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ブックマーク / geopoli.exblog.jp (29)

  • オリッピックから見える「人間の矛盾」の素晴らしさ | 地政学を英国で学んだ

    今日の千葉西部は、快晴にもかかわらず強風が。いやー、寒かったです。 さて、少々古いネタなのですが、読み返してなかなか面白かった論説記事があったのでその要約を。 記事を書いたのはNYタイムズ紙の保守系コラムニストです。 === オリンピックの矛盾 byディヴィッド・ブルックス ●リンカーン大統領は「分裂した家(議会)は倒れてしまう」と言ったことがあるが、これは南北戦争につながった奴隷制について述べていたという意味では正しかったと思う。 ●ところがこの格言は他の分野では当てはまらない。 ●一般的に言って、優秀な人物というのは矛盾した要素をもっているものであり、これは長年続いている制度や機関などにも同じことが言える。その好例がオリンピックだ。 ●オリンピックというのは、そもそも人間の戦闘的な質を、平和的に祝福する祭典だからだ。 ●その開会式などは平和的な要素を表しており、人類の兄弟愛、協力、友

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  • 「クワイエット」に出てくる有名な心理学の実験 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は、大雪が降ると思ったら・・・全然降りませんでした。しかし寒かったですな。 さて、先日発売した「累積・順次戦略“クワイエット”というを通じて解説したCD」ですが、なぜ引きこもらなければならないのかというテーマについて使われている興味深い事例としての中でも取り上げられている心理学の実験があります。 それについて、このサイトで非常によくまとまっていたので、メモ代わりに引用貼付けしておきます。 === 1950年代初め、第二次世界大戦で多数のドイツ国民がナチスの思想に従った事実に驚いた心理学者たちが、「社会制御(Social Control)」の仕組みについて研究するようになった。つまり、社会の秩序を維持するために、そのメンバーやグループの行動に影響を与えるにはどうしたらよいかを考え始めたのだ。一連の研究のなかで、もっとも有名なのが社会心理学者ソロモン・アッシュによる「同調実験

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  • 低所得層の子供たちはゲームやり過ぎ? | 地政学を英国で学んだ

    今朝の横浜北部は晴れておりますが、かなり気温が低めです。 さて、ちょっと古いですが、テクノロジーに関する記事の要約です。 簡単にいえば、貧乏な家庭の子のほうがゲームやネットにハマりすぎる傾向があるということですが、結局のところは家庭における子供の「コントロール」の問題にすべてが集中してくると言えそうな。 === デジタル時代のアメリカの「無駄時間の差」 by マット・リクテル ●「デジタル・デバイド」といえば、1990年代に流行した「テクノロジーを持つ者」と「持たざる者」を表した概念だ。 ●このおかげでアメリカでは「すべての階層の人々に最新コンピューターを!」という運動が進められることになり、とくに低所得層の家族には格別の配慮がなされた。 ●この運動は実際に効果あったのだが、それには意図せぬ副作用があり、これは政治問題にまで発展している。 ●みんなが最新テクノロジーを手に入れはじめると、驚

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  • シェール革命の地政学 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から雨が降ったりやんだりで、夕方になってから格的な土砂降りです。 さて、先日のシェール革命ネタについてもう一つの記事として、私が翻訳を出したこともあるロバート・カプランの最近の記事の要約を。 彼の場合は最新刊で地理や地政学を扱っているので、この辺のあたりの議論が鋭いですね。 ==== シェール革命の地政学 by ロバート・カプラン ●高級メディアによれば、将来の外交問題は主にアイディアを中心に争われることになるという。 ●倫理道徳面での人道介入、ヨーロッパを負債から救うための為替相場の理論、それに東アジアにおけるナショナリズムの勃興や、同時に起こりつつあるコスモポリタニズムなどがそれである。 ●いいかえれば、将来の世界は博士号論文で論じられているような「アイディア」によって決定されてくるということだ。 ●二〇世紀の歴史でもわかるように、共産主義、ファシズム、人道主義のよ

