タグ

ブックマーク / agora-web.jp (297)

  • 人間関係は「誰と付き合うか」ではなく「誰と付き合わないか」 --- 内藤 忍

    少し前になりますが、「バカの壁」というベストセラーがありました。人間には理解できない限界がある。いくら説明しても根的な考え方に違いがある人とは、乗り越えがたい壁があるから、最後まで分かり合えることは無い。そんな内容であったと記憶しています。 人間関係を深めるために理解をしてもらうように心を尽くすのは大切ですが、世の中にはどうやっても理解し合えない人がいる。これも現実です。訳のわからない主張を堂々としてくる人に、こちらの常識を説明しても、相手からは非常識だと思われてしまう。どうにも対応できない状況です。 例えば、マスコミで報道されている殺人事件。ストーカー事件の犯人の動機を聞くと、あまりの理不尽さに愕然とすることがあります。犯罪を犯す側の論理は被害者にはまったく相容れないものですが、相手をいくら説得したり説明をしたりしても解決しないように見えます。 家庭環境や今までの人生経験の違いなのかも

    人間関係は「誰と付き合うか」ではなく「誰と付き合わないか」 --- 内藤 忍
  • 移民に頼らず「脱少子化」は可能か? --- 東猴 史紘

    (1)少子化は国難である 安倍政権は少子化は国難と位置づけている。最近では少子化対策のために全国都道府県に「少子化危機突破基金」を創設する案をまとめたり、「婚活街コン議員連盟」を設立したり、その動きは活発である。 しかし不思議と少子化対策としての「移民」についてはあまり議論がなされていない。一国の経済成長率=人口成長率+一人当たり実質GDP成長率(労働生産性)であることから、少子化問題としての移民政策はわが国の経済成長にも関わる避けては通れない議論である。 一方で移民受け入れには反対する声が多いのも事実である。私自身も、できることなら移民を受け入れることなしに脱少子化を実現してほしいと思っているが、ここで改めて移民に頼らず脱少子化は可能かを考えてみたい。 (2)脱少子化に必要な移民受け入れの数 少子高齢社会と人口減少が同時に進んでいるという危機にある中で、仮に移民に頼るとしたら受け入れな

    移民に頼らず「脱少子化」は可能か? --- 東猴 史紘
  • 秘密保護法って何?

    きのう特定秘密保護法案が、衆議院会議で可決されました。これを「強行採決」というメディアがありますが、これは昔の55年体制の言葉で、今は使いません。与党が衆参両院で過半数を占めているときは、閣議決定した段階で法案は通ることが決まるので、十分審議して修正した法案を採決するのは当たり前です。 「原発反対運動が弾圧される」とか言っている人は、条文を読んだことがないのでしょう。これは「わが国の安全保障に関する情報」を守る法律で、原発なんか関係ありません。いま日には軍事・外交機密を守る法律がないため、「スパイ天国」といわれています。この法律は、それを防ぐスパイ防止法なのです。 だからマスコミは来の取り締まりの対象ではないのですが、彼らは熱心に反対しています。政府の隠す情報を暴くのは彼らの仕事ですが、それが合法か違法かは別の問題です。毎日新聞の記者が沖縄の基地についての情報をもらした西山事件では、

    秘密保護法って何?
  • 警察OBが生活保護の水際作戦で採用されている件と、超簡単な突破方法。 : アゴラ - ライブドアブログ

    社会・一般 警察OBが生活保護の水際作戦で採用されている件と、超簡単な突破方法。 「生活保護の水際作戦に警察OBが雇われてるって知ってますか?」 先日、福祉を学ぶ大学生からそんな話を聞いた。自分が過去に書いた生活保護に関する記事が面白かったというので、それに関する話をしているうちに出てきた話題だ。コワモテの警察OBを使って、相談に来た困窮者を追い払ういわゆる「水際作戦」をやっているという。 ■警察OBが生活保護の窓口にいる理由。 さすがにそこまで露骨な事を大々的にやるとは思えず、ごく一部の特殊な事例だろうと思っていたら、そうでもないらしい。ウェブで検索をすると警察OB配置を懸念する記事や、すでに多数の警察OBが雇用されているとの新聞記事も散見される。 2012年11月には弁護士会が「警察官OBの福祉事務所配置要請の撤回を求める意見書」なるものを厚生労働省に提出している。一部抜粋した内

