まず最初に。 私は上野千鶴子という人をさっきまで全く知らなかった。 今回の東大入学式祝辞に関するコメントの中に 「これまでの上野千鶴子の言動に反感を持っている人は素直にこの祝辞の良さを受け取れない」 というようなものがあって、まぁそういう人達もいるのかもしれないが、 私はこの人に思うようなところがあるわけでは決してない。 さて、入学式祝辞に関してであるが、東大入学式では毎年とても素晴らしい祝辞が送られていると思う。 特に去年(平成30年度)のものは強く印象に残っていて、ふと内容を思い出すことがある。 しかし当時(そして今も)、これが話題になることは全くなかった。 まぁ世の中には名文があふれているので、全ての名文が必ずしも脚光を浴びることはないのは当然だが、 今年の祝辞に感動したと言っている人達は、去年の祝辞を読んでも同じようにこれ見よがしに賞賛してくれただろうか? どうも当の新入生の中に、