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  • 自民党らしさ:メモ | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜は昼までなんとなく晴れてましたが、午後に入ってから雲行きが。相変わらずの寒さです。 さて、先日聞いた話のメモをここに。自民党の安倍新政権に関するものです。 ●取材をしててよくわかるのが、やはり自民党が政権に戻ってきたんだなぁということ。 ●まず顕著なのが、彼らが「カレンダー」を用意してきたところだ。 ●この「カレンダー」とは、つまり目標と優先順位を決めて、それをスケジュール通りに行うということを明確にしていることだ。 ●民主党にはこの「カレンダー」をつくることができる人間がいなかった。だから仕方なく財務省の役人が書いていた。つまり「政治主導」は単なるかけ声で、実際はこの点については自民党時代よりも「官僚依存」であった。 ●この「カレンダー」を意識している自民党にとって、先日の選挙の大勝は、単なる「準決勝」であった。だから選挙当日の安倍さんの表情が厳しかったのだ。 ●「決勝」は、な

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  • 政治家は「偉い」もんだ | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から雨で、かなり気温も低め。個人的にはモスクワの10月半ばくらいの気候という感じでしょうか。 さて、今回の選挙について一言感想を。 今回私が書くことは、おそらくこれをお読みの皆さんにはご理解いただけないかもしれず、もしかしたら非常に誤解を受けるだろうなぁということを承知で、あえて書いてみます。 すでにtwitterのほうでご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、私は昨日数カ所(しかも党の違う)の選挙事務所を覗いてきまして、その場にまるで支援者であるかのような顔をして紛れ込み(笑)、一種の社会見学をしてまいりました。 実は私は三年前の総選挙の時にも同じことをやっていまして、その時に味をしめたために、今回はこのようなことを行うのが二回目です。 そして今回、選挙事務所というものを覗いてみてあらためて感じたのは、「政治家は偉い」ということ。しかも私は「どの政治家も」という但し書き

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  • オフショアコントロール:試訳 | 地政学を英国で学んだ

    ある学術誌に載せる予定のものです。 とりあえず最初の試訳部分だけ公開。 === 二〇一一年一一月にオバマ大統領は「アジア太平洋地域におけるわれわれのプレゼンスと使命を最優先事項とします」という声明を発表している。アメリカがこの「アジアへの転回」を実行する中では、たとえ起こりそうになくても、中国との紛争に備えた軍事戦略を考えなくてはならない。 ところが今日までこのような戦略は提案されていない。中国の軍事能力の向上や既存の核弾頭、アメリカの国防費の減少やサイバー領域における実質的な攻撃の優位などを踏まえて考えると、「オフショア・コントロール」(Offshore Control)は、アメリカとその同盟国たちにとって、許容範囲内での紛争終結のための戦略を与えてくれることになる。 軍事戦略というのは時として単に紛争における成功のためのガイダンスとしてしか見られないが、紛争が起こる前の抑止や同盟構築の

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  • リーダーたちのジレンマ | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はよく晴れました。しかしけっこう冷え込んでおります。 さて、近づいている衆議院議員総選挙について簡単なコメントを一言。 民主党政権の数々の失敗、というか機能不全を経ての、実に三年ぶりの衆議院議員総選挙が来月の16日に開催されることになったのはみなさんもすでにご存知の通りですが、これについて少し思うところが。 今回の民主党政権は、いわゆる「マニフェスト」と呼ばれるものを掲げて政権交代を果たしたわけですが、最近の日で見られるようなこの「目標明確型の民主選挙」を目撃してくると、政治だけでなく、あらゆる組織のリーダーシップというものに潜むジレンマを感じることばかり。 すでに皆さんはご存知かもしれませんが、私が最初に地政学を習ったのは、伝統的な「古典地政学」を批判することに意義を見いだす「批判地政学」のルートからだったのですが、ここでとくに批判対象として出てくるのは「地政学コード」な