  • 山本太郎氏当選に思う--噛みしめるべき格言「教育のない民主主義は無意味 : アゴラ - ライブドアブログ

    科学・文化太郎氏当選に思う--噛みしめるべき格言「教育のない民主主義は無意味 科学と理性に背を向けた人を信任 7月21日の参議院選挙は自民党圧勝という結果になった。私は特定政党を支持しないが、自民党の影響力が強まり政治が混迷して、何も決められない状況が終わることは一国民としてうれしい。 ところが残念なことがあった。東京選挙区で反原発を過激に主張する俳優の山太郎氏が当選したことだ。私は原則として選挙での民意を尊重する。しかし山氏は当選するべきではないと考えていた。 偉そうに聞こえたら恐縮だが、私はこの結果に「日社会の敗北」という感想さえ抱いた。そして「悪霊」(意味は後述)が社会を覆った恐怖を感じた。科学的な判断力を養わない教育、有名人に面白がって投票する幼稚な政治文化、理性的な判断をしない情報弱者の多さなど、日で観察される問題の悪しき集大成が、山氏の当選につながっている

  • 世界で勝ち抜けない「時間にルーズ」な日本人 --- 渡辺 龍太

    世界的に見て日人は待ち合わせに遅れないし、新幹線だって分刻みで動くし、通販だって指定した日付の希望通りの時間帯にだって届く。そんな事から日人の大半は、自分たちは時間にルーズでないと思っている。しかし、当にそうだろうか。これらの現象は、結果的に時間に正確に行われているだけで、他の先進国の住人が持ち合わしている時間を守るという観念が日にあるとは到底思えない。 なぜなら、日人が時間を守っていると思っている現象が、目上の人の言うことには絶対に従うという日文化の一部がそう見えるに過ぎないと感じるからだ。 私は米国で4年暮らし、東京発の英語ニュースの制作という外国人の多い職場で働いてきた。その経験から考えると、米国人に比べて日人は他人、特に目下の人に対する遅刻に対して何倍も厳しい。なので、多くの人は時間を守ろうという意識ではなく、目上の人に失礼がないように努力しているだけというのが質だ

    世界で勝ち抜けない「時間にルーズ」な日本人 --- 渡辺 龍太
  • プリキュアでカウンセリングを呼びかけるべき

    前に、「プリキュアを好む」というのは、「幼児性的犯罪の必要条件」という話を書いて物議を醸しましたが、児童ポルノ法改正案を提出が提出されたことで、もう少し考えてみたい。 ■児童ポルノ法で創作物の規制は止めた方が良い 橋下市長の「銃弾が雨・嵐のごとく飛び交う中で、猛者集団を休息させてあげようと思ったら、慰安婦制度が必要なのは誰だって分かる」発言で、従軍慰安婦・軍と性の問題が大問題になりましたが、性の問題はきれい事ではすみません。 性処理は誰にも必要なものです。 「成人に性的魅力を感じる人」にとっては、自由恋愛から創造物のポルノまで可能ですが、「幼児に性的魅力を感じる人」にとっては、創作物の児童ポルノは最後の砦で、それすら奪うのはあまりにも酷でしょう。 最後の砦すら奪ってしまったら、結果として、暴発する可能性を私は否定できません。 「幼児に性的魅力を感じる人」が存在することは、否定できない事実で

    プリキュアでカウンセリングを呼びかけるべき
  • 女子大生でも分かる、3年間の育児休暇が最悪な結果をもたらす理由。 : アゴラ - ライブドアブログ

    経済 女子大生でも分かる、3年間の育児休暇が最悪な結果をもたらす理由。 「城さんの記事読みましたか? 女性差別ってまだあるんですね……」 先日、知人の女子大学生からこんなメールが届いた。城さんとはもちろん、城繁幸氏の事だ。 ●優秀な女性が雇われない理由 彼女は城氏がJキャストに連載している記事を偶然読んだらしく、「女性が優秀にも関わらず採用されない理由」の内容について、いまだに就職で女性が冷遇されている事に呆れているようだった。しかもその理由が妊娠出産による一時的な戦線離脱というのだから、自分のせいじゃない!と思うのも当然だろう。そしてその後、現在話題になっている育児休暇延長に関する案を総理が発表した。 これから就職活動を始める女子大生にとってはこれほど切実な問題も無い。その学生に育児休暇延長についてどう思うか聞いてみた所、悪い方針ではないと考えているようだった。そこで「自分が経営者

