スウェーデン中央銀行のCBDC スウェーデンの中央銀行は大手ITコンサルアクセンチュア社と提携し、テスト環境でのデジタル通貨「e-krona」発行実験を行っていくことを発表した。 この提携は、銀行がe-クローナについての技術的可能性の理解を深めることを目的としている。 アクセンチュアは公共調達によって選ばれ、テスト環境でのe-クローナ発行において技術的なソリューションの提供を行う。中央銀行によって契約の延長が行われた場合、最大で7年間プロジェクトが続けられる見込みだ。 現時点ではe-クローナ発行に関する決断を行っていないとしているが、以前よりCBDC(中銀デジタル通貨)の可能性に対し研究に取り組んできたことで知られる。 中銀は、スウェーデンでは国内での現金の使用が減少していると同時に、民間企業・民間銀行が提供するオンラインでの決済サービスが普及することによって、金融政策で経済をコントロール
CBDC検討グループを新設 日銀は20日、決済機構局に専門組織「デジタル通貨グループ」を新設したことを発表した。決済システム全体のデジタル化や中銀デジタル通貨(CBDC)の検討を推進する。ロイターが報じた。 デジタル通貨は、現金に代わってスマートフォンなどで受け渡し可能な電子的な法定通貨のこと。 決済機構局は「決済サービスの高度化」と「決済システムの安全性確保」を目的として決済システムの整備、業務継続体制の充実等の業務を行っている。 日銀は今年1月、イングランド銀行(BoE)を含む6の中央銀行と国際決済銀行(BIS)でCBDCの発行・利用例について共同研究を行う、「CBDCの活用可能性を評価するためのグループ」を設立した。 関連:日欧中銀と国際決済銀行、デジタル通貨発行の共同研究へ 2月には決済機構局内に若干名による研究チームを発足、今月2日にはCBDCの技術的課題についてのレポートが公開
子どものころ、両親の実家への帰省は、私にとっての重要行事だった。祖父母から、臨時のお小遣いがもらえるからだ。 「貯金しなさい!」という両親の声に耳を貸さずに使い切ってしまい、「お前の財布のひもは、本当に緩いな…」と、呆れられたものだった。 臨時収入があった場合、どれだけ消費に回すのかという「財布のひも」を示すのが、「限界消費性向」だ。「限界」とは「追加された…」という意味で、新たに増えた所得の中で、何%が消費に回されるかを示す。10万円の臨時収入があり、その内の8万円を旅行などに使い、残りの2万円を貯金した場合、限界消費性向は0.8(=8万円÷10万円)となる。 限界消費性向は、所得が低い人ほど大きく、高額所得者ほど小さいとされている。所得が低いと臨時収入の大半を使ってしまうが、高額所得者は収入に余裕があることから、臨時収入があっても追加的な消費に回す部分は少なく、貯蓄や投資などに使うこと
SBIホールディングス株式会社は12月20日、欧州でデジタルアセット関連事業を行うBoerse Stuttgart Digital Exchange GmbHならびにBoerse Stuttgart Digital Ventures GmbHへの出資を発表した。両社はドイツ第2位の証券取引所を運営するBoerse Stuttgartのグループ会社で、ドイツならびに欧州でデジタルアセット関連事業を推進している。 Boerse Stuttgart Digital Exchange GmbHは、Boerse Stuttgart GmbH、Axel Springer SEおよびFinanzen.net GmbHの合弁会社で、ドイツ銀行法に準拠した初のデジタルアセット取引所「Boerse Stuttgart Digital Exchange(BSDEX)」を運営している。BSDEXはドイツ銀行法第2
世界の金融機関は、独自の安全なメッセージ・システム「SWIFT(国際銀行間通信協会)」を使い、金融取引に関する情報を交換してマネーロンダリング規則を遵守している。現在、暗号通貨交換は規制当局から同様のシステムを構築するように圧力をかけられているが、その方法はまったく明確ではない。 昨年6月、影響力のある政府間マネーロンダリング監視組織、金融活動作業部会(FATF:Financial Action Task Force)は業界全体に衝撃を与えた。世界中の37の管轄区域に、FATF(「ファットF」と発音)が「仮想資産サービス・プロバイダー(Virtual Asset Service Providers)」と呼ぶ、物議を醸す新しい規則を課すように勧告した時だった。この規則は特定のしきい値を超える送金の送信者と受信者の識別情報の提供を取引所に要求するもので、「トラベル・ルール」と呼ばれる米国の銀行
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