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  • エアシーバトルで中国を手なずけられるか? | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は、朝から曇っておりましたが、いまは晴れて来ました。 さて、久々に安全保障関連の記事の要約を。書いたのはイギリス人の若手研究者ですが、なかなか鋭い分析をしております。 ==== 最高の国防は「対話」にあり By ウォルター・ラドウィグ ●米国務省の「日米安保は尖閣に適用できる」という声明発表と、時期を同じくして行われたレオン・パネッタ米国防省長官の北京訪問は、米中間で高まりつつある、アジアにおける軍事プレゼンスの緊張を見せつけることになった。 ●この状況では、中国側はアメリカに対抗しようとしており、国防戦略が外交に絡んでくると危険な「勘違い」が生じやすくなる構造も浮き彫りになっている。 ●オバマ政権のアジアにおける「軸足」の根拠となる米軍の軍事戦略は、国防省内では「エアシーバトル」として知られている。 ●この戦略は、海・空軍の長距離機動投射能力を使って、潜在的な敵国が米軍を「

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  • 尖閣/デモ問題についての「解釈」の違い | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は晴れているんですが雲が多めで不安定そうな雰囲気が。 さて、尖閣問題に端を発する中国におけるデモや日の人や資産にたいする破壊・テロ行為が行われておりますが、これをちょっと冷静な目で簡単に分析してみようかと。 まずこの分析を行う前に参考になるのが、「冷戦」の原因についての、英語圏の分析の解釈の違いです。 「なぜ日中間の紛争に冷戦の分析なんだ!」と“違和感”を感じる人もいるかもしれないのでまずお断りしておかなければならないのですが、「冷戦」(the Cold War)というのは、その当時の世界中の知識人を巻き込んで悩ませた大問題であり、その原因(誰がその紛争を始めたのか)については、当然ですが現在でも歴史家の間ではひとつの大きな学問分野として確立されているほど。 そして当時の世界の政治学者たちは、自分たちの頭脳を最大限発揮して考えた末に、かなり単純ではありますが、冷戦の原因につ

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  • シリコンバレーでは「ハードウエア」の開発が熱い | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は相変わらず朝から暑いですが、多少雲が出てきてくれたおかげでここ数日よりも過ごしやすい気が。 さて、ちょっと前のものですが、またテクノロジー関係について興味深い記事がありましたので、その要約を。 内容は「シリコンバレーでハードウエア開発がブームになっている」ということでして、これは「ものづくり」が大事な日にとっては気になるところかと。 「軍事における革命」(RMA)に関するでトフラー夫は、第一次湾岸戦争(イラク戦争)を「完全に3次産業だけで行われた戦争ではなく、2次産業との組み合わせだった」と指摘しておりますが、このようなテクノロジー界における「2.5次産業化」の例を実際に実感させてくれるような良い記事です。 === シリコンバレーの「ハードウエア・ルネッサンス」 by ニック・ビルトン&ジョン・マーコフ ●近年のシリコンバレーは「シリコン」を忘れているようだった。それ

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  • 「行列で待つこと」についての心理学 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は相変わらず昼間が真夏日です。洗濯物には最高かと。 さて、久しぶりに記事の要約です。今回は心理学に関するものですが、これはビジネスなどにかなり応用が効くものかと。 たとえば以下に出てくる鏡の例などは、ビジネスマンや経営者向けのセミナーなどではよく使われる例ですね。私も自分の新刊に似たような例を書きました。 これも「手先」や「技術」による絶対的な数値の改善ではなく、あくまでも人間の心理をうまく使ったシステム的な「抽象度の高い解決法」ということでヒントになるものです。 === なぜ「行列で待つ」のは拷問なのか by アレックス・ストーン ●数年前のことだが、ヒューストン空港の幹部が、利用者からの多くのクレームに直面して困ったことがある。 ●それは、「飛行機からの荷物を受け取るテーブルのところでやたらと待たされる」という利用客からの不満だった。 ●これに対応するために、この幹部たち