  • インフレって何? – アゴラ

    安倍首相は「2%のインフレを起こせ」と日銀にもとめています。インフレとは、物価が上がることです。たとえばみなさんのおこづかいが1000円だとすると、10%のインフレが起こると100円のチョコレートの値段が110円になって、今まで10枚買えたチョコレートが9枚しか買えなくなります。みなさんはうれしくないと思いますが、安倍さんは何がうれしいのでしょうか? 「値段が上がると思うと消費がふえる」という人がいますが、これはかんちがいです。インフレというのは消費税と同じようなものだから、買えるものが少なくなって消費はへるのです。1997年の消費税率の引き上げのときも、3月まではかけこみで消費がふえましたが、4月以降はへって合計ではマイナスでした。消費税の引き上げにあれだけ抵抗する消費者が、インフレに抵抗しないのは変でね。 「インフレになると売り上げがふえる」というのもかんちがいです。インフレでふえるの

    インフレって何? – アゴラ
  • 大きな政府の終焉

    安倍内閣の支持率が支持率7割超えと、随分と大変な事になっている。 アルジェリアの人質事件や、中国海軍による海自護衛艦へのレーダー照射事件に落ち着いて対応出来たのが好感されているのは事実である。 これが、鳩山元首相や菅元首相であったらと思うと身の毛がよだつ。矢張り、民主党政権とは安定感が根から違う。 しかしながら、もっと根的なものが背景にあると思う。野党がどんなに美味しい話をした所で、国民は日という国に最早金がない事を知ってしまったのである。 小沢一郎議員が幾ら「国民の生活が第一」と繰り返した所で、国民が耳を貸す事はない。小沢議員も結局は財源がないにも拘わらず美味しい話で国民を釣るだけの「ポピュリスト」と見透かされてしまった訳である。 国に金がないとしたら、野党の振り出す手形は所詮「不渡り手形」に過ぎず、相手するだけ時間の無駄という事である。露骨にいえば野党は不要、用済みという事だ。

    大きな政府の終焉
  • ヤマギシ会はまだやっていた --- 島田 裕巳

    ふと、ヤマギシ会はどうなっているのだろうかと気になった。ヤマギシ会は、日で最大のコミューン、共同体であり、理想社会の実現をその組織の目的としてきた。創立は1953年のことで、ちょうど今年で60年になる。 私は、大学時代にヤマギシ会に関心をもち、宗教学のゼミでの調査をきっかけに、近づき、その運動に共鳴して、メンバーになったことがあった。今から40年近く前のことである。ヤマギシ会の共同体で生活していた期間は7カ月と短かったものの、その後も、ヤマギシ会を出てきた人間たちが中心になった、共同体つくりの運動に参加し、そのあいだはヤマギシ会ともかかわりをもった。 当時のヤマギシ会には、学生運動に参加した経験をもつ若い人間が多かった。ヤマギシ会は、1959年に「ヤマギシ会事件」を起こし、世間の注目を集めたが、それによって危険な団体とも見なされ、一時、運動は停滞した。ところが、学生運動崩れが多数参加する

    ヤマギシ会はまだやっていた --- 島田 裕巳
  • 日本に生まれたことは能力じゃない

    ブラック企業のすすめ – やりがい搾取 の続きです。 ■日人であるということは搾取してる 私は1年ほど上海の外れに赴任していたことがあります。 ちょうど円ドルが79円を付けた頃で、「日経新聞にヤオハン(覚えている人いるかな……)が出ない日はない」程度には中国は注目されていましたが、実際に、中国が今のように発展すると気で思っている人がどれだけいたか……、という時代です。当時、私がいた会社で工員の月収が900元(約10,000円)、マネージャクラスで2,000元(約23,000円)ぐらいだったと思います。私より20歳以上も年上の優秀なマネージャが「日製のビデオが欲しい」と、言いながら働いているのに、何も出来ない私が苦もなく買えてしまうのは、「搾取以外の何物でもない」のです。 優秀なマネージャが、そんな給料で働いているのに、何も出来ない私に、「運転手(営業担当の社員ですが)付きのクラウンを

