b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F2%2Fd%2F1200w%2Fimg_2dd87f22fc418d87c040846ece3ff37642446.jpg)