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  • 「違和感がある」はマズい | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から晴れております。朝晩は過ごしやすくなってきましたが、今日は暑くなるとか。 さて、久々に私のコメント的なことを書きます。 昨夜もTwitterのほうで書いたのですが、最近「違和感がある」というコメントが気になってしかたがない。 この言葉はもちろん以前からよく使われていたのですが、とくにネット上では去年の原発事故あたりを境にして「誰々さんのコメントに違和感がある」という形でよく使われております。 しかも日では立派な新聞やテレビに出ているコメンテーターまでがこのような「違和感がある」とコメントしていて、私もそれについて「違和感」なくスルーしておりました。 ところが最近になって、このコメントが非常にマズいものであることに気づいたのです。 ご存知のように、私は去年までイギリスに留学していたわけですが、それまでは向こうの人間と議論などをする時は、「違和感がある」という言葉など使

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  • 尖閣諸島:中国側の識者の視点 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から晴れておりまして、昨日と比べてかなり暑くなりそうな。 さて、メルマガの原稿のために以前から調べていた「中国側の視点」について、ひとつ面白い記事がありましたのでその要約を。 === 日の尖閣戦略の裏にあるもの by Joe Hung ●数ヶ月前に石原慎太郎東京都知事が尖閣の三島の購入を決定したが、彼は都が買わないと尖閣を守れないと考えていたために実行に移した。 ●野田政権もこれに追従。その発表のタイミングが重要で、これは首相が属する与党の民主党が、小沢一郎の脱党によって弱体化した時に行われたもの。 ●東京と北京を仲違いさせるだけでなく、台北と東京の関係まで悪くしてしまうのにもかかわらず、なぜ野田首相はあえてこのようなことを発表したのだろうか?ところが野田首相自身はどうやら総選挙に勝つための最善の策だと考えているらしい。 ●日は尖閣領有を主張している三カ国の中で最も弱

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  • なぜガジェットで「宗教戦争」が起こるのか | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は気温が低めですが、朝からスッキリよく晴れております。 昨日のことですが、あるところで文系の先輩知識人の集まりに参加してきました。とても勉強になりまして、いろいろ知的刺激を受けてきたところです。 今週末のオフ会の発表は個人的にもかなり楽しみ。ご期待下さい。 さて、テクノロジーに関してまたまた面白い記事があったのでその要約を。 「最新機器」というのは、人間の感情とむすびつきやすく、それが「宗教戦争」を起こす原因となっているという興味深い記事です。 政治学や心理学との共通項もありますし、ブログではおなじみの「恐怖」「利益」「名誉」という三要素に関する話もあります。 これはブログで何度も強調している通りです。「テクノロジー」というものには、人間の思想や感情が込められている、ということです。 === テクノロジーに関する罵詈雑言コメントと「宗教戦争」 ●ある読者から以下のようなコ

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  • ビル・エモットの「日英比較論」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は昼くらいから快晴でした。もう梅雨明けですね。ってそれは無理ですが(苦笑 さて、ある専門誌に日英の「戦略的影響力」を比較した面白い論文が載っていたのでその要約をここに。 著者はあのビル・エモットで、イギリスの「エコノミスト」で長年編集長を務めていた他、日でも取材経験が豊富な人材です。 まるでジョセフ・ナイの「ソフト・パワー」論ですが、一つの要素だけ取り出して科学的に検証しようというアメリカの「政治科学形式」のやりかたではなく、すべての要因をブレンドして見ていこうとする姿勢(スタディーズ方式)に、なによりイギリスっぽさを感じてしまったのは私だけでしょうか。 === 「戦略的影響力」とは何か?:日英の比較 By ビル・エモット ●アメリカの政府関係者によく使われる言葉に「戦略的影響力」(strategic influence)というものがあるが、これはけっこう狭い意味で使われて