    日本に生まれたことは能力じゃない
  • 大学が有能な人材を輩出するには : アゴラ - ライブドアブログ

    教育 大学が有能な人材を輩出するには 最近、大学はもっと実践的な教育をせよ、という声が実業界から上がり、中には、大学は職業訓練をせよという声もあるようです。 この原因は、大学が実業界の求めるような人材を輩出していない、ということでしょう。  ここでは、大学教員としての立場で、この問題を考えてみたいと思います。 どのような能力が求められているか まず、どんな能力を身に付けた人材が、今求められているのでしょうか。 現在の多くの知識は、インターネットの普及により、簡単に手に入るようになっています。また、現在、有用な知識でも、変化の速い現在、すぐに陳腐化することは避けられません。 たとえばプログラミング言語一つをとっても、短い間にどんどん変遷しています。 従って、現在では、知識そのものの価値は、あまり高くないでしょう。  それでは、どのような、能力が重視されるかというと、問題を発見した

  • 「ニート化農業」の追放と正直者復権の起爆剤、TPP交渉参加

    TPPは農業だけの問題ではないが、今回は農業、特に「米農家」に関して記述してみたい。 自民党は「聖域なき関税撤廃を前提にする限り、TPP交渉参加に反対する」事を決定したと言うが、関税障壁が農業の自立に何の役にも立たない事は、過保護が「ニート」の自立に役立たない事と同様意味がない。 そのニート(若年無業者)に就いて、小沢一郎氏はこんな発言をした事がある。 「人たちは『誰の迷惑にもなっていない』と言うかもしれないが、親の稼ぎでわしてもらっているうえ、国民全体で支える公共的サービスは享受している。 彼ら自身も問題だが、最も責任が重いのは厳しいシツケもせずに、ただ甘やかせている親たち。どうかしている。親自身が自立していないから、子供がまともに育たないのである。僕は自宅で小鳥を飼っているが、親鳥はヒナが大きくなるまでは一生懸命に世話をするが、一定の時期がくると冷たいほど突き放して巣立ちさせる。ニ

    「ニート化農業」の追放と正直者復権の起爆剤、TPP交渉参加
  • 日本の大企業は詰んでいる ―解雇規制緩和についての考察

    企業の株価が上昇する中、多くの大企業がリストラを行なっている。パナソニックやシャープ、ソニーなど日の錚々たる大企業が数千人単位のリストラを発表している。社員を自主退職に追い込むための追い出し部屋も話題になった。優良企業の電通もリストラを発表した。日も社員のクビを切って企業業績、そして株価が回復するアメリカ型の社会になってきたのだろうか。筆者は、今回の株価上昇は、もっぱらインフレ・円安期待によるもので、企業業績とはそれほど関係がないと思っている。しかし、日の大企業も業績が悪くなると社員のクビを切るという、アメリカ型になってきたというのはある程度は事実だと思われる。そして、これはかなり深刻な問題をはらんでいる。今日はそのことを論じよう。 多くの経済学者は、産業構造の変化に合わせて労働者が柔軟に移動するため、雇用規制の緩和が必要だとだと説いている。筆者もそのひとりだ。要するに、解雇規制

  • ブラック企業のすすめ

    体罰と丸坊主で謝罪、解雇規制について 追い出し部屋と、就活、体罰について 体罰や、アイドル・就活のことを書いてきたので、その流れでブラック企業についてもう少し考えてみたい。 ■ブラック企業とは wikipediaには以下の様に定義されています。 ブラック企業(ブラックきぎょう)またはブラック会社(ブラックがいしゃ)とは、広義には入社を勧められない労働搾取企業を指す。英語圏では一般的にスウェットショップ(英: Sweatshop)と呼ばれている他、中国語圏では血汗工場(中: 血汗工廠)とも呼ばれる。 すなわち、労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いたり、関係諸法に抵触する可能性がある営業行為や従業員の健康面を無視した極端な長時間労働(サービス残業)を従業員に強いたりする、もしくはパワーハラスメントという暴力的強制を常套手

    ブラック企業のすすめ
  • 小泉の時代:マクロ経済の難問 --- ノア・スミス(Noah Smith)

    ポール・クルーグマンは、2000年~2007年という言わば「小泉純一郎の時代」における日の経済成長は、世間が考えているよりもよっぽど強固なものであり、実際には米国の成長をも凌いでいた点を的確に指摘している。 以下の表は、日と米国の国民一人当たりのGDP(トータル・エコノミー・データベースより引用)の比率と、日と米国の15~64歳の成人のGDPの比率を比較したものである。 そこに示されるのは、一度も回復しない大きな景気後退ではなく、大いに回復する小さな景気後退である。米国レベルに収束をし続けた日は、もっと頑張るべきだったと考えられるだろう。ただし、人口統計学を考慮しない場合に見えてくる表面上の惨憺たる失敗は、どうにも明らかではない。 その通りである。日が失ったのは20年ではなく、10年だ。 さて、ここが難問だ。日の2000~2007年までの成長を加速化させた要因は何か? この期間

    小泉の時代:マクロ経済の難問 --- ノア・スミス(Noah Smith)
  • やまもといちろう氏とイケダハヤト師の対談イベントはなぜ決まらないのか

    いま、話題といえば、やまもといちろう氏とイケダハヤト師の対談企画である。人に会うたびにこの話題になる。まさに世紀の一戦。猪木対アリ、前田対カレリン、高田対ヒクソンに匹敵する。ところがなかなか話がまとまらないようだ。 なぜ、決まらないのだろう?観客として行こうと思っていた立場として、気になっていたことを述べる。 ■これまでの経緯 対談に応じようとしたイケダハヤト師を評価したいのだが まず、何のことかわからない人もいるかと思うので、これまでの経緯は日、TLで流れてきたイケダハヤト師のエントリーに、これまでの流れがわかるリンクがあるので読んで頂きたい。 「おい、切り込み隊長 ちょっと来い」 @kirik http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/20629 少し前だが、ガジェット通信でも記事になっていた。 http://getnews.jp/a

    やまもといちろう氏とイケダハヤト師の対談イベントはなぜ決まらないのか
  • スポーツにおける体罰について

    大阪の桜宮高校で痛ましい事件が起きました。 それによって体罰についていろいろな意見が出ています。 悲劇から始まった議論ですから、多くは体罰を否定する意見が多いのですが、私は体罰は容認しています。 ■体罰否定派と肯定派の意見 体罰の反対派として元巨人の桑田氏の意見を見てみましょう。 「体罰は自立妨げ成長の芽摘む」 桑田氏のいう体罰は、上下関係を利用した先輩の理不尽な要求はイジメであり、監督やコーチの機嫌で行われる暴力は虐待です。 それら全てを体罰として同列に語るべきものではありません。 体罰の肯定派として、桜宮高校の関係者の意見を見てみましょう。 涙して擁護するOBもいる桜宮バスケ部顧問の「素顔」 桜宮高校のOBには泣いて監督を擁護する人もいますが、それを指して「体罰が人格ゆがめた」「洗脳されている」などという人もいます。どうしてそのような受け止め方の違いが出るのか考えてみたいと思います。

    スポーツにおける体罰について
  • アベノミクスは成功した

    小幡さんの記事は何が間違っているのかよくわからないが、せっかくだから反論しておこう。 標準的なマクロ経済学で考えると、彼のいうようにアベノミクスは間違っている。ゼロ金利でいくらマネタリーベースを拡大しても物価が上がらないことは、ここ10年の日の経験でも、ここ5年の欧米の経験でも明らかだ。補正予算で金をばらまくケインズ政策で一時的に物価は上がるが、継続的なインフレは起こらない。 しかし一つだけ、インフレを起こす手段がある。通貨の信認を毀損することだ。「政府は円の価値を下げるためには手段を選ばない」と市場が受け止めると、円は下がり、外貨や実物資産に資金が逃避する。それが今、起こっていることだ。ここ1ヶ月で円の価値が1割近く急落したことで、アベノミクスはすでに成功したのだ。 問題はここから先、何が起こるかである。竹中平蔵氏は、「期待は自己実現する」という。 「この国は必ず成長できる」という期待

    アベノミクスは成功した