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  • フェイスブックの幻想 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から晴れております。 さて、テクノロジーと人間社会についてまた記事の要約です。 今回はアメリカの若手保守系コラムニストによる、「ネット当に新しいビジネス足りうるのか?」という興味深い分析を。 === フェイスブックの幻想 by ロス・ドーサット ●21世紀の最初の十年間に出てきた経済面での壮大な幻想が二つある。 ●一つは「住宅価格はノーマルな経済のトレンドに束縛されずに上がり続ける」というものであり、もう一つは「われわれはウェブ2.0時代にネットを使って大いに稼げるようになる」というものだ。 ●もちろん最初の幻想は2007年と2008年の住宅価格と株式市場の暴落で崩壊したが、ウェブ2.0という幻想は長続きしたため、騙されやすい投資家たちは、先週フェイスブックがNASDAQに上場した時に手痛い損害を被ったのである。 ●フェイスブックがブルームバーグ・ビジネスウィーク誌に「

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  • アル中の特効薬? | 地政学を英国で学んだ

    今日の仙台は昨日の雨から一夜明けてよく晴れました。 さて、いつもとは違ってアルコール中毒の治療法に関する興味深い記事がありましたので、その要約を。 なぜアル中の治療法がこのブログに関係しているかというと、それは「テクノロジー」についての思想の一面がここに色濃く反映されているからです。 === アル中を「完治」する方法は存在するか? ●もしアルコール中毒が「病気」だとすれば、それを「治す」錠剤はあるのだろうか?答えはイエスであり、ノーでもある。 ●この症状の患者について長年調査した結果、何人かの研究者たちは、いくつかの薬とセラピーを使えば、この深刻な依存状態を解決することができると考えはじめている。 ●何人かの患者は、この方法で「完治した」と感じるという。 ●たとえば49歳のアル中の女性は、いままで試した四つのプログラムに失敗した後に、ナルトレクソンという薬を使ってようやく依存症を脱すること

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  • うるさい奴のノイズを消せ! | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝曇りがちでしたが、日蝕のあとから晴れだしました。私は日蝕のことすっかり忘れてましたが・・・ さて、ブログに数週間前にアップした「孤独が創造性をアップする」という内容の書評を覚えているかたもいらっしゃると思いますが、あの話の続編とでもいうべき記事が出てきましたのでその要約を。 ちなみに私がここで紹介したその「孤独」(原題はQuiet)は、なんと分厚いのにもかかわらず日で翻訳されるのが決まったみたいです。 しかもブログに書かれているものをある出版社の人が見て、ということらしいです。意外とブログは影響あるんですかね?? ということでまずは要約を。 === 「壁」の復活?:職場のうるさい隣人をブロックする方法 ●世界中のオフィスでは壁がどんどん消滅して行っているが、パーティションの中の孤独を好む人たちは、色々と対策を練っている。 ●いままでの彼らのやりかたは、や書

  • ベンチャー企業の地政学 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はよく晴れました。土曜日でこれだけよく晴れたのは久しぶりじゃないですか? さて、IT系企業の立ち上げに必要なベンチャーキャピタルについての興味深い記事がありましたのでその要約を。 内容はヨーロッパではなぜフェイスブックのような企業が育たないのか、その考察です。けっこう「地政学的」な話だったのでビックリ。 === ヨーロッパのテクノロジー会社の立ち上げの苦労 ●パリ郊外のヌイイ=シュル=セーヌのオフィスビルの上階には、ネットビジネスで一旗揚げようとする若者が集まっている。 ●彼らは次のグーグルやフェイスブック、それにジンガなどを狙っているのだが、シリコンバレーと違って、何かが足りない。 ●それは、マネーである。 ●アメリカのシリコンバレーでは、ネットビジネスを開始しようとすると、ベンチャーキャピタリストたちがかなり初期の段階から資金を用意してくれることが多い。 ●ところがヨーロ

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